「蚕桑」ってなんと読む?「かいこくわ」ではないですよ!
本日はまず、日本のこよみ・二十四節気(にじゅうしせっき)と七十二候(しちじゅうにこう)に触れましょう。
二十四節気は1年を24の節気に分けた古来の暦で、「立春」「夏至」などはこの分け方の中のひとつです。本日・令和8年5月24日は「小満(しょうまん)…気温、湿度が高まり、草木が茂るころ」で、夏の始まりとされる「立夏」の次の節気にあたります。七十二候は、一つの節気をさらに三区分し、より細やかな季節の移ろいの目安としたものです。
たとえば今は、5月21~25日ごろの「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」の候で「蚕がさかんに桑の葉を食べ始めるころ」、次の5月26~30日ごろは「紅花栄(こうかさかう/べにばなさかう)」で「紅花がさかんに咲くころ」というぐあいに分けられています。その昔は、季節ごとにすべきことや、入手できそうな季節の農作物などの目安になっていたようですが、現代では本来の季節感を知る目安になり、風流ですね。
ということで。本日は直近の七十二候にちなんで「桑」「紅」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「蚕桑」ってなんと読む?
「蚕桑」という日本語一般名詞の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「蚕を飼い、桑を育てること。養蚕の仕事」という意味です。
<使用例>
「実家の庭に大きな桑の木があるから、年をとったら蚕桑にチャレンジしてみたいわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 蚕桑(さんそう) です。
「桑(くわ)」の音読み「ソウ」は、高等学校で学習する程度の常用漢字の読み方で、やや高度ですが、読めたでしょうか? ちなみに「蚕桑」と全く同じ字の地名で、山形県白鷹街の「蚕桑(こぐわ)」もございますが、こちらは固有名詞ですので、一般名詞としては「蚕桑(さんそう)」で覚えましょう。
では2問目は「紅」という字の入ったクイズです。
【問題2】「紅蓮」ってなんと読む?
「紅蓮」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「深紅のハスの花」「猛火の炎のたとえ」「真紅の色のたとえ」「仏教の紅蓮地獄の略」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「『情熱』をイメージさせる言葉なら『紅蓮』なんてどうかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 紅蓮(ぐれん) です。
「紅蓮(ぐれん)」は、「炎」や「真紅の色」のたとえとしてもよく使われる表現ですので、大人のボキャブラリーとしてインプットしておきたい言葉です。アニメ『鬼滅の刃』の最初のテレビシリーズの主題歌として大ヒットした楽曲『紅蓮華(ぐれんげ)』にも、この言葉が入っていますね。
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本日は、直近の七十二候の話題から、
・蚕桑(さんそう)
・紅蓮(ぐれん)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/国立天文台ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















