日本全国に温泉宿は数多あれど、情報の海のなかから本当に満足度の高い一軒を見つけ出すのは至難の業。そこで、本連載では、国内外の温泉を巡りその神髄を知り尽くした温泉ジャーナリスト・植竹深雪さんに、自ら足を運び五感で確かめた上質な宿をピックアップしてもらいました。
極上の湯に癒されるのはもちろん、その土地ならではの美食やホスピタリティで心ゆくまでリフレッシュしたい! そんな大人の女性のニーズに応える至福の旅をナビゲートします。今回ご紹介するのは北海道釧路市にある「ラビスタ阿寒川」です。

公式サイト
全客室に温泉付き!壮大な自然美を満喫する至高の湯浴み
釧路空港から北へ車を走らせること約90分。深い森に囲まれた阿寒摩周国立公園の特別地域に佇む一軒宿が、今回ご紹介する「ラビスタ阿寒川」です。夏にピークシーズンを迎える北海道のなかでも、こちらは観光地の喧騒から完全に隔絶された静寂な環境。地上波テレビの電波すら届かず、時折、野生の鹿が姿を見せるほどの雄大な自然空間のなか、川のせせらぎや爽やかな緑を感じ、過ぎ行く夏を惜しみながら心身をリフレッシュするのに好適です。
温泉は、内湯と露天風呂を備えた男女別の大浴場「河神の湯」に加えて、趣の異なる貸切風呂が3つ。さらに、全客室に檜風呂があり、いつでも好きなときに好きなだけ温泉をひとり占めできるのが格別です。
「こちらの宿の温泉は自家源泉で、泉質は単純温泉。ほんのりと黄色みを帯びた湯に浸かると優しい浴感に癒されます。北海道ならではの自然美を眺めながら湯浴みできるのが至福で、大浴場の内湯は大きなガラス窓が壁一面に配され、原生林と川をパノラマで一望できるロケーション。一方、露天風呂は 川の目線に合わせた位置に設計されていて、阿寒川のせせらぎをより間近に感じられます。
また、貸切風呂や客室からも、日中はきらめく緑や川面が見えたり、夜間はライトアップされた原生林が幻想的に浮かび上がったりなど、時間帯によって表情を変える絵画のような景観に魅了されました」(植竹さん)
さらに、ドリンクやアイスクリーム、夜鳴きそばなど、無料サービスが充実しているのもうれしいところ。湯上り処には高機能のマッサージチェアもあり、温泉とあわせて全身の凝りをほぐす充実のリラクゼーションを叶えることができます。
阿寒川を望むレストランで北海道の旬の味覚を堪能
旅の醍醐味である料理も、北の大地の恵みを生かしたこだわりが満載です。通年の人気メニュー「コタン鍋」は、その時々の旬の魚介を贅沢に使用したブイヤベース仕立て鍋。さらに、数種類のメニューから好きなものを少しずつ、おかわりも含めて自由に選べる「心ばかり(お選び)」というサービスもゲストに好評です。
季節の限定メニュー(9月15日まで)では、さつまいものような黄色みと濃厚な甘みが特徴の「インカのめざめ」の冷製スープや、あっさりとしたなかにほのかな甘みと心地よい歯ごたえが際立つカレイの王様「王蝶(おうちょう)」のお造りなどが登場。四季をダイレクトに感じさせる味覚が並びます。
朝食は洋食か和食から選ぶスタイル。洋食では、温かい卵料理と地物の温野菜、和食ではブランド米「ゆめぴりか」に契約農場の卵を添えた卵かけごはんや道産豚のせいろ蒸しなど、それぞれの魅力が溢れます。
食事の会場は、夕食も朝食もリバービューのレストラン「ワッカ ピリカ」 。同じ場所ながら、夜はライトアップされた原生林を眺め、朝はきらきらと輝く清流を間近に見下ろしながらと、移ろう景色が北海道の味覚をより印象深いものにしてくれます。
以上、「ラビスタ阿寒川」をご紹介しました。手つかずの自然が残された国立公園内に佇む一軒宿で、温泉と共に自然美や北海道の味覚を堪能したい人は次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ラビスタ阿寒川(共立リゾート)
- 住所/ 北海道釧路市阿寒町オクルシュベ3-1
客室数/全64室
料金/朝夕2食付き 2名1室1名 ¥32,100~(税込) - TEL:0154-67-5566
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 中田綾美
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)

















