「暫し」ってなんと読む?「ざんし」ではないですよ!

明日、8月20日は『交通信号設置記念日』です。日付は1931(昭和6)年のこの日、東京の銀座や京橋など、34か所の交差点に、赤青黄色の3色の自動式交通信号機が設置された史実にちなんでいます。それ以前は人の手によって「進メ」「止レ」を表示する「交通整理機」と呼ばれるものを使用していましたが、自家用車が増え、バス、タクシー、都電などの交通網も劇的に発達した時代背景のなか、「交通信号機の統一」を要望する声が高まっていたそう。

当時の東京市がこれを受けて国へ要望し、自動式交通信号機の設置が実現したようです。現在では、交通信号機の存在が当たり前になり、待ち時間が長くなると「信号にひっかかる」などとも言われますが、改めて考えると、信号の待ち時間にも、社会の秩序を整えるための意義があるのですね。

ということで、本日は「時間に関する感覚」を表す日本語のクイズをお送りします。

【問題1】「暫し」ってなんと読む?

「暫し」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「少しの間継続するさま。ちょっとの間」という意味です。

<使用例>

「信号が点滅していますから、慌てず、暫しここで待ちましょう」

「○○し」。
「○○し」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は…  暫し(しば-し) です。

「暫」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。
「暫」の表外読み(常用漢字表に掲載されない読み方)です。

定(ざんてい)」「時(ざんじ)」など、音読みの「暫(ザン)」が常用漢字の範疇ですが、この字には「しばらく」「仮の」などの意味があります。「暫(しば)し」は文語的な響きもありますが、現在もよく使用される言葉ですので、読めるとベターです。古語の「暫(しま)し/限定された少時間内」が音変化した言葉で、辞書によってはこちらの読み方も掲載されておりますが、現代語としては「しば(し)」と読むのが一般的です。

では2問目にまいります。

【問題2】「漸あって」ってなんと読む?

「漸あって」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「しばらくして。少し時が経って」という意味です。

<使用例>

「漸あって信号の色が変わりましたが、横断歩道を渡らずに、その場で小休止しました」

「○○あって」。
「○○あって」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は…  漸あって(やや-あって) です。

こちらも常用漢字「漸(ゼン)」の表外読みです。

「漸」は「ようやく。しだいに」「少しずつ進む」などの意味をもつ字で「次(ぜんじ)/少しずつ変化したり進んだりするようす)」などの熟語に使われます。「あって」の「漸(やや)」は表外読みで難易度高めですが、字の意味を理解していると覚えられそうですよね。

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本日は、8月20日『信号機設置記念日』にちなんで、

・暫し(しば-し)

・漸あって(やや-あって)

をピックアップし、読み方や言葉の意味・背景などをおさらいしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:CHANELホームページ/『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京都公文書館facebook/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱