「鱧」ってなんと読む?魚に豊…なんでしょう?

明日は8月30日ですが、毎月30は日『EPAの日』です。EPAとは魚に多く含まれるエイコサペンタエン酸の略称で、中性脂肪を減らしたり、動脈硬化などの予防をするはたらききがあります。現代人の食生活では、肉中心になりがちなので、29(肉)を食べた次の日に、魚を食べてEPAを摂取するバランスのよいい食生活を!と呼びかける記念日です。

本日8月29日が『焼肉の日』でしたので、明日はお魚、いかがでしょうか?ということで、「魚偏の漢字」のクイズをお送りします。

【問題1】「鱧」ってなんと読む?

魚の名前で、「鱧」の正しい読み方をお答えください。

ヒント:夏に脂がのっておいしいとされており、湯引きに梅肉をあわせたり、天ぷらにしたりしていただきます。

<使用例>

「京都の祇園祭って、鱧祭とも呼ばれるんですってね」

かな2文字です。
かな2文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は…  鱧(はも) です。

関西や九州でよく食される魚です。
関西や九州でよく食される魚です。

「鱧(はも)」はウナギ目ハモ科の海水魚で、鋭い歯が特徴的なことから「歯魚(はも)」と表記します。また「はも」という呼び名は、この魚が、噛みついたり食いついたりする力にフォーカスした「食(は)む」からついたもの、といわれております。

「鱧」は関西でよく食され、例文にもあったように、京都の祇園祭では、祭の祝い料理・もてなし料理としてよく鱧が使われることから、別名「祭」とも呼ばれております。その昔、輸送力の乏しかった時代、海から離れた盆地である京都では、夏に手に入る鮮魚は大変貴重でした。ほかの魚が輸送中にいたんでしまっても、皮膚呼吸ができ生命力の強い「鱧(はも)」は、鮮度を保ったまま京都まで運ぶことができました。そこで、京都で特にがよく食される文化が根づいたようです。

また、8月30日は『中津ハモの日』(鱧の漁獲量の多い大分県中津市の魚市場によって設けられた記念日)にもなっております。

では2問目にまいりましょう。

【問題2】「𩸽」ってなんと読む?

魚の名前「𩸽」の正しい読み方をお答えください。

ヒント:本州では干物で食されることが多いです。

<使用例>

「あそこのお店が出す𩸽は、特に大きくておいしいわよね」

かな3文字です。
かな3文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 𩸽(ほっけ) です。

「魚+花」で、なぜ「ほっけ」なのでしょう?

「𩸽(ほっけ)」は、幼魚の体色が鮮やかな青緑色で、海面近くで群れでお良く姿が、まるで海中に咲く花のように美しい…ということで「魚+花」という字があてられたようです。「𩸽(ほっけ)」日本でつくられた国字で、音読みはございません。「ほっけ」という音の由来には諸説あり、前述の幼魚の様子が「北方(ほっぽう)の花」のようなので「ホクカ→ホッケ」になった、という説や、北海道開拓時代に、法華経の僧侶がこの魚のおいしさをひろめたから、という説などがございます。

***

本日は、毎月30日の『EPAの日』8月30日『中津ハモの日』などをご紹介しつつ、魚偏の漢字から、

・鱧(はも)

・𩸽(ほっけ)

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/京料理本家たん熊ホームページ/埼玉県魚市場ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱