【目次】
「4つのポイント」をおさえて
気象庁によると、2020年9月(東京都)の気温は日平均24.2℃最低気温は21.5℃、最高気温は28.1℃でした。
日が沈むのが早くなり、夕方には鈴虫が鳴き「秋」を感じることが増える9月。ただ、残暑はまだまだ厳しく、色に変化をつけるのがおすすめ。まだまだ暑い日のトップスを秋を感じる深い色へ変化させることで季節感を出します。またチェック柄などのシャツで秋物を取り入れ始めるのにもおすすめの季節です。
【1】残暑が厳しい秋の入り口に必要なアイテムは真夏とは違う「色」アイテム。「トップス×秋色」が正解。夏と気温は変化はないので茶色や深緑色、ボルドーなどの半袖やノースリーブ・麻/綿/透け感シャツで季節感を出す。トップスに色を持ってきたくないという方はパンツやスカートに取り入れて。
【2】ベースの色を白からくすみ色へ変化させる。グレーがあまりにあ合わないという人はネイビーなどの濃い色をベースの色に変化させる。トップスを春先に来ていた長袖シャツにしてパンツなどにくすんだ色を投入するだけで大人の上質な装いに変化が出ます。
【3】小物で秋を意識する。秋冬物のバッグやシューズをアイテムに少しずつかぶせていくだけで秋のコーディネートへと変化をつけられます。
【4】トップスは少しずつ長袖へ。急激な温度変化の際はトレンチコートやブルゾンを投入するとぐっと季節が深まります。
9月「上旬」の服装(1日~15日)
【濃い色アイテム・トップス】
秋いちばんに着るコク色シャツは淡色ボトムで暑苦しさを払拭
ブリックカラーのシャツで秋を意識したら、合わせるボトムは淡い色調を選び、上下を濃淡でつなげる工夫を。プリーツ風に見せたステッチや裾のフリンジなど細部に凝ったスカートは、シャツの知的な雰囲気と相性抜群。レオパード柄のバッグで外す遊び心も。
上下をカーキで揃え知的な女らしさが香るワンピース風の着こなしに
茶系のニュアンスを含んだカーキで、統一感をもたせたコーディネート。深みのあるグレイッシュなカーキバッグを加えれば、理想のソフトグラデーションが完成。イエローゴールドのこっくりとした輝きを重ねて、リッチな迫力もプラス。
ミラノマダムのような濃淡ブラウンでビターにまとめて
ドライな質感のレーヨン×リネンのワイドパンツは、深めのタック入りで脚のラインがきれいに見える。合わせるトップスは、ダークブラウンを選び、ぼやけないようメリハリをオン。前後差をつけた着丈が、腰周りをさりげなくカバーしてくれる。
黒トップス×ベージュワイドパンツ×スポーツサンダル
ヘルシーな美しさへの価値が高まる今、よりアクティブに過ごす毎日が心地いい。週末はオリーブグリーンの「スポーティサンダル」を主役に、躍動感に満ちた装いに。
【濃い色アイテム・スカート】
ミニマルなシャツを格上げする凝った洗練ディテール
至高のコットンと呼ばれる、希少性の高いエジプト超長綿「フィンクス」で織った生地で贅沢に仕立てたプルオーバーシャツ。ポケットなど全体的に施された黒ステッチが、シックなアクセントに。すそに前後差のあるデザインをパンツにフロントインすることで、すっきりと着こなしたスタイルです。白&グレーの涼感配色にもインテリジェントなムードが漂います。
白バンドカラーシャツ×キャメルスカート
シンプルでありながら、リッチ感漂う着こなしは、オンタイムの強い味方に。バンドカラーの白シャツとヴィーガンレザーのスカートとの端正なスタイルにこそ、レザーストラップが足首にしなやかに巻き付く、ヌーディなサンダルで、足元に抜け感を。
膝下丈タイトスカートでセンシュアルなスタイル美人に
オフホワイトのブラウスにアースカラーを合わせるのが今の気分。ジュエリーの煌きらめきでさりげなく縦ラインを強調してスタイルアップ。
辛口気分に回帰する今、極めたいのは白・黒・コニャックが織りなすシックなカラーリング
白・黒・コニャックのカラーリングは、ゆるふわな雰囲気よりもメリハリを効かせて、きりりと着こなすのが断然気分。ネックレスのパールでホワイトを少量投入しつつ、バッグのコニャックでリッチに仕上げて。
ネイビー&ブラウンの配色で新しい女らしさと優しさを
今の気分をまとったブラウンのボトルネックトップスに合わせたら、ネイビーのプリーツスカートの華やかなインパクトを実感! しなやかな素材で、動くたびに揺れる軽やかなスカートは、なにげない仕草までとびきり優雅に見せてくれます。
大人の余裕が漂う、ネイビーベースのカジュアルスタイル
ブラウスはボウタイを外し、フロントボタンを開けて着用。端正で華のあるストライプのブラウスが、休日のデニムスタイルに新たな女らしさをプラスします。ベルトバッグやサングラス、細身のフラットシューズなど鮮度の高い小物を加え、辛口に仕上げると、ぐっと洗練された装いに。
【濃い色アイテム・パンツ】
正統派のリネンシャツに優美なシルクの艶を効かせたおやかな色気を演出
リラックス感が漂うリネンシャツは、艶のあるシルクのパンツやスカーフで、女らしく仕上げて。ソフトな大きめバッグやレザースリッパを合わせたら、小粋なスロー・ダウンカジュアルが実現。
足元を彩る辛口配色で知的な遊び心を香らせて
●主役のスニーカーは…大人好みのシックな配色を、クッション性とモード感を備えた厚みのあるラバーソールでチアフルに印象一新。
旬バランスの決め手は、スパイシーな迫力ソール
●主役のスニーカーは…キューブ柄を配したホワイトソールとオレンジのバックストラップがいきいきとしたモード感を醸す。大人に人気急上昇中の『トレック コメット』。●着こなしは…アースカラーの装いにピリリと効かせて。
心地いい緊張感のある「モノトーン」で潔く、知的に表現
黒と白の配色でつくる計算しつくした着こなしには、大人の女性にふさわしいきちんと感が宿ります。白シャツ&ブラックの細身パンツのワンツーで完成させる夏のスタイリングは、白×黒の分量が50%ずつの配色で構成するのが正解! レフ板効果を狙う白トップス+黒ボトムの基本形に飽きが来たら、逆転の発想で、黒トップス+白ボトムにもぜひトライを。上下を入れ替えるだけで印象が様変わりします。また、アクセントカラーの入れ方も重要。少量のピンクを加えることで、好感度の高い洗練ベーシックに仕上がります。
「全身黒」スタイルは清涼感がすべて。必ずどこかに”透け感”を取り入れて
透け感のある黒シャツ&トレンドのハーフパンツで、溌剌としたエレガンスを感じさせる、夏のオールブラックを実現! ほんのりと肌が透ける涼やかなタイ付きシャツは、テクスチャーに遊びがあるぶん、きちんと感のあるセットインスリーブデザインを選ぶと洗練された印象に。肌の露出で抜け感をつくるのではなく、デコルテ周りやそでに透け感をつくるからこそ、キレのいい女っぽさが表現できます。そして、「全身黒」のサブルールは、小物でホワイトを投入することと、ヌーディな足元。これらがを夏のブラックエレガンスのセオリーにすれば、黒でも、重たく見せず、季節感を演出することが可能です。
9月「下旬」の服装(16日~30日)
【シャツやボトムスなどの面積の多い部分の色をくすみカラーへ変化させる・グレー/グレージュ】
グレーワンピース×黒ストラップサンダル×2wayバッグ
ワイドパンツとのバランスがロングニットをモードに魅せる
削ぎ落とされた美しさと、心地よさを追求したクリーンなコレクションが人気。センタースリットの入ったロングニットは、ハイネックデザインがミニマルな雰囲気。自宅での手洗いも可能と機能的で、暑い夏の時期にもぴったり。
新顔ローファー×ハイウエストパンツ
さわやかなブルートーンで統一した靴とパンツのペアが、フェミニンなレーストップスをアクティブにコーディネート。女らしいブラウスにマニッシュなローファーを合わせる甘辛スタイルも、こんなスタイルアップ力の高いペアリングがあれば、スムーズかつ上品に実現。
ペールブルー×グレーの余韻がシンプルコーディネートを脱無難に
しなやかなトップグレーのパンツに、ブルーのなかにかすかにグリーンみを帯びたようなカシミアシルクのリブニットが奥行きを添えて。ニュアンスカラーならではの、神秘的な女らしさが漂うコーディネートです。
グレービッグシルエットシャツ×黒クロップドパンツ×ヒールサンダル×レザーバッグ
ゆったりシルエットがリラックスした印象のシャツ&パンツの着こなしも、カーキ×黒なら都会的なムードに。合わせる小物もダークな色合いでまとめれば、クールなたたずまいが完成します。
ダークトーンの装いにもしなやかなベリーなら女らしさが香り立つ!
とろみ素材としなやかなシルエットがエレガントなベリーレッドのパンツに、知的なチャコールをこっくりとなじませたダークトーンの着こなし。しっとりとした女らしさのなかに、黒のハットなど切れ味のいい小物使いでハンサムなかっこよさを加味するのがポイントです。
【シャツやボトムスなどの面積の多い部分の色をくすみカラーへ変化させる・ネイビー】
豊かなドレープで魅せるネイビー×キャメルの新鮮トラッドスタイル
ボリュームシルエットが主流の今、サイズを上げて選ぶことも多くなり、メンズシャツを愛用する女性が増えている。特にこのネイビーのドット柄のように、クラシックな色柄が多いメンズシャツは必見。シルクのとろみと贅沢な布使いから生まれる美しいドレープを堪能したい。端正なトラッド風のキャメルのパンツも、モード感のある仕上がりに。
オフビートな小物ミックスで、リラックス感を表現
カジュアルに着こなすなら、往年の女優のリゾートスタイルを再解釈。ヘアバンドにしたスカーフやマキシサイズとミニサイズでメリハリをつけたかごバッグで、クラシカルな佇まいをさりげなく更新。そこに、アスレジャーなスポールツサンダルを加えるのがセンスの見せどころ。「育ちのよさを感じさせつつ、意外性のあるアイテムで外す。決めすぎないゆるさが今の気分です」。アートライクなゴールドのジュエリーで都会的な華やぎを添えれば、街で過ごす休日シーンにも映える着こなしが完成。
クリーンでモードなVネックワンピースをかごバッグで優しい表情に
計算されたプリーツで、自然なAラインを描くネイビーワンピース。Vネック&ノースリーブのクールな佇まいが、大ぶりかごバッグや白スニーカーのアレンジで、抜け感のあるリラックスカジュアルにシフト。
長めの着丈を生かしてゆるやかに結んだベルトがこなれ感のポイント
ボタンレスジャケットは、程よいゆとりをもたせて共布ベルトでウエストマーク。ロング丈のスカートと好バランスな、柔らかな立体感を表現。
カラーブロッキングワンピース×フラットシューズ×ハンドバッグ
フラットシューズなら、ビジネスミーティングからウィークエンドまで、上品に、自分らしく、自然体でいられる。プリーツスカートが優美なワンピースに、フラット靴を合わせた心地よいエレガンス・コーディネート。
シックなのにハッとするほどの鮮やかさを印象派トップスで投入
グレージュやブラウンといった洗練のシックカラーに季節の華やぎを加えるなら、断然ギンコイエローがおすすめ。トップスなら顔周りも明るくなって美人度が上がります。人気のチュールスカートに効かせるカラーコーディネートなら、初めての色でも気後れすることなく、上品に着こなせます。
【シャツやボトムスなどの面積の多い部分の色をくすみカラーへ変化させる・カーキ/グリーン】
ミニマルなシャツワンピース投入で凛々しくハンサムに
はおりとして着ているのは、小ぶりなシャツ襟がモダンなコットンワンピース。装飾を抑えたデザインとすっきりしたシルエットが、コンフォートなワイドパンツスタイルを、颯爽としたカジュアルに導いて。仕上げのシルバージュエリーでキレ味を。
白T×ジャケットのきちんと感を、半袖で瑞々しく楽しんで
コットンベース素材が心地のいい、一枚仕立てのジャケット。キリッとした襟とウエストシェイプのシルエットが、ビジネスにふさわしいきちんと感と女らしさを叶え、白Tスタイルを品格豊かに。
グリーントップス×白パンツ×黒プラットフォームサンダル
●主役のサンダルは…ナッパレザーのアッパー部分もラバーソールも黒で統一した、ストイックなデザイン。●着こなしは…清涼なバジルカラーのハイネックトップスとリネンパンツの足元に、ボリュームのある黒サンダルをピリッと効かせて。
シャープなフォルムのベージュシャツで知的シックな装いに
華やかな濃色レーススカートを、リネンシルクのビッグシャツでキリリと演出。スカートに特別感があるから、ワンツーコーディネートでも洗練が漂う。
バックストラップシューズ×スリットパンツ
習い事の日のカジュアルも、かかとや足首を端正に引き立てるペアで、大人のエレガンスを香らせて。靴を彩るクロコダイルのエンボスが小粋。
【小物にファーやスカーフ・生地の厚いアイテム・ショートブーツなどを投入する】
艶素材のカーキを主役に。濃淡グリーンを小物で加え華やかなこなれ感を演出
シルクのカーキのワンピースに、セージカラーのバッグやスカーフ、深いグリーンのバングルとサングラスをトッピング。
【ショートブーツコーデ】
甘めのポルカドット柄は黒ブーツでキリッと
コンパクトなクルーネックの黒トップスとポルカドットのスカートで、愛らしいモノトーンルックを楽しむカーリー。フェミニンなスタイルこそ、ビターな黒のショートブーツをプラスして、バランスのとれた着こなしに。
黒ブラウス×ブルーワイドパンツ×黒ショートブーツ
ノーカラーブラウスの襟元がなんだか物足りないと感じたときこそ、タイスカーフの出番。コンパクトに巻くだけで、おしゃれ度も美人度も急上昇。スカーフの色とパンツを寒色系でそろえる着こなしは、オンタイムにもフィット。
ブラウス&スカートのニュートラテイストが、秋色ベリーで印象派美人に変身
シルクの上品な光沢としなやかさを際立たせるベリーは、エレガントなブラウスにふさわしい色。ベリーと色調を合わせたプラムブラウンのスカートで、佇むだけでうっとりするほど、絶妙なニュアンスカラーの着こなしに。