やっぱりこの店には昭和歌謡が似合う!
会話を楽しみながら飲むのが好き。だから一人飲みや自宅で飲むことはしない。そんな熊倉さんにとってスナックは人との触れ合いを楽しみながら飲める、まるで親戚の家のようだという。
「ママが忙しい時は、私がお酒を作ることもあるし(笑)。そういうところ、親戚の家っぽくないですか?」
彼女の顔が少し赤らみ、ほろ酔いになったところでカラオケをリクエスト。場の雰囲気に合わせた曲選びが基本という彼女は「百恵ちゃんか聖子ちゃんかな」と、『プレイバック Part2』を選曲する。
ミラーボールの光に照らされながら、本家よりも可愛らしい歌声が響く。間奏の合間にタイミングよく入れられる弘美ママの合いの手。この雰囲気にのせられて酔っていなくても歌ってしまいそうだ。うん、『マンダム』には、やっぱり昭和歌謡が似合う。
大人の男性は質がよくて遊びを感じさせるアイテムを
仕事柄、熊倉さんはビジネスディナーも多く、そんな時相手の男性はスーツ。ついつい身に着けているものをチェックしてしまうのは、長くファッション業界に長くいるせいかもしれない。
「マインドはカジュアルだけど、質のよさを知っている。オーセンティックなスーツスタイルだけど、そんな大人の男性らしい遊び心を感じさせるアイテムをチョイスされていると、デキるなと感じます」
そんな彼女がスーツスタイルの男性に身に着けてほしい靴とバッグを選んだ。
クラシコイタリアの代表的存在『サントーニ』のドレスシューズとバッグ。どちらも手仕事による染色で、グラデーションがかかっているため、洒脱さがある。重厚すぎないブラウンはスーツのみならず、ジャケパンスタイルにも映える。
休日ならば、『サントーニ』の中でもよりラフなスニーカーがいい。
「真っ白なスニーカーが好き。オールレザーだけど、シボ感があるからかしこまりすぎず、成熟した男性も履きやすいはず」
バッグインバッグとしても使えるクラッチバッグは、シンプルなデザインでスタリングを選ばず使いやすいのが魅力だ。
会食後に訪れても仕事モードが抜けるのがスナックのよさ
最後に東京で働く女性として、バーよりもスナックを好む理由を教えてほしい。
「バーだと仕事の延長線上にあって、仕事関係の人と行くと仕事モードのまま。でもスナックは人間味に溢れているから、素の自分が出せるというか。相手との距離も縮まって話しやすくなるのもいいですよね」
オジサンが多い昭和的なスナックは、大人の美女から敬遠されるものばかりかと思っていた。でもつかず離れずの距離感を保つ『マンダム』には、忙しい日々を送る美女の心も和らげる効果を持っているのだ。
【マンダム】
問い合わせ先
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マンダム TEL:03-3715-7897
住所:東京都目黒区上目黒3-7-3 - 営業時間:21:00~深夜
定休日:日曜日
席料:ショットの場合のみ1,000円
メニュー:ビール小瓶1,000円、ハイボール900円、セット料金3,000円(ソーダを注文の場合は別途1本200円)
カラオケは1組1,000円で歌い放題
掲載商品の問い合わせ先
- リエート TEL:03-5413-5333
- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター
- PHOTO :
- 中田浩資