アニバーサリーやご褒美旅など、特別なニューヨークの旅なら、やってみたかったことを片っ端から叶えてみましょう。摩天楼を見上げながら碁盤の目のように刻まれた街を縦横無尽に闊歩し、ときに地下鉄も乗りこなし、思い切り笑って、はしゃいで。ニューヨークの空気が肌になじんできたようです。
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ミッドタウンの高層ホテルの部屋からセントラルパークを見下ろしてみたい。本場ブロードウェイのミュージカルを鑑賞したい。センスのいい街ブルックリンを効率よく回りたい……。ニューヨークに求めるものは、人それぞれ。それだけ魅力の多面体であるこの街を存分に楽しみ尽くすには、アクティブに動くことでしょう。
今回は、王道コースから話題の最旬スポット、賢い裏技的トピックスも交えて、今体験したいニューヨークを集めてみました。ストリートを歩いて、ウーバーを使いこなし、ときに地下鉄にも挑戦。通り名の標識を見て、頭の中で地図が描けるようになったら、憧れの街にちょっぴり仲間入りできた気がします。
■1:パーカー・ニューヨークでセントラルパークを見下ろしながらスイミング
ニューヨークの中心地、ミッドタウンのブティックホテル、パーカー・ニューヨーク。一番人気の朝食や行列のできるハンバーガーショップなどダイニングの話題もさることながら、個性豊かなファシリティにも注目です。ペントハウスのフロアには天井がガラスのドーム状の温水プールがあり、365日眼下にセントラルパークが眺められます。目覚めのひと泳ぎも「セントラルパーク・ビュー」は気持ちよさも格別。マンハッタン最大規模のジムには男女別のサウナを用意。男性には仕事やデート前にグルーミングができるバーバーや、女性にはロスで流行のシャンプー&セット専門店も。
729のゲストルームとスイートは、セントラルパークや摩天楼のスカイラインが望めます。ウッディーで落ち着く風合い、NHKが受信できることなど、日本人にとってうれしい居住性も。広さは約28平方メートル以上あり、ワークスペースもたっぷりあります。
問い合わせ先
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パーカー・ニューヨーク(Parker New York)
TEL:+1-212-245-5000 - 住所/119 West 56th Street, NYC
■2:ワンワールド・トレードセンターのVIPツアーで絶景をひとり占め
ワールドトレードセンター跡地に2014年オープンした、ワンワールド・トレードセンター。アメリカの独立年にちなんで1776フィート(541メートル)、104階のタワーは全米一の高さを誇ります。展望台がある102階まではわずか47秒。上昇中も、有史以前から現在までのニューヨークの変遷が映像で流れ、タイムトリップしたよう。展望台ではめくるめくオーディオビジュアル後にスクリーンが上がると、目の前にマンハッタンのパノラマビューが広がり、大歓声があがります。数々の資料や高さ100階が足下に広がるガラス床などのアトラクションも。また、夕暮れどきに人気なのが、ダイニングレストラン「ワン・ダイン」。サンセットに染まるマンハッタンを眺めながら、食事が楽しめます。
もしマスターカードの所有者なら、VIPツアーに参加できます。これは一般入場者が入れない、フルハイトの窓がぐるりとめぐらされた秘密の絶景ポイントへ入れるスペシャル体験です。
問い合わせ先
- ワンワールド展望台(One World Observatory)
- 営業時間/8:00~21:00(2018年9月5日~12月5日9:00~など、事前に確認を)
- 入場料/大人34ドル、マスターカードVIPツアー64ドル(マスターカード所有者のみ)
- TEL:+1-212-602-4000
- 住所/285 Fulton Street, NY
■3:地元の友人にガイドしてもらうようなブルックリンツアー
マンハッタンから橋を渡ったブルックリンは、高感度なショップが多く、ニューヨークのトレンドをけん引する街。なかでもウィリアムズバーグには思わず扉を開きたくなるおしゃれなショップがたくさん。ガイドブック片手に回るのもいいけれど、街の表も裏も知り尽くした地元のガイドに案内してもらってはいかが?
「ライク・ア・ローカルツアー」はガイドが自らの経験やエピソードを織り交ぜつつお気に入りの店を案内し、参加者が気になった店もフレキシブルに立ち寄る、筋書きのないツアー。ウィリアムズバーグでは、人気店が軒を連ねるベッドフォード通りからスタートし、ツーリストを見かけない路地裏や地元の人気レストランへも。気分はすっかりローカルです。建築や食をテーマにしたツアーもあります。今回はファッションと食をテーマに回ったお店を紹介します。
問い合わせ先
- ライク・ア・ローカルツアー(Like A Local Tour)
- 料金/大人50ドル(水・金・土開催、13:00~16:00)
■4:ブロードウェイで本場ミュージカルの洗礼を
世界トップクラスのエンターテイメントに触れられるブロードウェイ。タイムズスクエアを中心にブロードウェイ42~53丁目に劇場が集中し、数々の名作がここから生まれています。今回は幸運にも、「オズの魔法使い」のサイドストーリーともいえる「ウィキッド」のチケットを入手。ステージが想像以上に間近に感じられ、迫力の歌とダンスに圧倒されます。ストーリーの予習をしていくと、さらに楽しめるはず。
問い合わせ先
- ガーシュイン劇場(Gershwin Theatre)
- 住所/222 West 51st Street, NY
■5:ロウアーマンハッタンの食&買&遊の新名所
ブルックリン橋とマンハッタン橋を望むベストポジションであるピア17に、2018年新しい複合施設がお目見え。2012年にハリケーン・サンディによって崩壊してしまったサウスストリート・シーポートを、「シーポート・ディストリクト」として再開発。1.5エーカーの敷地にはレストランやブティックなどの商業施設に加え、屋外コンサートホールや映画館、ファーマーズマーケットなど、あらゆるエンターテイメントが大集合。川からの風が心地よく、ベンチなどが設置されているので、散策にもおすすめ。特にサンセットや夜景がロマンティック!
問い合わせ先
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シーポート・ディストリクト(Seaport District)
TEL:+1-212-732-8257 - 住所/19 Fulton Street, NY
取材協力
シリーズ「ラグジュアリー・ニューヨーク案内」
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子