東京自由が丘にある居酒屋「金田」。「金田」といえば、山口瞳と伊丹十三である。憧れの才幹が寛いだカウンター席で燗酒を飲むと心が緩むものだ。

清潔で、誠実で、旨くて適価。満員でも宴会状態にならない山の手人の遠慮。同じ菊正でも「金田」の 菊正はし不思議とうまく感じる。不思議な空間だ。

存在がパリ最上のパティスリー「ストーラー」のごとし「オーボンビュータン」

カウンターで1人の時間を過ごしたい

オーボンヴュータン尾山台店。スイーツファンが全国から押し寄せるウイークエンドは避け、平日の訪問をおすすめしたい。すてきな尾山台マダムと並んでいただくアイスクリームパフェの『ドーム・ペーシュ』(800円)はこれからの季節の欣快(きんかい)だ。ザンクにはワインのおつまみとしてシェフ手作りの生ハムが鎮座。13:30~14:00が昼休みなのでお気をつけあれ。住所:東京都世田谷区等々力2-1-3 TEL:03-3703-8428、営業時間:9:00~18:00 火・水曜定休日※祝日の場合は、営業することが多い HP:http://aubonvieuxtemps.jp/

「金田」からさほど離れていない尾山台の洋菓子店「オーボンビュータン」はある。焼きたてさっくさくのクロワッサンとブリオッシュ・・・自由が丘でフランス朝食を食ることができる。地下の厨房からそこはかとなく上ってくる甘い暖気が、創造以上にパリっぽいのだ。

売り場の雰囲気もまた、よくできている。ピシッと伸びた店員さんの背筋、丁寧な言葉遣い。当たり前のことだが、それが実に気持ちいい。また来たくなるそう思うのがこの店でもある。パスポート不要のフランスに出かけてみてはどうだろうか。

※価格は税抜きです。※2011年春号取材時の情報です。

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