TV版「探偵物語」で松田優作が乗りこなしているのを観て、ベスパを知った人は多いはず。クラシカルなデザインは着こなしに程よい抜け感を与え、男女問わず似合う。このイタリアが生んだスクーターのアイコンがずっと気になっていたというあなた。今最も買いの限定車が登場したので、そろそろ決断してはいかが?

スクーターのアイコン「ベスパ」

1968年に登場した「プリマベーラ」は(写真は当時のモデル)、長いシャシーで二人乗りがしやすい。
1968年に登場した「プリマベーラ」は(写真は当時のモデル)、長いシャシーで二人乗りがしやすい。

 航空機の技術を取り入れて開発されたベスパは、曲線で覆われた美しいフォルムと甲高い2ストロークエンジンのサウンドが特徴だ(近年のモデルは4ストロークに移行)。基本コンセプトを変えることなく、それでいてトレンドを巧みに取り込んだ改良を施す手法で、今もなおスクーターのアイコンとして世界中にファンを持つ。

 スタンダードモデルの「プリマベーラ」は、50cc、125cc、150ccから選べ、価格も手頃。初めてベスパを手に入れるなら、これがおすすめだ。ボディカラーは全5色(一部は特定の排気量専用色)。渋いグレーから華やかなレッドまで揃うが、他人と被らず、なおかつ洒脱な雰囲気を味わうなら、まもなく登場する125ccの限定車「アニベルサリオ」がいい。

「アズーロ・エ・マローネ」のコーディネートが完成!

「プリマベーラ」の誕生50年を記念した「Vespa Primavera 50th Anniversary Party」 (2018年9月24日/東京・豊洲)で展示された「アニベルサリオ」。
「プリマベーラ」の誕生50年を記念した「Vespa Primavera 50th Anniversary Party」 (2018年9月24日/東京・豊洲)で展示された「アニベルサリオ」。
シンプルなデザインで運転がしやすい。
シンプルなデザインで運転がしやすい。
125ccは2018年夏から免許が短期間で取得できるようになり(ATのみ)、今最も注目されているカテゴリー。初ベスパにぜひ!
125ccは2018年夏から免許が短期間で取得できるようになり(ATのみ)、今最も注目されているカテゴリー。初ベスパにぜひ!

「プリマベーラ」の誕生50周年にちなんだ「アニベルサリオ」は、スペックこそカタログモデルと同一ながら、2色の専用ボディカラー&シート、グレーにペイントされたホイールなどをまとう。注目すべきは専用のボディカラーで、アズーロ(水色)とマルーン(茶色)が用意されている。服好きの方ならご存知のように、この2色はイタリア人が最も大切にするもの。寒色と暖色の組み合わせが互いを引き立てることを知る彼らは、ネイビースーツとブラウンのタイに代表される着こなしを、トーンや素材で「調合」しながら、キリッと上品に見せる。いわゆる「アズーロ・エ・マローネ」だ。

 もうお分かりだろう。あなたが手に入れた「アニベルサリオ」のボディカラーに合わせ、服や靴の色を「アズーロ・エ・マローネ」でコーディネートすれば、もうそれだけで洒脱なベスパ乗りが完成するのである。ボディカラーはどちらでもOK。ただし入荷台数は合計50台とのことなので、色合わせに悩む前に購入を急ぐべし!

〈ベスパ・プリマベーラ50th Anniversario 125ABS(アニベルサリオ)50周年記念限定車〉
47万5,200円(税込み)
※出荷開始は2018年10月頃

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