「ダンヒル」が本格的にライターを開発・販売し始めたのは1914年。つまり1世紀近い歴史があるわけだが、その美しいデザインから収集家も多く、いつからか男のポケットの指定席に収まっている。
機能美溢れるダンヒルのライター
手になじむ美しいデザイン
道具としての緻密なメカニズムと、無駄のない洗練されたデザインに男心をくすぐられる。なかでも名品と確信しているのが、『ロンドン ローラライト』と呼ばれるヴィンテージモデル。
独創的なフリント交換機構を備えるモデルだが、秀逸なのはそのフォルムだ。手にしっくりとなじみ、握った瞬間に「火をつける」という存在意義が理解できる。それはまさにプロダクトデザインの真髄といえる、感覚的カタチである。
名品DATA
『ロンドン ローラライト』と呼ばれる写真のオイルライターは、1948年から50年代にかけ、英国内を中心に販売されていた希少品。全国の「ダンヒルブティック」では、年代物の自社製ライターの修理にも対応可。
※2011年夏号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2011年夏号より
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