それは「革」が放つ魔力に魅せられた男たちが生み育んだ、数奇な歴史をもつブランドだ。

最高級レザーには魔物が潜む?

スペイン貴族を虜にして以来、1世紀以上世界中に顧客を持つ至宝のレザー

●1846年創業●1905年日本では、女性の人気ばかりが目立つが、総合高級レザーブランドだけに、メンズアイテムも豊富! 特にバッグはファッションプロを中心に、隠れた伊達男の名品に。チョコ茶のカーフをアクセントに、さりげなく流行を押さえた男のためのオフ白トートも、人気を集めるモデルのひとつ。(ロエベカスタマーインフォメーションサービス)※参考商品
●1846年創業●1905年日本では、女性の人気ばかりが目立つが、総合高級レザーブランドだけに、メンズアイテムも豊富! 特にバッグはファッションプロを中心に、隠れた伊達男の名品に。チョコ茶のカーフをアクセントに、さりげなく流行を押さえた男のためのオフ白トートも、人気を集めるモデルのひとつ。(ロエベカスタマーインフォメーションサービス)※参考商品

ロエベのルーツは、1846年にマドリードで設立された皮革工房にある。その運命は、あるドイツ人革職人の来訪により激変した。彼=エンリケ・ロエベ・ロスバーグ氏はこの工房が使う滑らかなレザーに魅了され、この地で働きだす。そう、彼の才覚によりブランド、ロエベは誕生した。貴族の口づてに評判は広がり、ついに1905年、当代屈指のダンディ、アルフォンソ13世により、ロエベはスペイン王室御用達の栄華を賜ったのだ。

内側は情熱の赤!

ライニングの深紅のスエード使いに大注目! 表革からは想像できない、実にスペインブランドらしい、ドラマティックな演出と言える…
ライニングの深紅のスエード使いに大注目! 表革からは想像できない、実にスペインブランドらしい、ドラマティックな演出と言える…

BRAND STORY

国王が王妃を伴い足しげく通ったマドリードの1号店は伝説の名店に 確かな品質と高い創造性で、時代とともに上流階級の顧客を増やしていったロエベ。2代目エンリケ・ロエベ・ヒントンに王室御用達の栄誉を与えた国王アルフォンソ13世は、結婚したばかりの愛妻、ヴィクトリア・ユージェニー王妃を伴って、プリンシペ通りの‘ロエベ’店舗に足しげく通っていたとか。

※2011年春号取材時の情報です。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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