気に入ったシャツは完全に朽ちるまで

着倒したいものですが、

どうしてもその前に襟裏の汚れや

色褪せが目立ってしまって

着る気が失せてしまいます。

でもお気に入りのシャツを捨てるのって

実にもったいないですよね!

てことで、着ていないシャツは

襟、切っちゃいましょう!

ルイジ ボレッリの名作

「ルチアーノ」

ジャキーン!

フランスや英国シャツに較べると、

高い割には物理的な劣化が早いイタリアシャツ。

(悪いという訳ではなく、繊細さゆえの特性です)

こちらを台襟のラインに沿いつつ、

ところどころラフにラインを外しながら

ハサミを走らせて、ばっさり切断。

ほーう、こんな芯が入ってるのね、

なんて服好きならではの

贅沢な楽しみも味わいつつ・・・。

袖を通したら・・・ほら!

ナポリシャツの味わいプラス

着倒した味わいプラス

襟のほつれによる味わい=

実にいい味出してる

バンドカラーシャツ

のできあがり!

というわけで、

クラシコスーツに似合う

ラグジュアリーなシャツが

ポール・ハーデンに似合う

ブルーカラーなシャツに

変身!

以前はスーツやジャケットだけでしたが、

これならデニム、カーゴ、チノパン・・・

といった具合に

合わせられる着こなしの

バリエーションも格段に広がって、

晴れてタンスの肥やしから

ヘビーローテーションに昇格です。

洗濯機で洗い込むと

さらにいい雰囲気になるのも楽しみ。

失敗しても責任は負いかねますが・・・

皆様もぜひお試しあれ!

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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