いわゆる「老舗マニュファクチュール」ではないブルガリが、ハイコンプリケーション部門を制したことは、進化し続けている今の時計業界を象徴する。この「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」は、全部門を通しての最多得票を獲得した。

超絶的な技術で腕時計の限界に挑んだブルガリの傑作

ブルガリ「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」

「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」●手巻き ●チタンケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm ¥17,780,000(ブルガリ ジャパン)※世界限定50本限定

薄型であることと、音が響く空間が必要なミニッツリピーターであること。矛盾する命題に挑み、文字盤にスリットを入れるという発明を編み出した発想力は見事。山田五郎さんも「すべての点で『その手があったか!』と感服しました」と賛辞を惜しまない。

本格的に時計製造をスタートさせたのは1970年代と、老舗がひしめく時計業界においては、新進ブランドともいえるが、2012年に「オクト」コレクションが誕生して以降、さまざまな“世界一”のコンプリケーションを発表。ウォッチメーカーとしての実力を見せつけてきた。

この「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」の斬新に思えるデザインについて並木浩一さんは「スタイルを兼ねたコンプリケーションという点で抜きん出ている」と絶賛。常識の殻を破るアイディアと伝統的な技術が融合し、誕生したこのミニッツリピーターは、21世紀を代表する一本といっても過言ではないかもしれない。

  • 世界最薄となるわずか6.85mmのケース。そのサイズからは想像もできないほどに豊かで美しい音色を響かせる。
  • 9時位置のボタンを押すことでミニッツリピーターが作動する。ケースバックからは、その精緻なムーブメントが織りなす芸術的な動きを楽しむことができる
※掲載した商品は税抜です。

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<出典>
MEN'S Precious冬号「今こそ学ぶべき、お洒落・モノ生き方、伊丹十三STYLE BOOK」
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2018年12月6日発売 ¥1,200(税込)
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PHOTO :
戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
STYLIST :
関口真実
COOPERATION :
安里昌悟
WRITING :
川上康介
EDIT :
岡村佳代