1968年に誕生した「黄金の楕円」は、’70年代に爆発的なヒットとなり、「カラトラバ」と並ぶパテック フィリップを代表する時計となった。
誕生から50周年となった、2018年は、ブラック・ソレイユのダイヤルで、やや大きめのラージサイズモデルが登場。黄金分割から着想を得た個性的なケースにシンプルな文字盤。秒針や日付表示もなく、長短針は毛髪のように細い「シュヴー針」と呼ばれる針だ。松山猛さんによると、「サイズが変わっても繊細な美しさは昔のまま」だという。
華麗に進化した、歴史的名品の完璧なるデザイン美!
パテック フィリップ「ゴールデン・エリプス」
モダンとクラシックが融合したドレスウォッチは、今見ても新鮮。ブランドや時代を代表するアイコンとしての存在感は抜群だ。今回のアワードでも、審査員たちの間で大きな話題となったのは当然といえるだろう。
櫻井賢之さんは、「ゴールデン・エリプス」のデザインを「絶対的な美しさ」と絶賛。美しさのポイントを「手首に張り付くような薄さ」だと語る。ちなみに新作モデルも厚さはわずか5.9mm。この薄さを守るために偏心マイクロローターを搭載した自動巻きムーブメントが採用されている。
本当の美は、時代を経ても変わらない。それを裏付ける超名門の傑作だ。
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- 川上康介
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- 岡村佳代