ストライプのタイをアレンジすることに長けたブランドが「ドレイクス」。つくり手のマイケル・ドレイク氏は、伝統的なレジメンタル・ストライプをベースにして、センスのいい色使いでまったく新しい表情に変える。鮮やかな色を投入したと思えば、シックな落ち着いた色の組み合わせで、品格のあるネクタイをデザインするのも得意だ。
イギリスを代表するネクタイ「ドレイクス」と「アトキンソン」
英国を代表する二つのストライプ
一方の「アトキンソン」は、英国保守本流のレジメンタル・ストライプをつくり続ける。海兵隊や空軍、そして王立海軍の伝統的なレジメンタルを模したデザインと色で、まさに正統派の胸元を飾るにふさわしいネクタイを具現化する。そんなレジメンタルを見事につくり上げるのが、こだわりの生地ロイヤル・アイリッシュ・ポプリン。経糸にシルクを、緯糸にウールを使い、弾力性に富むネクタイ地として優れた生地を、長年変わらずに使用する。
共にストライプ柄ながらも、デザインの裏側には、違う物語が流れているから面白い。
※2012年夏号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- パイルドライバー