『バカラ』のグラスに合うカクテルをオーダー

カウンター7席、テーブル席3つ、ソファ席1つがある店内の一隅に華麗なグラスを並べた棚がある。これはゲストが来店した時に使うため、店で預かっているもの。グラスの多さからも、この店が愛されている理由がうかがえる。

美しいグラスが並んだ棚

そのような紳士に合わせ、細田氏もそれぞれのカクテルの特性に合う希少なグラスを集めている。そこでバカラのミケランジェロに合うカクテルをオーダーする。

『サイドカー』1,600円

出てきたのはサイドカー。コアントローのオレンジの風味とコニャックの芳醇な香りが感じられる。 カクテル以外にも味わってほしいものがある。店も一緒に熟成するように、とカウンターに置かれているのはラガブーリンの樽。オープン翌年の6年前に10年ものから育てることを始め、継ぎ足しながら熟成を続けている。

『ラガブーリン』ワンショット1,800円

同様に熟成中の赤ワインもある。

『ルショット・シャンベルタン』(右)、『クロ・ド・ラ・ロッシュ』(左)

飲み頃は2020年以降とのこと。『ル ジェアン』に通いながら、熟するのを待とうではないか。 アルコールとともに味わいたい葉巻もある。

葉巻1,800円〜

カクテルの味、内装の美しさ、微かに流れるジャズ、そしてカウンターの革の質感と五感を刺激される。深夜に訪れても長居するゲストが多いのも納得の居心地の良さだ。

ゲストと店のギャップを埋められるよう、店は努力するだけ

洗練された内装に、ホテルクオリティの献身的な接客のため、敷居が高い雰囲気があるが、細田氏の温厚な性格のおかげでゲストに緊張を強いるようなこともない。少し背伸びしたい若いレディには喜ばれそうにも感じる。

長身の細田氏がシェイカーを振ると迫力がある。

最後に細田氏が目指すバーを聞いた。

「知識を伴った、高い技術を持つバーテンダーがいる店が良いバー。とはいえ、お客様の求めるものはそれぞれで、店との間にギャップが生まれるのは仕方がないこと。できるだけそこを埋めるべく、カクテルの味、接客、内装などを総合的に高めていくしかないと思います」

問い合わせ先

  • ル ジェアン
  • 住所/東京都港区南青山1-8-15 カーサ南青山1F
    営業時間/18:00〜28:00
  • 定休日/日曜
この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。
PHOTO :
帆刈一哉
COOPERATION :
ARTS
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