日本ブランドが作るブーツは、粋だ。見た目のダイナミックさこそさほどないが、緻密に計算されたシルエットに職人による繊細な手仕事、足入れした時のフィット感や履いたときの美しさはどの国の靴にも見劣りすることはなく、日本人の足だからこそ最も映えるのだ。次の一手をお考えならば、今回紹介する日本ブランドをぜひ参考にされたし。

足元を美しく魅せる日本ブランドのブーツ

創業100年以上の歴史を誇る老舗、大塚製靴のボタンブーツ

ブーツ¥76,000(大塚製靴〈シューマニファクチャーズ オーツカ〉)

日本を代表する老舗メーカーといえば1872年(明治5年)創業の大塚製靴だ。日本人に西洋靴の文化を根付かせ、さらには皇室御用達として皇族向けの靴の制作を請け負っている。そんなブランドならではのブーツはやはりボタンブーツだろう。創業当初の日本には、現代では当たり前である紐靴というものが存在せず、ボタンで留めるブーツが最上級のフォーマルだったのだ。その意匠は変わることなく現代に受け継がれている。従来のラウンドトゥからチゼルトゥに変わりシャープな印象となったボタンブーツは、やはりスーツに合わせて粋な履きこなしを楽しみたい。

自社工場にて一貫した靴づくりを行う、オリエンタルのショートブーツ

ブーツ(左)¥57,000、(右)¥62,000(ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店〈オリエンタル〉)

オンオフ兼用で使えるショートサイドゴアブーツは、日本の奈良県に本社と本社工場を構えるオリエンタルのもの。コバの張り出しを最小限に抑えたグッドイヤーウェルト製法により、品の良いドレス感と上質な履き心地を実現。履き口先端に施したスリットは、履きやすさを高めるだけでなくデザイン性も兼ねた機能美溢れるディテールだ。ボルドーカラーのシボ革、ダークネイビーのスエードともに定番カラーにはない大人らしい顔つきが美しい。

日本の「技」・「粋」・「匠」が融合した三陽山長のレースアップブーツ

ブーツ¥75,000(三陽山長 日本橋高島屋S.C.店)※12月現在

カーキ色の型押しレザーに同じくカーキ色のスエードを使用したコンビ素材の切り替えしデザインが大胆な三陽山長の「勘伍郎」。ドレスシューズを得意とする同社だけに、カジュアルなブーツながらも野暮になりすぎない秀逸なデザインは流石だ。丸みのあるトゥとVIBRAM®ソールを採用することにより履き心地を左右するホールド感や歩行時のグリップ力を極限まで高めた、大人のカジュアルスタイルにふさわしい1足となっている。

以上、日本ブランドのブーツを紹介した。長きに渡り日本人の足元を支え続けてきたブランドだから、合わないわけがない。日本「らしさ」溢れるブーツを履けば魅了されることこの上ないだろう。

※価格は全て税抜きです。

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PHOTO :
島本一男
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
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