英国人のスタイルをまねすることがお洒落とされた、80年代後半の世界的なブリティッシュブーム。そのスタイルを象徴するアイテムのひとつがブレイシズ(サスペンダー)だった。
「サヴィル・ロウでスーツを仕立て、ジャーミン・ストリートの有名シャツメーカーのシャツを着る人たちは、ベルトの代わりに皆ブレイシズをしている」そんな話が、ブリッティッシュスタイルを追求する人たちの間で話題となる。
ブレイシズと言えば、英国の「アルバート サーストン」!
バリエーション豊富なブレイシズの老舗
そのときまさにサヴィル・ロウの店に必ず置いてあったのが、「アルバート サーストン」のブレイシズだったのです。特にフェルトの帯にガットエンド(羊の腸を撚ったもの)を使ったモデルが最もクラシックで正統といわれ、「ビームス」のスタッフの間でもマストになりました。
このガットエンドのブレイシズ、今では供給ができなくなり牛革を使ったレザーエンドに変わってしまいましたが、今でもブレイシズといえば、「アルバート サーストン」が、英国を代表するメーカーとして認識されています。
※2012年夏号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- パイルドライバー