英国人のスタイルをまねすることがお洒落とされた、80年代後半の世界的なブリティッシュブーム。そのスタイルを象徴するアイテムのひとつがブレイシズ(サスペンダー)だった。
「サヴィル・ロウでスーツを仕立て、ジャーミン・ストリートの有名シャツメーカーのシャツを着る人たちは、ベルトの代わりに皆ブレイシズをしている」そんな話が、ブリッティッシュスタイルを追求する人たちの間で話題となる。
ブレイシズと言えば、英国の「アルバート サーストン」!
バリエーション豊富なブレイシズの老舗

-
【旬の柄物を取り入れるならブレイシズが大本命】
新作のペイズリー柄は、今季ネクタイに次いで挑戦したい柄物アクセの代表格。仕立てのいいサマーウールジャケットからさりげなくのぞかせれば、鮮度の高い着こなしが完成。[35㎜幅](フェアファクスコレクティブ〈アルバート サーストン〉)※参考商品 -
【どんな着こなしにも溶け込むベーシックな1本】
プレーンな無地のタイプは、とにかく応用が利くから何本あっても便利! 清潔な白シャツ、上品なグレーのトラウザーズと相性抜群なネイビーを、今夏は押さえよう。[35㎜幅](フェアファクスコレクティブ〈アルバート サーストン〉)※参考商品
そのときまさにサヴィル・ロウの店に必ず置いてあったのが、「アルバート サーストン」のブレイシズだったのです。特にフェルトの帯にガットエンド(羊の腸を撚ったもの)を使ったモデルが最もクラシックで正統といわれ、「ビームス」のスタッフの間でもマストになりました。
このガットエンドのブレイシズ、今では供給ができなくなり牛革を使ったレザーエンドに変わってしまいましたが、今でもブレイシズといえば、「アルバート サーストン」が、英国を代表するメーカーとして認識されています。
※2012年夏号取材時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- パイルドライバー