とある冬の雨の日…靴からコーディネートを
発想していったら、全身黒になってしまいました。
①雨でも染みない靴を履きたい
②パンツよりスカート&タイツのほうが
水はねを気にせず着られる
このふたつの理由から考えているうちに
トップもボトムも黒になってしまったのです。
でもスカートにはフェイクレザーを選び
マットな黒タートルニットに合わせることで
素材感の違いが、表情になってくれました。
さらにアウターの黒は艶のあるファーにして
屋内だけでなく屋外でも
黒一色が単調に見えないような工夫を。
ちなみに黒一色のコーディネートの隠し味に…と
加えているのがゴールドです。
ペンダント、時計、リング、バッグの金具と
ゴールドをあちこちにちりばめることで
華やかさが出ると同時に、
着こなしに楽しさが生まれたように思っています。
さて、この秋冬、黒を着るときに
ひとつだけ凝っていることがあります。
それが赤のアイシャドー。
黒の着こなしは、ともすると重い、暗い、さらには
怖いという印象を与えることもありますが
目元にはんなりと赤を加えると
どことなく優しく、女らしく見える気がします。
赤のアイシャドーなんて、もちろん初めてだったのですが
少し沈んだ落ち着きのある色味だと
地黒の私の肌色にも、意外になじんでくれました。
目元を赤くするときは、唇にはあまり色を感じない
素の唇より少し濃いくらいのローズを選んで
目元と口元がけんかをしないように心がけてみました。
黒=マンネリになりがちな色でもありますが
メイクでアップデートするという手もあるんだなと
新発見をしたこの冬です。
(写真/エディターH&J 文/エディターJ)