ラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』の冬の月号に掲載されたコートの中から、人気色やトレンド、その着こなしをピックアップ。高級ブランドのコート、世代別人気のコートなどを一挙にご紹介します。
【目次】
- 高級ブランドの人気色コート
- 高級ブランドの人気色コートのコーデ
- 人気のダウンコート
- 人気のダウンコートのコーデ
- 人気色チェスターコートのコーデ
- 20代に人気のコートのコーデ
- 30代に人気のコートのコーデ
- 40代に人気のコートのコーデ
高級ブランドの人気色コート
【1】ファビアナフィリッピのブラウンレイヤードコート
イタリア独特の絶妙なニュアンスカラーを得意とするファビアナフィリッピですが、今シーズンはさらに機能性を重視したアウターにも力を入れています。左のダークブラウン×グレイッシュブラックのハーフコートもそのひとつ。
一見カジュアルな異素材ミックスのコートに見えますが、実はハリのあるコットンの5分袖コートと、キルティングダウンの2枚のコートを合体させたもの。それぞれ一枚で着れば、スポーティーにもフェミニンにも、さらにレイヤードさせれば、リッチなカジュアルに…と3WAYで楽しめる優れものです。季節を超えて着こなせるので、温度差が激しい旅行にも大いに活躍しそうです。
【2】サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロの黒コート
秋冬ワードローブの基本「ブラック」のコート。合わせる色を選ばないから、汚れが目立たないから…など、無難な選びに陥ってはいませんか? だれもが一着はもっているはずのベーシックアイテムだからこそ、だれよりもおしゃれに輝くには、最愛のクラスブランドの名品を手に入れるのが近道です。
高級ブランドの人気色コートのコーデ
【1】ジョルジオ アルマーニのグレージュコート
グレージュコートはノーブルな印象が強いので、たとえマニッシュなチェック柄パンツを合わせても、抵抗なく取り入れらえます。さらに艶やかな人気のミンクファーのスヌードを襟元に添えれば、女らしさもプラス。ファースヌードのニュアンスのある質感を強調するため、トップスはハイゲージのシンプルニットを合わせるのがコツです。
【2】グッチの赤コート
ハッとさせるような赤色の高級ブランドグッチのコートは、後ろ身ごろに入ったボックスプリーツや控えめなベルスリーブが際立てるシンプルで優雅なシルエットが人気です。
【3】フェンディの黒コート
黒のファーストールでボリューム感のある華やぎを添えたコートスタイル。
【4】フェンディのグレーコート
グレーコートに、人気の白のストールをスヌードのように首元に巻きつけて。重心をアップさせた、美しいシルエットのコーディネートにこの冬は注目です。
【5】ブランカのグレーファーコート
3種類のファーを組み合わせたコートはそれだけで絵になる存在。ふんわりと肩にはおり、冬の街を颯爽と歩きましょう。インはクリーミートーンで清潔感を意識するのが正解です。
【6】サンローランバイ アンソニー・ヴァカレロの黒コート
このうえなく上質で麗しいファーを、カジュアルなピーコートに仕立てた一着。やわらかな毛質のゴートファーは、最高に着心地がいいのも魅力です。リュクスな風合いをもちながら軽快な存在感を放つ理想のコンパクトファーが、最愛デニムをシック&ラグジュアリーにアップデートしてくれます。
【7】ラメツイードのネイビーコート
人気色のビジネス寄りなネイビーコートには、ストラップが取り外し可能で、オールマイティーに対応できるシンプルでクラシックなデザインの黒バッグが好相性です。
かわいいダウンコート
【1】CHIE IMAIのファーダウンコート
ミルキーカラーで統一したミンクファーとダウンコートのコンビ。意外性がありつつ揺るぎないリッチ感は、さすがのひと言です!
【2】ヘルノのファーダウンコート
フォックスファーとナイロンダウンを組み合わせた異素材コンビのコート。カットしたファーを、一定の間隔を開けてナイロンに縫い込むことで、味わい深いグレージュグラデーションに。袖を外せば、ファージレとして、エレガントなスタイリングを楽しめるところもうれしいポイントです。
人気のダウンコートのコーデ
【1】モンクレールの白ダウンコート
カラフルなスポーツウエアであふれ返るスノーリゾートでは、都会的でラグジュアリーな白がひときわ洗練されて見えるもの。美しいブルーフロストフォックスのファーを襟元にあしらった人気の白いダウンコートのほかは、モダンに黒で統一。鮮やかなモノトーンで洗練を極めましょう。
【1】ウィークエンド マックスマーラのブラウンダウンコート×白パンツ
スポーティーなカーキのダウンコートは、ポケットにあしらわれたフォックスファーとフード内側のラビットファーで、ラグジュアリーな雰囲気が漂う一着です。ウエストの絞りや太もも丈で、もたつかずきれいめに着こなせるのもうれしい。
人気色チェスターコートのコーデ
【1】ピンクチェスターコート
大人の愛らしさが漂うピンクのカシミヤコートを選択。定番チェスターの襟を大きめにして新たなバランスに仕立てたコートは、すっきりとしたシルエットも魅力です。
【2】カーキチェスターコート
キャリアの冬アウターとして欠かせないカシミヤのチェスターコートも、オフショルダーのややリラックス感のあるフォルムにアップデートしましょう。ニットのように軽くしなやかなカシミヤ素材なので、細身ながら、絶妙なメリハリのある美シルエットに。新たなベーシックカラーのカーキも、上品な質感で、くだけすぎない印象です。
【3】ニナリッチのベージュチェスターコート
凛として知的なたたずまいのチェスターコートは、ゆったりとしたシルエットでも女性らしい雰囲気に。この美しくて程よいボリューム感は、後ろ身ごろにあしらわれた構築的なカッティングによるもので、後ろ姿でも魅せる一着です。さらに、カシュクール風にウエストマークしたカシミヤカーディガンが、まろやかな女らしさを添えてくれます。
20代に人気のコートのコーデ
【1】ラルディーニのグレーコート×フォックスファー
ジャケットコートの襟元に、ボリュームのあるファーストールを巻けば、アウターを脱いでも華やかさはキープ。20代の女性にもおすすめのスタイルが完成します。
【2】シクラスのベージュコート×オリーブグリーンスカート
20代の女らしいオリーブグリーンのプリーツスカートも、人気のキャメルコートを合わせれば、ぐっとモダンな印象に仕上がります。
【3】マディソンブルーの赤コート×黒パンツ
極細18ゲージウールで編み上げたニットは、肌に吸い付くようななめらかさが魅力。トマトレッドのウール生地をたっぷり使ったビッグシルエットな一着です。こんなコートを、黒一色のスリムな着こなしに合わせたら…、コントラストの美しさに、ドキッとします。
【4】MOGAの黒コート×白カシミヤニットストール
黒コートにオフホワイトのニットストールを差し色使いして、20代女性にも人気のオールブラックの着こなしに抜け感を加えましょう。
30代に人気のコートのコーデ
【1】ファーリング バイ ガンニのネイビーファーコート×ブルーニット
華やかロイヤルブルーのニットを選んで、ダークになりがちな冬の装いにインパクトを。
【2】エストネーションの黒コート×柄マキシ丈ワンピース
ボタニカル柄が美しいロングワンピースと、上質なマキシ丈のコートがつくり出す、スラリとしなやかなシルエット。長い丈のワンピースは、コートからはみ出た裾丈バランスに迷うところですが、マキシ丈のコートであれば解決! 存在感のある人気のチェーンバッグで、華やかなアクセントを効かせましょう。
【3】カオスのグレージュコート×グレージュパンツ
淡いベージュからサンドベージュへと優しい色を少しずつ重ねた着こなしに、さらにボリューミーなセーブルストールを加えたら、一歩進んだリッチなグレージュグラデーションが完成します。共布ベルトをキュッと巻いて、大人の余裕が漂うエレガントな装いを楽しみましょう。
【4】ミカコ ナカムラのブルーコート×黒パンツ
極上のカシミヤ素材のコートは大人の女性に人気の一着。クラシカルな品格が漂いながらもドルマンスリーブで快適なところも魅力です。
40代に人気のコートのコーデ
【1】ジョルジオ アルマーニのグレージュコート×大判シルクカシミヤストール
ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのが定番人気のモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、大人の女性の雰囲気を醸し出しましょう。
【2】ブランカのグレーコート×異素材コンビファー
エレガントなスタイルを意識するなら、人気のローゲージニットとコットンパンツという休日カジュアルでも、ファーコートをまとい大人の迫力を演出しましょう。
【3】デザインワークスのイエローコート×ブラウンパンツ
色づく木々のようなイエローと毛足の長いモヘアシャギーとが相まって、存在感を放つコート。ビッグシルエットのきれい色コートは、中を茶のワントーンでまとめると今の気分に仕上がります。
【4】マックスマーラの白コート×白ニット
アルパカ、ウール、シルクのふんわりエアリーな質感はファーにも勝るリッチ感が魅力で、40代女性にもぴったりのコート。たっぷりボリュームあるシルエットが体を包み込み、袖のフリンジが遊び心を表現してくれます。