イヴ・サンローラン・ボーテ ブラック OP オーデトワレ

若い頃は香りをつけることに戸惑いがありました。自分の中のセクシュアリティと向き合う“照れ”があったのだと思います。女性らしいふくよかな香りを上手に纏えない自分に、ジレンマさえ感じていました。

そんな香り劣等性の私を面白いほど奮い立たせてくれたのが『ブラックOP オーデトワレ』、名香『オピウム』の新しい香りです。センシュアルでミステリアスなのに凛と尖った印象なのは、ラストに香るブラックコーヒーのせい? 女性性に囚われることなく、ぐっと気持ちを華やかに引き立ててくれるのです。

他にもこの春出会ったとっておきがふたつ。柑橘系の『トムフォード ベネチアン ベルガモット』は仕事モードに、ゲランの『アクア アレゴリア』はオフの日の定番として。じつは偶然ですが、どの香りも女性性の裏に凛としたマニッシュな顔をもっているのが特徴。いまだにセクシュアリティへの"照れ"があるのかしら? そんなことを思いながら、凛と尖った3つの香りの余韻を楽しんでいます。

◼︎1977年に誕生した『オピウム』は阿片という衝撃的なネーミングとエキゾチックで独特な香りが話題に。そのスピリットを受け継ぎ、現代版にアレンジしたこれは、ブラックコーヒーを加えてクールな表情を見せる。

 
この記事の執筆者
化粧品会社、出版社勤務を経て独立。ビューティ・エディター、美容ジャーナリスト。女性誌や美容誌で編集・執筆活動を続けるほか広告、化粧品マーケティングなど幅広い分野で活躍。ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。モード系メイクからサイエンス、ホリスティック系まで得意な分野は幅広い。著書に『人と比べない美人力の磨き方 美容エディター安倍佐和子のmy BEAUTY rules 』(講談社)がある。 好きなもの:ハワイ、海、サーフィン、Paris、旅、ダイヤモンド、ワイン、猫、草間彌生、パワースポット、天照大神、箱根神社、北欧デザイン、“イッタラ”、“ アラビア”、月美容、オーガニック、フィトテラピー、ADELE、桃、京都、温泉、赤倉観光リゾート&スパ
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クレジット :
撮影/戸田嘉昭(パイルドライバー) 文/安倍佐和子