ピエール・エルメ・パリとクリストフルがコラボした「ガレット・デ・ロワ」が話題
フランス語で「ÉPIPHANIE(エピファニー)」という言葉を知っていますか? 日本語では「公現祭」などと訳されているのですが、キリスト教の暦で1月6日は元々はイエス・キリストの降誕を祝う日でした。しかし、今では東方の三博士が幼いイエスを礼拝するために訪問したことを祝う日とされていて、14世紀から続くフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」を食べることになっています。
近年はフランスでも宗教的な意味よりも、皆で集まり、スイーツを分かち合って楽しむ新年の団欒のイベントとして楽しまれています。
パティスリーでもこの時期でのみ購入できる商品として人気なのですが、さらなる魅力がラッキーチャームとされるフェーヴ。ガレット・デ・ロワの中に潜むフェーヴを当てた人は、その日1日、王様または王女になり、その幸運は1年続くとも言われています。ピエール・エルメ・パリの場合、フェーヴは直接入れるのでなく、代わりに大き目のナッツが入っています。フェーヴにはコレクターもいて、その味わいはもちろん、フェーヴのデザインもガレット・デ・ロワの購入を決めるポイントに。
クリストフルのチャームで、新年最初の幸運をつかむ喜びが倍増!
ピエール・エルメ・パリの2019年度版のガレット・デ・ロワにはなんと、シルバーウエアのトップブランド「クリストフル」とのコラボレーションのフェーヴ(陶器製の小さなモチーフ)がついています。
ピエール・エルメ・パリとクリストフルの縁は深く、青山店のカフェでのカトラリーもクリストフルが使われています。今回モチーフとなっているのは、2005年にクリストフルが発売開始し、今も人気のコレクション「Idole」のスターリングシルバーリング。シンプルな輪郭をあえて不均整にしたデザインで、誓約と永遠性のシンボルであるリングをベースにしたフェーヴには、表裏に「PIERRE HERMÉ Christofle」「2019」と刻印。
ガレットには、クリストフルとのコラボレーションによる2019年限定フェーヴと、紙製の王冠がセットになっています。さらに、購入者のなかから限定10名に「Christofle × PIERRE HERMÉ」の文字を刻印したメダル型フェーヴが当たるサプライズ企画も。
メダル型フェーヴが当選した人には、同封された引換チケットをクリストフルの対象店舗に持っていくと、アンドレ・プットマンがデザインしたクリストフルの「Vertigo」コレクションビジネスカードトレーをプレゼントされるとあって、例年よりもさらに早めに完売してしまうかも?
2種類のガレット、あなたはどちらがお好み?
2019年のピエール・エルメ・パリから、古き良きスタイルか、または2019年の新しい味覚を楽しむか、悩ましい2種類のガレット・デ・ロワが登場しています。販売は2019年1月20日まで。早めの予約がおすすめです。 王様の目印なので、飲み込んでしまわないようにご注意を。パーティーの席に1台あると盛り上がりますよ!
ガレット オ ザマンド
芸術的なまでに美しく織り込まれたパート・フィユテのなかには、アーモンドクリームが入った定番のガレット・デ・ロワ。
ガレット メデリス
2019年新作のガレット・デ・ロワ。中にはレモン風味のアーモンドクリーム、ヘーゼルナッツ入りプラリネフィユテが入っており、表面にはクリストフルのメダイユのようなシルバーのマカロンコックがアクセントに。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 北本祐子