ただいまミラノにてこのブログを書いているのですが、
私、悩んでいます。
なにかというと・・・そう。お買い物のことです。


じつはイタリアにあるサルヴァトーレ・フェラガモのショップでは
「クリエイト」といわれる、1950〜60年代のアーカイブを
復刻したコレクションを展開しているのです。
そしてそれが、困ったことにどれもめちゃくちゃ格好いいのです!

 ちょっぴりラギッドなゴム底のプレーントウや、

 

かなり上質なカーフスエードを芯ナシで仕立てたものや、

アンディ・ウォーホルが履いていた
ペンキ跡までも再現したもの・・・。

ほかにも、ウィンザー公が履いていた
黒のラフィアを使ったリゾートっぽいモンクストラップなど
魅力的なモデルがいっぱいなのです。

しかも各モデル250足限定で
アーカイブの年号に加え、
シリアルナンバーも刻印されているという始末。

実をいうとこれ、私はもう1年半だか2年前くらいには
チェック済みだったのですが、
あえてこのブログにアップするのは控えてきました。
なぜなら日本に上陸するのを待って、
メンズプレシャスで先出ししたかったから・・・。
これ、メンズプレシャス読者の方にとっては大好物ですよね?

ということでフェラガモさんサイドには熱いリクエストを
ガンガン送っているのですが、
残念なことになかなか実らず・・・涙。
もう待ちきれないから出しちゃうもんね!!

 このモデル、フェラガモの本拠地である
フィレンツェのお店で最も大々的に扱っていまして、
山下はこちらで冒頭のプレーントウ
(なんとシリアルナンバー1!)を購入、
その後ミラノへ移動したのですが、
今になってウォーホールモデルも欲しくてたまらない・・・!
これ、リーバイスの501に合わせたら
とんでもなく格好良いんじゃないの?

ちょっとオーバーサイズになる7からの展開だからやめておこうか?
いや、分厚い靴下を履けばいいだろう。
このペンキ跡、磨いてたら落ちちゃうんじゃねーの?
あと、自分でペンキ落とせばいーじゃん。
いやいや、しかしこれをフェラガモがやることに意味が・・・。

なんて、ホテルの中で煩悶を繰り返す私。
もうすぐ40を迎えるのですが、
この病は治りそうにありません。ぐわあ。

この記事の執筆者
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
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