スペイン人の母とチェコ人の父のもと、スペインのカナリア諸島で生まれたマノ口・ブラニクは、スイスのジュネーブ大学でアートと語学を学んだ後、1965年にパリへと拠点を移し、舞台デザイナーになることを決意。1970年にニューヨークを訪れた際、アメリカンヴォーグの編集長であったダイアナ・ヴリーランドに作品を見せたことがきっかけとなり、靴の創作に専念することに。
以降ブラニクは1971年にロンドンに移り、オジー・クラークのショーでシューズデザインを手がけたことでキャリアを開花、1973年にロンドンのチェルシーに1号店となるシューズショップを開きました。
そして2016年、40年のキャリアを通じて世界で最も影響力のあるシューズデザイナーのひとりとなったマノ口・ ブラニクが、8月26日、ついに日本にもショップをオープンさせました。
日本初となるショップインショップが誕生したのは、松屋銀座2F。「ニック・レイススミス・アーキテククチャー&デザイン」による、“日本の匠”を斬新に解釈した、これまでにないコンセプチュアルなショップになっています。
同時期に伊勢丹新宿店2階、阪急うめだ本店4階でもコーナー展開がスタート。
各ショップでは大人気の定番シリーズをはじめ、季節の新作を幅広くラインナップ。
2016年秋冬のテーマのひとつでもある「アート」を表現したコレクションは、パブロ・ピカソの彫刻『カジミール・マレーヴィチ』の抽象絵画にインスパイアされた、カラフルで楽しいなシューズがそろいます。
もうひとつのテーマである「イヌイット」は、矢のような三角モチーフ、シープスキンのライニングなど先住民族特有のディティールをマノロ ブラニクらしいモダンなスタイルに落し込んだコレクション。
高いデザイン性と優れた技法から、ラグジュアリーな世界を生み出し続けるマノロ ブラニクから目が離せません。
問い合わせ先
- ブルーベル・ジャパン(ファッション事業本部) TEL:03-5413-1050
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 文/渋谷香菜子