'80年代に日本へ初上陸を果たしたアニエスべー。そのシプルかつ洗練された装いに、まだ見ぬパリの街並みを空想した紳士淑女は多いのではないか。 紛れもない、正統派フレンチカジュアルの代名詞である。と同時に、ご存知の方も多いだろうが毎シーズン、メンズ、ウィメンズともにフォーマルシーンに通用するエレガントなアイテムも発表している。ブラックスーツはその代名詞的存在だ。

時代を超え、我々に寄り添うアニエスベーのフォーマルスタイル

ジャケット¥66,000・シャツ¥14,000・ジレ¥14,000・パンツ¥34,000(アニエスベー)

アニエスベーは、4つのキーワードに基づきブランドコレクションを発信している。そのひとつが“TIMELESS”。すなわち、世代を問わず、時代に左右されない永遠のモードである。ブラックスーツはその象徴といえるだろう。

ブランドと親交の深い映画や音楽シーンのアーティンストたちが袖を通してきたアイコン。その“クラシックオブアニエスベー”と呼べる逸品が、新たに生まれ変わった。素材に使われているのは、「繊維の宝石」とも称される至高のウール、“MAF®(マフ)”。1988年からスタートしたニュージーランド政府と日本毛織との国際プロジェクト。両者の地道な活動により生みだされた、現存するウールの最高峰との呼び声も高いエクストラスーパーファイン・ニュージーランドメリノウールである。

羽織ったそばから最良の着心地を実感出来る一着を存分に堪能するなら、華奢な襟がスタイリッシュな印象を与える定番の白シャツに、格式高い柄とされるドットのネクタイをプレーンノットでまとめるのがいい。その慎ましやかな美しさが、微に入り細を穿つフランス流のスーチングの真髄を静かに伝える。

ブランドのアイコンがもたらすモダンさ、洗練さ、そして気品

レザージャケット¥185,000・シャツ¥14,000・パンツ¥27,000(アニエスベー)バッグ¥55,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈アルフィ・ダグラス〉)

カーディガンプレッションは、1979年の登場以来、様々なアレンジにより姿を変え、バリエーション豊富に展開されてきた。ボレロにロングドレス、中にはネックラインにスタッズを打ち込んだものもあったと記憶する。まさに既存のアイテムに刺激を与え、進化し続けるアニエスベーならではのアイテムといえるだろう。

中でもレザーメイドのアイテムはシンボリックな存在として今もなお君臨する。ラムレザーで仕立てたこちらは、しっとりとした柔らかな生地が体に優しく寄り添う逸品。そのソリッドな趣に、物腰の柔らかな白シャツを合わせゆったりとしたシルエットのスラックスを合わせる。その軟硬を織り交ぜた着こなしは、エレガントさとキリッとした表情を、絶妙なバランスを保ちながら見事に表現してくれるのだ。

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PHOTO :
小林孝至(イタルスタジオ)
STYLIST :
水野陽介
WRITING :
菊池 亮
EDIT :
安里昌悟
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