雑誌『Precious』6月号では特集「ラグジュアリー・パフェ図鑑」を展開。ときめくルックス。ジュエリーのようなフルーツの輝き。かさねの色目のようなレイヤー。今、パフェの進化が止まりません。
それは、身近な異世界。大人心をとらえて離さないラグジュアリーなパフェをお持ちしました。この特集のなかから、本記事では、エンメの「苺と薔薇のアツアツグラタンパフェ」をご紹介します。
エンメの「苺と薔薇のアツアツグラタンパフェ」(青山)
温と冷が混じり合う。温度差という美しいたくらみ
その瞬間でしか食べられないのがパフェの醍醐味。なればと、パリや東京の名店で腕を振るった延命寺美也さんが注目したのが、香りと温度差。千葉県・石井農園の絶品いちご、バラや和紅茶が出された瞬間から華やかな香りを放ち、ソルベのハッとする冷たさのあとには、温かいカスタードグラタン。
その温冷の心地よいコントラストにすっかりハマる。温かさがあることでより食べ疲れず、キルシュのジュレのさっぱりとした後味で、もうひとつ食べたくなる余韻。グラタンパフェは季節のフルーツを替えながら提供。ソムリエで夫の信一さんと営むエンメは、夜はビストロに。パフェとワインのペアリングで一日を締める美食家も多い。
〈仕立て〉
Top
・食用バラ「オーバーナイトセンセーション」の花びら
・石井農園のいちご「おいCベリー」のウイスキーマリネ
・ピンクグレープフルーツのソルベ
Middle
・フロマージュ・ブランのムース
・パイ生地
・カスタードとフロマージュ・ブラン、いちごの温かいグラタン
・和紅茶「べにふうき」と国産バラのアイスクリーム
Bottom
・キルシュのジュレ
・いちごの角切り
・フロマージュ・ブランのムース
・クランブル
・いちごのソース
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
店舗詳細
- エンメ
- 営業時間/12:00〜15:30(L.O.)、17:00〜23:30(L.O.)
- 定休日/火曜(祝日は営業)
- TEL:03-6452-6167
- 住所/東京都渋谷区渋谷2-3-19
関連記事
- グラスデザートを芸術にしたパフェの聖地!ラトリエ ア マ ファソンの「ラグジュアリー・パフェ」2種(世田谷・上野毛)
- 芳しく、エレガント!記憶を呼び覚ます、奥深い香りの美麗構造|アスの「河内晩柑のパフェ」(恵比寿)
- 柑橘とバジルが…清々しく親しみのある味わい、アン プラトの「せとかとハーブのパフェ」|蔵前
- PHOTO :
- sono(mame)
- EDIT&WRITING :
- 松田亜子、安村 徹(Precious)