ダウンジャケットを単なる防寒具としてではなく、より上品にラグジュアリーに着こなす。そんなスタイルを可能にしたのが、2006年にイタリア・ヴェローナで創設した「ムーレー(MooRER)」だ。

もともと家業としていた、ダウンジャケットの製造を、「ムーレー」のCEOである、モレノ・ファッチンカーニ氏が受け継ぎ立ち上げたのがブランドの始まりで、「ムーレー」の多彩なデザインのアイテムはどれも、その着心地やデザインの良さだけではなく、使われている素材にもブランドならではのこだわりがある。

国際機関が定めた規格UNI EN 12934を満たし、軽さと高い保温性を両立した最高レベルのフィルパワーを誇るプルミュールダウンというホワイトグースのみを使用し、スーツやジャケットと相性の良い、ラグジュアリーなアイテムを多様なラインナップで展開している。

また、ボタンなどの細部に至る、すべての付属品は手作業により取り付けられ、ひとつひとつのタグについている小冊子には製品それぞれの組成、品質の詳細が記載されている。さらに、衛生面ではイタリア政府の指定規格に従い、10回にわたる洗浄、4回にわたるゴミの除去など、製造にかかる手間を惜しむことなく、すべての工程をイタリア国内で行う徹底ぶりだ。

厳格に品質管理され、すべてにおいて一切の妥協がないブランドであるからこそ手に入れるべき価値があるのだと確信できる。

男の色気を引き立たせる「ムーレー」の極上アウター5選

■1:「シーロ」セミダブルブレストタイプのブルゾン

毛94% カシミヤ6% ¥238,000(ムーレー 銀座店)
毛94% カシミヤ6% ¥238,000(ムーレー 銀座店)

ミリタリーテイストをベースとしたセミダブルブレストタイプのブルゾンは、「ムーレー」を代表する人気モデルのひとつ。ダウンとは思えないほどシャープに作り込まれたデザインが特徴で、非常にラグジュアリーな雰囲気が漂いながらも実に機能的だ。

首元には、非常になめらかで取り外し可能なラビットファーを採用し、フロントをボタンとジップにすることで高い保温性を実現。胸のすぐ下にはハンドウォーマーポケットを配し、手元を暖かく包み込んでくれる仕様になっている。

<仕様メモ>

ポケット:表面2つ、胸のすぐ下にハンドウォーマーポケット2つ、袖ポケット、内ポケット3つ
フロント:ボタン、ジップ
その他:内側のウエスト部分にドローコード

■2:「シンジュク」チェスターフィールドコートとダウンベストがコンビになった3WAYコート

雨に強い「AQUA」コレクションの(※)傘マーク2。毛90% カシミヤ5% ポリウレタン5% ¥268,000(ムーレー 銀座店)
雨に強い「AQUA」コレクションの(※)傘マーク2。毛90% カシミヤ5% ポリウレタン5% ¥268,000(ムーレー 銀座店)

ウールカシミヤのチェスターフィールドコートとダウンベストがコンビになったモデル「シンジュク」は、現代のライフスタイルに合わせた工夫がされている。都市間の移動や寒暖差に対応できるようベストは脱着可能。チェスターコートのみ、ダウンベストのみと使い分けができる3WAY仕様のコートだ。

コートは身頃と袖の中綿の量を変えているため、腕の稼働領域を妨げることがなく、着こんでいる冬場でも快適に着こなせる。また、内側の仕立てはテーラードジャケットを彷彿とさせるつくりであるため、思わずクラシックスーツと合わせたくなる。

<仕様メモ>

ポケット:表面4つ、内ポケット3つ
フロント:ボタン、ジップ

※ウエアの内側にAQUA PROOFラベル(傘マーク)のついた「AQUA」コレクションは、さまざまなハイクオリティーファブリックを使用しており、雨からプロテクトする仕上げやディティールを特徴としている。傘の数が防水性能を示す。
傘1:耐水性あり、傘2:防水、傘3:100%防水・ヒートシールシーム
AQUA以外にも撥水素材を多く使用している「ムーレー」。AQUAはよりいっそう、水に対して強い素材であるのが特徴。

■3:「フォスコロ」ハイブリットジャケット

ナイロン100% リブ部分:毛90% カシミヤ10% ¥240,000(ムーレー 銀座店)
ナイロン100% リブ部分:毛90% カシミヤ10% ¥240,000(ムーレー 銀座店)

取り外し可能なニット袖と、耐水性のあるAQUA素材(傘マーク1)のダウンベストを組み合わせた、新しいハイブリットジャケット。袖を外せばダウンベストとしても着用ができ、さらにフードの取り外しも可能。秋冬だけでなく春先など、少し肌寒く感じる季節でも活躍するジャケットだ。

また、ニット袖にも裏地が付いているため、脱ぎ着がしやすいのも特徴。

<仕様メモ>

ポケット:表面2つ、内ポケット3つ
フロント:ボタン、ジップ

■4:「バルビエリ」フード付きダウンコート

ポリエステル100% ¥230,000(ムーレー 銀座店)
ポリエステル100% ¥230,000(ムーレー 銀座店)

「ムーレー」の定番モデルの中で最高クラスの保温性を誇るのが、こちらのフード付きダウンコート。

衿裏と袖口には、ウールのリブを配し、肌触りがよいだけでなく、冷気を遮断してくれる。それに加えて、胸の下のハンドウォーマーポケットをはじめ、ウエストのドローコードなど、最高クラスの保温性もさることながら、着たときにボリューミーに見え過ぎないよう緻密に設計されているため、単なる防寒具としてだけではなく、高いファッション性までも兼ね備えている。

ラクーンファーの付いた取り外し可能なフードを採用。肩や胸回りに適度なフィット感があり、シャープなスリーブラインが美しい。

<仕様メモ>

ポケット:表面2つ、胸のすぐ下にハンドウォーマーポケット2つ、内ポケット2つ
フロント:ボタン、スナップボタン、ジップ
その他:内側のウエスト部分にドローコード

■5:「ブレット」ジップアップタイプのダウンブルゾン

雨に強い「AQUA」コレクションの傘マーク2。ナイロン100% ¥198,000(ムーレー 銀座店)
雨に強い「AQUA」コレクションの傘マーク2。ナイロン100% ¥198,000(ムーレー 銀座店)

「ムーレー」の細部にわたるこだわりが随所にちりばめられた、ヒップレングスのジップアップタイプ。ダウンブルゾンの王道モデルながらも、その漂うラグジュアリー感は他を圧倒する。

首回りと袖口に付けられたリブは、汚れが目立ちにくいように配慮されており、肌当たりが実に気持ちいい。取り外し可能能なフードが男らしいアクセントを生み、その日の天気や気分によって使い分けができるのも魅力だ。

<仕様メモ>

ポケット:表面2つ、袖ポケット、内ポケット2つ
フロント:ジップ
その他:内側の裾部分にドローコード

男の好奇心をくすぐる「ムーレー 銀座店」の魅力

温かみのある優しい照明で迎えてくれるムーレー 銀座店
温かみのある優しい照明で迎えてくれるムーレー 銀座店

「ムーレー」が2018年秋に、世界最大規模となるフラグシップショップを銀座にオープンさせ、大きな話題を呼んだのは記憶に新しい。ラグジュアリーアウターブランドでありながら、店内を演出する照明やインテリアは、優しく控えめで、洗練されたエレガンスが漂う。

また、店内の装飾に使用されているカラー「ダークブラウン」と「アンティークゴールド」は、「ムーレー」のパーソナルカラーであり、黒とゴールドのイタリアン大理石が施された店内は、ブランドイメージを的確に表現。ひとたび足を踏み入れれば、非日常の空間で我々を迎えてくれる。

ダークブラウンとアンティークゴールドが織りなすラグジュアリーな店内

洗練が漂う2階フロア。
洗練が漂う2階フロア。
大きく取られた窓により解放感が広がる。
大きく取られた窓により解放感が広がる。

ムーレー 銀座店では、2019年10月12日(土)から10月31日(木)の期間で「MooRER AW UOMO フェア」を開催。UOMO(男性用)の人気モデル「シーロ」「モーリス」「バルビエリ」のフルラインナップに加えて、ムーレー 銀座店だけの限定アイテムも登場する。

また、最高級のカシミヤ100%の生地を使用したダウンコートに、ウィーゼルファーのライナーが付いたスペシャルアイテム(¥1,370,000)も展開。

MooRER AW UOMO フェア

  • 期間/2019年10月12日(土)~10月31日(木)
    開催場所/ムーレー 銀座店

機能的ながらラグジュアリーな表情をもつ「ムーレー」が、男たちを魅了するのはいうまでもない。1着あるだけで、いつもの着こなしを格上げしてくれる最上級のラグジュアリーを、この機会に確かめていただきたい。

※掲載した商品はすべて税抜です。

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この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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