数年前から、よく目にする「サステナブル」というキーワード。
2015年の国連サミットにて「2030年までに、持続可能で、よりよい世界を目指すための国際目標」が採択されました。
この持続可能な開発目標…、欧文だと「Sustainable Development Goals(サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ)」は、「SDGs(エスディージーズ)」と使いやすく略され、あらゆる業界が「サステナブル」を意識するようになりました。
ファッション業界ももちろん例外ではありません。この2020年春夏は、「サステナブル」がホットキーワードになるほど、多くのブランドが地球環境の保全を意識した、さまざまな取り組みを掲げています。
その中でも、ザネラートが発表した、地球環境のみならず、使う人にも優しい取り組みに注目します!
デザイナー自ら主導し、サステナブルピュアレザー「プーラ(PURA)」を開発!
ザネラートが作りあげたのは、新しいレザーです。
これまで破棄されてきた、ヒマワリやアーモンド、大豆由来の成分などの食品を、革のなめしの溶液として活用。
口に入れても問題がないほど安全性の高い溶液で、革に1枚ずつ丁寧になめしをかけると、美しいピュアホワイトのレザーに仕上がります。
このサステナブルピュアレザー「プーラ(R)」を使った、ザネラートのアイコン的モデル「ポスティーナ」のバッグが店頭にお目見えしています。
環境に配慮したうえで、ユーザーメリットまでも確保
このレザーで注目したいポイントは、自然環境の資源に配慮した「サステナブル」であることはもちろんなのですが、さらにファッションアイテムとしてのメリットも大きい、という点です。
「プーラ(R)」は、繊細で高級感のある質感を持ちながら、一般的なレザーよりも軽く、日光や摩擦に強く、傷もつきにくいという、特徴を持ちます。
持ちあるくバッグが、軽くて傷つきにくいのは、長く愛用できるポイントとして、大きなメリットですよね。
鮮やかな発色で、ファッションの表現力もアップ
革をなめすとき、通常のクロームなめしを施すと、薬剤に含まれる金属成分により、レザーは青く変色します。
しかし、このサステナブルピュアレザー「プーラ(R)」は、真っ白なレザーなので、上から染色したときに発色が良く、従来の革よりも色鮮やかなアイテムをそろえることが可能に。
このレザーには珍しいクリアな色合いは、春夏のファッションに、洗練された明るさを演出してくれます。
ザネラートのデザイナー、フランコ・ザネラート氏が主導し、数年かけて仕上がったサステナブルピュアレザー「プーラ(R)」。
この「プーラ(R)」及び、「プーラ(R)」を使用したバッグ「ポスティーナ」は、日本の安全基準をはるかに超える、300種以上の有害物質を対象とする厳しいチェックをクリアし、世界的な認証「エコテックス(R)」も獲得しています。
ぜひ、このサステナブルピュアレザー「プーラ(R)」の素晴らしい手触りや発色を、実際に店頭で手に取って味わってみて。
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- EDIT&WRITING :
- 安念美和子