革新する名門だからこそなしえた新たな挑戦
『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ』は、145年の歴史を誇るスイス高級時計の名門「オーデマ ピゲ」が2019年に発表したニューコレクションだ。まったくの新作としては実に26年ぶりで、高まる期待の下、熱狂的に受け入れられる一方、戸惑いが少なからずあったのも事実だ。しかしそれも折り込み済み、というよりもむしろ予定調和を壊すルールブレイカーの役割こそコレクションに課せられた使命だったのだ。
CODEの名は、Challenge(挑戦)・Own(継承)・Dare(追求心)・Evolve(進化)という4つのイニシャルに由来する。それは変わることなく継承し続けるブランドの遺伝子コードである。
開発の陣頭指揮を執ったのは、フランソワーアンリ・ベナミナスCEOだ。元プロゴルファーという異色の経歴を持ち、「オーデマ ピゲ」でも四半世紀にわたり、要職を歴任。アスリートとして培ってきた挑戦や冒険への情熱を持ち、さらに現状に甘んじることのないパイオニア精神が『CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ』にも呼応するのだ。
高級時計の価値も変わりつつある。ノスタルジアに思いを馳せるのではなく、明日を切り拓く強い意志とともに、いま生きている実感を時に刻む。それが男を奮い立たせる。
『11.59』が示すのは、そんな新しい日の始まる1分前。その瞬間はもう間近に迫っているのだ。
控えめな着こなしの中で揺るぎない意志と情熱を伝える「オーデマ ピゲ」の哲学とは?
それは自らの手で未来を切り拓くルールブレイカーの証である
確かな技術に裏付けられた由緒ある伝統と歴史。そして豊かな創造性が育んだ、何色にも染まらぬ「個性」
秘めたコードと色が男の個性を映し出す
正面から見れば、時計の王道でもあるクラシックなラウンドフォルムに見えるだろう。だが細部を見ていくにつれ、印象は大きく変わっていくに違いない。それが『CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ』に秘められたコード(暗号)でもある。
ベゼルと裏蓋に挟まれたミドルケースは、ブランドのシンボルである八角形を象かたどり、さらにラグはそれをまたぐアーチのようなオープンワークが施され、構築的かつ軽やかな存在感を与えるのである。
フェイスにしても大胆にして繊細な創造性がちりばめられている。全面を覆う風防は、内側のドーム曲面に対し、外側は縦方向に湾曲させたダブルカーブを採用し、見る角度によって異なるパターンが浮かび上がる。さらにその奥の文字盤では、最新鋭のカッティング技術と手仕事による緻密な3Dロゴやインデックスがさりげなく自己主張するのだ。日常をともにすることで、発見していく喜びがそこに感じられるだろう。
こうした魅力に新たに加わったのが、色という個性だ。 男にとってカラー文字盤の時計はハードルが高いかもしれない。だが『CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ』の深みのある色彩は、シーンによって異なる表情を見せ、つける者の個性やライフスタイルを彩る、まさにカラーにほかならない。それが既成概念に縛られない、ルールブレイカーたるアイデンティティなのだ。
奥深き色合いが豊かな個性を語る。今こそ男たちの手元にカラーを
このディテールワークに注目を!
問い合わせ先
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- 川田有二(人物)、唐澤光也(RED POINT/静物)
- STYLIST :
- 坂井辰翁
- HAIR MAKE :
- MASAYUKI(the VOICE)
- MODEL :
- Daisuke
- WRITING :
- 柴田 充
- EDIT :
- 安部 毅(MEN'S Precious)