ビューティ エディターの近藤須雅子さんと安倍佐和子さんは何を選び、どこへ行き、美とどう向き合っている?ふたりの美容賢者の美意識を探る、5つのQ&A

近藤さんと安倍さんは、美容のプロとして流行に左右されることなく知見を重ね、自分自身の感覚を拠り所に選択を続けてきました。ここでは、心に残る美しさの記憶や心身を整える旅、初めて手にしたコスメ、不調を感じたときの立て直し方などを通して、その美肌哲学に触れていきます。

近藤須雅子さん
ビューティ エディター
(こんどう すがこ)多くの媒体で美容記事に携わり、特にスキンケアの知識に定評あり。本質を見抜く審美眼で “美容業界の番人” といわれるほど。
安倍佐和子さん
ビューティ エディター
(あべ さわこ)フィトテラピーアドバイザー、認定ホメオパスの資格をもち、サイエンスからホリスティックまで幅広い知識で執筆活動を続ける。

Q1:これまでに出会った方のなかで、「肌が美しい」と感じた人は?

A:正直に言うと、肌そのものの印象は記憶に残っていないのですが、木村佳乃さんや桐島かれんさんは、凜とした佇まいがとても素敵でした。美しさは、肌だけでなく、その人全体からにじみ出るものだと感じさせられました。──近藤さん

A:思い浮かぶのは、中谷美紀さんと戸田恵梨香さん。おふたりとも、澄んだ泉のように、水の流れを感じさせる透明感をたたえた印象です。美しい肌の方は数多くいらっしゃいますが、そこに “清らかな水” を思わせるオーラが重なると、生き方そのものまで透き通って見える。人は本能的に清らかなものに惹きつけられるのだと、改めて感じます。──安倍さん

Q2:心身を整える美容旅はどこへ出かけていますか?もしくは行ってみたいところはありますか?

A:昨年、初めて心身の健康を目的に、カタールの「ズラル・ウェルネスリゾート」で1週間を過ごしました。24時間、自分の健康だけに向き合うという体験はとても新鮮でした。何十人ものスタッフが、私の「心地よさ」に細やかに気を配ってくれるなかで、「自分自身は、はたしてどれだけ自分を大切に扱っているだろう」と考え直すきっかけにもなりました。食事やコンディション、環境など、自分にとって何が心地よく、健やかに過ごせるのかを見つめ直すことができ、多くの学びがありました。ぜひまたリピートしたい場所です。──近藤さん

A:リトリート施設に籠もってリフレッシュする旅も数多く経験してきましたが、年齢を重ねた今は、悠久の時の流れを感じられる遺跡や大自然に身をおくほうが、より深くパワーをもらえると感じています。心身共にしっかりリカバリーできる感覚ですね。若い頃とは違い、今は “エナジーチャージ” が必要なのかもしれません。自然遺産や遺跡が多く、まだ訪れたことのないギリシャやトルコには、近いうちにぜひ足を運んでみたいと思っています。──安倍さん

Q3:人生で初めて買ったコスメはどのブランドのどんなアイテムですか?

A:中学生の頃、友達と海へ行くときに用意したカーマインローションが、思い返せば自分で初めて買った基礎化粧品。そしてメイクアイテムとしての “初めて” は、同じく中学生のときに手に入れた「BIBA」のブラウンのクリームシャドウ。1960〜70年代のロンドンで人気を博した、独特のムードを纏ったコスメでした。──近藤さん

A:初めてのエピソードでなくて恐縮ですが、大学生の頃に「ディオール」の4色アイシャドウを購入しました。憧れだったそのパレットを手に入れるためにアルバイトに励んだことも、今では懐かしい思い出です。──安倍さん

Q4:2026年に発売する新製品のなかで、特に注目しているおすすめのアイテムは?

A:注目しているのは「クレ・ド・ポー ボーテ」の新・美白美容液『セラムエクラS II』。目先の目新しさを追うのではなく、地に足のついた実直かつ先進的な研究成果を搭載したブライトニング美容液です。

「クレ・ド・ポー ボーテ」の美白美容液『セラムエクラS Ⅱ』
クレ・ド・ポー ボーテ セラムエクラS II 40ml ¥41,800(医薬部外品)(2月21日発売)

かつて『ホワイテス』や『HAKU』の高い美白力に感動したものですが、その成果を受け継ぎ、さらなる「透明感」を追求する最新作。だからこそ、全幅の信頼と期待を寄せています。──近藤さん

A:ゲラン『アベイユ ロイヤル』の新アイケア。脂肪が落ち、やつれて見えがちな大人の目元にアプローチする新設計で、バタークリームのような濃厚なテクスチャーも好み。

「ゲラン」『アベイユ ロイヤル』アイクリームとランコムのクリーム
左から/ゲラン アベイユ ロイヤル ユース アイケア クリーム 15ml ¥12,650、ランコム アプソリュ ザ リッチクリーム 60ml ¥48,400(2月20日発売)

また、ランコムの『アプソリュ』のリッチクリームは、頬コケや肌の菲薄化(ひはくか)といった悩みに真正面から向き合い、よりリッチでラグジュアリーな質感に進化。どちらも、皮膚の薄さやコケなど、大人世代の “末
期的な悩み” に対処する頼もしい存在です。──安倍さん

Q5:肌の調子が今ひとつのとき、「これを使うと立て直せる」という緊急ケアコスメ、もしくは美容習慣はありますか?

A:軽度の乾燥であれば、特別なアイテムに替えることはせず、ふだん使っている化粧品を多めに使う、あるいはクリームを倍量にしてマッサージするなど、まずは保湿を徹底します。目的はとにかくバリア機能の立て直し。そして、なによりも大切なのは早く寝ること。睡眠不足は、あらゆる肌トラブルを長引かせますから。

本当に調子が悪いときは、基本的に “何もしない”。アトピーやアレルギー性の発疹が出やすいため、中途半端に低刺激コスメに替えることはせず、すべての化粧品をストップし、ワセリンのみで安静に過ごします。──近藤さん

A:季節的には、春先に花粉症による敏感さや乾燥、揺らぎが出やすく、通年では寝不足や暴飲暴食による突発的な肌荒れが起こりがち。

ヘレナ ルビンスタイン リプラスティ ルコンストラクション ナイト クリーム 50PX とアルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル ペーパーマスク N
左から/ヘレナ ルビンスタイン リプラスティ ルコンストラクション ナイト クリーム 50PX 50ml ¥73,260、アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル ペーパーマスク N 8枚入り¥3,300(医薬部外品)

そんな吹き出物や肌荒れなど、目に見えるトラブルが出たときの鎮静ケアには「アルビオン」のスキコンのシートマスクを。一方で、乾燥や疲労感が強く、肌が明らかに “栄養不足” だと感じるときや、レーザー治療後には「ヘレナ ルビンスタイン」の黒クリームに頼ります。──安倍さん

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)
EDIT :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)