パリ・ヴァンドーム広場の旗艦店をリニューアルしたブシュロン。旗艦店の上階にはアパルトマンが造られました。新作発表会では、このアパルトマンに俳優がいて、まるで彼らがこの家に滞在しているかのような演出をしながら、新作を招待客に披露していました。

【前編:ハイジュエリーのブティックに宿泊できる?ブシュロンがパリ本店を驚きの大改装!】

各部屋のストーリーと共に、ゲストを迎える新作ジュエリー

まず、通されたのはダイニングルーム。ふたりのカップルがゲームをしているというシチュエーションです。

食器やオセロの台に乗っているのは、「キャトル」の新作です。「キャトル」はいくつかのリングが重ねられているのですが、ぴったりくっついているのではなく、少し空間があります。そのつなぎが見えにくいようになっていて、指にはめるとリングが浮いているように見えるのです。

カップルがゲームをしているという設定です。
オセロの台の上には「キャトル」。グラフィックで現代的なデザインです。
食器の上にも、リズミカルに置かれています。新作はリング同士のつなぎが見えにくく、まるでリングが浮いているように見える、手品のような遊び心あるジュエリー。

新しい時代の女性たちへ向けた、モダンなデザイン

サロンで発表されたのは、「ジャック ドゥ ブシュロン」。イヤフォン・ジャックをかたどったジュエリーです。一重でも二重でも三重でも付け方はいろいろ楽しめます。

シンプル・モダンで、現代の女性によく似合います!

ふたりが「ジャック ドゥ ブシュロン」を身につけて、音楽に合わせてスイング。
イヤフォン・ジャックにそっくり。本物のイヤフォン・ジャックと一緒に置いておくと間違ってしまいそう。

ベッドルームでは、「セルパンボエム」が披露されました。この部屋では母と娘というコンセプト。ふたりはそれぞれジュエリーを身につけています。

このベッドルームはゲストが宿泊したときに本当に使用するものです。

母と娘という設定で、ベッドルームで新作を披露。
お母さん役の方が身につけているのが、ざっくり編みのニットによく合う繊細な「セルパンボエム」のリング。
娘役の方がつけているヘッドドレスは、チョーカーにもカチューシャにもなるというもので、後ろはゴムです。
チョーカーでカチューシャにもなるというジュエリーは、腕に巻けばブレスレットにも。
「セルパンボエム」の時計も発表されました。左の時計はマザー・オブ・パールがロマンチックで素敵ですね。

バスルームではまるで布のようなネックレス「デリラ」をつけたモデルが。布を織るように金を織るとは素敵です。

「デリラ」はつけている人の動きに従ってテキスタイルのようにしなやかに動きます。

「家族の家」というコンセプトの旗艦店、そして、新しい時代の女性たちにアプローチする新作。未来に向けて新しいプロジェクトを考案して実現する、CEOのエレーヌさん率いるブシュロンの新展開には今後も目が離せません。 

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この記事の執筆者
某女性誌編集者を経て2003年に渡仏。東京とパリを行き来しながら、食、旅、デザイン、モード、ビューティなどの広い分野を手掛ける。趣味は“料理”と“健康”と“ワイン”。2013年南仏プロヴァンスのシャンブル・ドットのインテリアと暮らし方を取り上げた『憧れのプロヴァンス流インテリアスタイル』(講談社刊)の著者として、2016年から年1回、英語版東京シティガイドブック『Tokyo Now』(igrecca inc.刊)を主幹として上梓。