ある調べによれば、新しいアンダーウェアを身につけることで心理的にポジティブになれるとか。嘘か誠かは抜きにして、少なからず、晴れやかな気持ちになれる点においては誰もが納得するだろう。ただ、実績のあるファッションブランドから発表されているアンダーウェアは、さらにその先を行く。履き心地も見栄えも抜群の逸品は、きっと男たちに揺るぎない自信を与えてくれるにちがいない。

ハイブランドが提案する男ための高級下着

トム フォードらしいエレガンスと遊びの共存

左から/¥24,000・¥17,000・¥9,000・¥8,000(トム フォード ジャパン〈トム フォード〉)
左から/¥24,000・¥17,000・¥9,000・¥8,000(トム フォード ジャパン〈トム フォード〉)

2018年2月に行われたニューヨークのメンズ・コレクションにて、トム フォード初となるメンズ・アンダーウェアが発表されたことはまだ記憶に新しい。そのクオリティには誰もが驚き、歓喜したものだが、今季もその期待に見事応えてくれる。

発表当時から話題だった、様々な肌に合うようにと展開している7つのスキントーンのボクサーは、履いていることを忘れてしまうほど。まさにノーパン主義者であるデザイナーらしいアイテムといえよう。ほかにも、ほのかな光沢と肌を滑るようなタッチが心地いいシルクのボクサー、セクシーな黒のブリーフに、キャッチーなピンクベースのパンサー柄ボクサーと、どれもが、思わず笑みを浮かべてしまうほどの気持ち良さを味わえる。

着るほどに感じられるエンポリオ アルマーニのアンダーウェア

各¥4,300(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)
各¥4,300(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)

「あくまでも洋服はナチュラルで、着心地がよく、現代生活にマッチするものがいい」とは、マエストロ・ディ・マエストロ(巨匠中の巨匠)、ジョルジオ・アルマーニの言葉である。彼の生み出すアンダーウェアは、それを端的に表しているのではないだろうか。

上質なコットンによってもたらされる類まれな肌触りは、幸せな気持ちにさせてくれる。その上質なタッチとエレガンスは、ご覧のようなカモフラージュ柄もよりセクシーに見せる。さりげなく落とし込まれたブランドネームのモノグラムも気が利いているではないか。

ラルフ・ローレンならではの多様性が活きたコレクション

左ふたつ トランクス各¥2,800・その他各¥3,500(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター〈ポロ ラルフ ローレン〉)
左ふたつ トランクス各¥2,800・その他各¥3,500(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター〈ポロ ラルフ ローレン〉)

ラルフ・ローレンはイギリスの伝統的なファッションをアメリカ流にアレンジしたことで、多くの衝撃をもたらした。その一端は、アンダーウェアにも垣間見える。

右の2枚は、様々な海の生き物をモチーフにした独特なオールパターンや、まるで和傘を想起させるアイコンを散りばめたデザインが秀逸である。ラルフ・ローレンのシャツを思わせる、マルチカラーストライプやマドラスチェックの一枚も世界観に浸れるアイテムといえよう。方や、ウエストラインのブランドロゴがアクセントになるシンプルな一枚もラインナップ。複数枚手にし、その日の気分に合わせて穿き替えることをすすめたい。

いつの時代も愛されるムチャチョマーロのヤンチャなアンダーウェア

右から/ショートボクサー各¥4,980、ボクサー各¥5,380(マリー六本木〈ムチャチョマーロ〉)
右から/ショートボクサー各¥4,980、ボクサー各¥5,380(マリー六本木〈ムチャチョマーロ〉)

ムチャチョマーロは、1997年、オランダのアムステルダムに誕生したアンダーウェアブランドである。その意味は、スペイン語でヤンチャな男を意味し、いつまでも男には遊び心を持ち続けて欲しいとの願いが込められているだ。毎シーズン、デザインチームにより、ありとあらゆるものからインスピレーションを得たデッサンが描かれ、それをプリント。デザインの種類はまさに無限大だ。

斬新なビジュアルに目を奪われがちだが、縫製のこだわりもひとしお。裏側に凹凸の出にくいフラットシーム縫製を採用し、肌へのプレッシャーを軽減。抜群の伸縮性も体へ無駄なくフィットする要因である。見た目によらない!? 質実なつくりこそ同ブランドの本質的魅力といえるだろう。

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PHOTO :
小林孝至(イタルスタジオ)
STYLIST :
水野陽介
WRITING :
菊池 亮
EDIT :
安里昌悟