40代・30代の大人の女性に向けた、きれいめファッションのコーデ集です。ラグジュアリーファッション誌『Precious』のこれまでの記事から、きれいめなスタイルをピックアップしました。この春、オフィスでもカジュアルシーンでも注目のあなたにぴったりのきれいめファッションを見つけてください。

【目次】

きれいめファッションブランドの最新コーデ


【1】ブラミンクの淡グリーンニット×ベージュスカート

【1】ブラミンクの淡グリーンニット×ベージュスカート
カシミヤシルクスカーフ(エルメスジャポン)、ニット・スカート(ブラミンク)、ネックレスにしたブレスレット・ネックレス・リング(ポメラート・ジャパン)、サングラス(ケリングアイウエア ジャパン〈カルティエ〉)、バッグ(モラビト帝国ホテル店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

シンプルニット×クロコダイルバッグで、トラディショナルな濃淡グリーンの組み合わせに。そこに、モノトーンで描かれたプリントスカーフが上品に溶け込んだきれいめファッションです。ボリュームリングやポップなサングラスで外し、今風の遊び心もさりげなくプラスしましょう。

【2】レキップの黒ブラウス×グレージュスカート

【2】レキップの黒ブラウス×グレージュスカート
スカート(ebure)、ブラウス(レキップ)、ジャケット(ADORE)、ピアス・ネックレス・バングル(モーブッサン ジャパン)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

黒のバンドカラーブラウスと澄んだグレーのハイウエスト・スカート。クールトーンの旬アイテムで仕上げた進化系ベーシックスタイルです。ブラウスのとろみとレザーのシャープな質感が、オフィスで浮かない凛とした色香を醸し出します。淡色のハンドバッグとスプリングツイードジャケットで、軽やかな気品も忘れずに!

【3】リビアナ・コンティのストライプブラウス×白スカート

【3】リビアナ・コンティブラウス×白スカート
スカート(オールウェイズ〈Mikako Nakamura〉)、ブラウス(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、コート(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、ピアス・ネックレス(TASAKI)、バッグ(ジャンニ キアリーニ 銀座店)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

フレアな袖口が今らしいストライプブラウスで、きれいめなスカートにモードな遊び心をプラス。白のコートをはおった進化系セットアップスタイルに、キレのいい華やかさを演出してくれます。スカートはコットンシルク仕立てのひざ下丈タイト。前はウエストにステッチを効かせてすっきり仕上げる一方、後ろは中央のボックスプリーツで足さばきのよさが配慮されています。

【4】フィラージュのモカベージュブラウス×白レーススカート

【4】フィラージュのモカベージュブラウス×白レーススカート
スカート(ADORE)、ブラウス(ルック〈フィラージュ〉)、ピアス・バングル・リング(コロネット〈アントニーニ〉)、バッグ(バリー 銀座店) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ロールカラー+ボウタイがクラシカルな女性らしさを醸すモカベージュのブラウスは、スカートの裏地とさりげなくリンクしてきれいめ感を演出。黒の小さめバッグで、程よい流行感を香らせるのも、大人ならではの技です。モカベージュの裏地に白の繊細なレースを重ね、ウエストは横に、スカートの前後は縦に、黒のリボンレースをグラフィカルに配したひざ下丈タイト。レース端を生かしたスカラップの裾は、前後に2本ずつスリットを入れて、歩きやすいデザインになっています。

【5】ル ヴェルソーノアールのモカベージュブラウス×ベージュスカート

【5】ル ヴェルソーノアールのモカベージュブラウス×ベージュスカート
スニーカー(マックスマーラジャパン〈マックスマーラ〉)、ブラウス(ラ・フォンタナ・マジョーレ 丸の内店〈ル ヴェルソーノアール〉)、ジェントリーポルトフィーノのスカート・ペセリコのジャケット(ウールン商会)、ドナテラ・ペリーニのイヤリング・ペリーニのバングル(三越日本橋本店 本館3階ミグジュアリー)、バッグ(アオイ〈ティラ マーチ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

今年らしくモカ茶を投入した上品なベージュスタイルを、小物使いでさらに鮮度アップしたきれいめファッション。存在感のあるベルクロのスニーカーでアクティブな印象も加味しましょう。

【6】エス マックスマーラの白ワンピースサンダル

【6】エス マックスマーラの白ワンピースサンダル
ワンピース(マックスマーラ ジャパン〈エス マックスマーラ〉)、ピアス・バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(JIMMY CHOO)、サンダル(アパルトモン神戸店〈ジュゼッペ ザノッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2018年

ハイウエスト切り替えのひざ下丈ワンピースが、一枚で旬の「すっきり映え」を発揮。ウエスト位置を高く見せるネイビーのラインを際立たせるために、合わせる小物やジュエリーは、肌なじみのいいゴールドやキャメルカラーを選択しましょう。

【7】キートンのグレートップス×白スカート

【7】キートンのグレートップス×白スカート
トップス・スカート(キートン)、ストール(ウールン商会〈ペセリコ〉)、バングル(ファンエンパイヤ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年

ニュアンスカラーは、ラグジュアリーで洗練された印象だけれど、膨張して見えそう…。そんな悩みを解消した淡色グラデーションの「すっきり見せ」にこだわった、きれいめスタイルです。

【8】レ・コパンのベージュブラウス×イエロースカート

【8】レ・コパンのベージュブラウス×イエロースカート
スカート・シャツ(サン・フレール〈レ・コパン〉)、ネックレス・リング(フレッド)、時計(オメガ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

明るい印象へと導く、イエローのスカートを主役に、春のワードローブを一新させて。端正なベージュシャツも、変形ラップスカートを合わせることで、ぐっとこなれた雰囲気に。淡色カラーの着こなしで膨張しないよう、シャツのVゾーンから肌をのぞかせて、キレ味をプラスしましょう。さらりと心地よいリネンコットンのスカートは、これからのシーズンに活躍します。すっきり見えるタイトなシルエットながら、ラップ仕立てのデザインや、斜めにあしらった大きなポケットがアクセントに。

【9】エミリオ・プッチのストライプスカート×水色ブラウス

【9】エミリオ・プッチストライプスカート×水色ブラウス
スカート(エミリオ・プッチ ジャパン)、ブラウス(コロネット〈フォルテ フォルテ〉)、ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(デルヴォー・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

パネル状にシルク素材を重ねた、エアリーなプリントスカートで、ワードローブに変化をつけて。マルチカラーのスカートに使われたミントブルーをブラウスにリンクさせれば、きれいめな着こなしにさらにまとまり感が生まれます。スカートはパステルトーンのストライプ柄とパールを描いたグラフィカルな模様にエミリオ・プッチらしい遊び心が感じられます。

【10】ジル・サンダーのパウダーブルーブラウス×水色スカート

【10】ジル・サンダーのパウダーブルーブラウス×水色スカート
スカート・シャツ・バッグ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

知的な雰囲気が漂う、アシンメトリープリーツのスカートには、限りなく白に近いパウダーブルーのシャツを合わせてフレッシュに。淡い色調をくずさないように、小物も白やベージュでまとめるのが正解です。やわらかな素材を組み合わせたフェミニンな着こなしでも、シャツの襟元に浮かぶ、Vラインが顔立ちをシャープに演出するきれいめスタイルに。スカートは風をはらんで軽やかに揺れる爽快なライトブルー。ウエスト部分から流れるように施されたプリーツ使いが、たおやかな雰囲気を醸し出してくれます。

【11】ラルフローレン コレクションの白ニット×クリーム色ワンピース

【11】ラルフローレン コレクションの白ニット×クリームスカート
プルオーバーニット・パフスリーブのチュールワンピース・バッグ・靴(ラルフ ローレン〈ラルフローレン コレクション〉)、ピアス・ペンダント・チェーン・チャーム・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

クリームがかったチュールレースとオフホワイトのニット、そしてアイボリーホワイトのバッグ…ニュアンスある白の微妙なグラデーションも美しいきれいめファッションです。

【12】ミラ・ショーンの白ジャケット×ゴールドベージュブラウス

【12】ミラ・ショーンの白ジャケット×ゴールドベージュブラウス
ジャケット(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、ブラウス(キートン)、パンツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2018年

マットな白のジャケット×オフホワイトのワイドパンツ…まろやかできれいめなクリーミーグラデーションの着こなしに、上品なきらめきを放つベージュゴールドのブラウスを投入。白一色の着こなしにポンと差すより、インナーとしてなじませながら効かせると、シャイニーカラーはより洗練されて見えます。全体がぼやけないように、プラチナグレーのチェーンバッグで引き締めるのがポイントです。

きれいめパンツスタイル


【1】バリー のブルーパンツ×ボーダーニット

【1】バリー のブルーパンツ×ボーダーニット
スニーカー・パンツ・バッグ(バリー 銀座店)、ジャケット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、ニット(サン・フレール〈レ・コパン〉)、サングラス(ティファニー アイウェア事業部)、ネックレス・ネックレストップ(ローリー・ロドキン銀座店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ボーダーニットにブルーのパンツという爽やかなきれいめマリンスタイルが恋しくなる季節。白レザースニーカーの上質な軽やかさで今年らしい風を運んで。ジャケット着用のこの清潔感なら、白スニーカーがオンタイムにも楽しめます。

【2】サンスペル のグレーパンツ×白ブルゾン

【2】サンスペル のグレーパンツ×白ブルゾン
スニーカー・ブルゾン(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ニット(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、パンツ(サンスペル 表参道店)、ネックレス(ドレスアンレーヴ〈エスティーム〉)、時計(ブライトリング)、バッグ(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ブルゾンに揺れるパンツという春らしい装い。ワイドパンツの足元には適度なボリュームが必要だから、ヒールパンプスよりもスニーカーで、バランスよく今どきの抜け感を与えましょう。シャンパンカラーのラメスニーカーは、色合わせがしやすく便利です。

【3】マックスマーラの白パンツ×モカベージュニット

【3】マックスマーラの白パンツ×モカベージュニット
エス マックスマーラのコート・マックスマーラのニット・パンツ・バッグ(マックスマーラ ジャパン)、ピアス・バングル(イレアナ・マクリ/ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈イレアナ・マクリ〉)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

なじませ配色の代表例ともいえる、グレーがかったモカベージュ×明るいブルーの組み合わせ。クールできれいめな絶妙のニュアンスを感じさせてくれます。

【4】ブルネロ クチネリのベージュパンツ×ゴールドベージュブラウス

【4】ブルネロ クチネリのベージュパンツ×ゴールドベージュブラウス
ジャケット・ブラウス・パンツ(ブルネロ クチネリ ジャパン)、ネックレス・ピアス・リング(TASAKI)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ラメ糸を織り込んだコットンリネンのツイードジャケット、シルクサテンのインナー、そしてメタリックのバッグからロングパールにいたるまで、ゴールドベージュにきらめく光沢を重ねたラグジュアリーなきれいめレイヤード。アクセントとなる濃厚なイエローは、全体に溶け込みつつ、インナーで見え隠れするくらいに、さりげなく色を効かせましょう。

【5】ボスの白パンツ×ベージュコート

【5】ボスの白パンツ×ベージュコート
コート(トラデュイール)、ブラウス(Theory luxe)、パンツ(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、バッグ( モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ライトベージュのラムレザーコートに、白のきれいめスティックパンツ、そしてモカブラウンのバッグ…。淡色グラデーションには、本来ならば同系色の靴を合わせるけれど、ここではミントグリーンをオン! 成功の秘訣は、足首を出してきれい色を差すこと。さりげない女らしさが心憎い装いです。

【6】ウィークエンド マックスマーラの白パンツ×イエローニット

【6】ウィークエンド マックスマーラの白パンツ×イエローニット
ジャケット(コロネット〈エアロン〉)、ニット(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、パンツ(マックスマーラジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

オーバーサイズのブルゾンに落ち感のあるワイドパンツ…。淡いモカベージュが描くボリュームシルエットに、インナーの蛍光イエローが引き締め効果を発揮します。表情をも明るく輝かせるビタミンカラーは、ほんの少し投入しただけでも春の気分が盛り上がり、きれいめ効果は絶大です。

【7】Theory luxeの白パンツ×ベージュニット

【7】Theory luxeの白パンツ×ベージュニット
コート(ヘルノ・ジャパン)、ニット(アクリスジャパン〈アクリス〉)、パンツ(Theory luxe)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉) ネックレス(TASAKI)、バッグ・ストラップ(トッズ・ジャパン)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

モカベージュに白を重ねてクリアに見せつつ、ワンポイントできれい色を投入。ミモザイエローはモカブラウンとも相性がよく、華やかでありながら、こなれた印象に仕上がります。

【8】ア二オナのピンクパンツ×ベージュニット

【8】ア二オナのピンクパンツ×ベージュニット
コート・ニット・パンツ・ベルト・ストール・バッグ(三喜商事〈ア二オナ〉)、ネックレス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

春らしいピンクのパンツを投入しながらも、全体のグラデーショントーンをくずすことなくまとめたきれいめなコートスタイル。ベルトやストールに少し濃いめのブラウンを差し、きりっとまとめるのがセンスアップの秘訣です。

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