朝ご飯の定番おかずのひとつ、納豆。大粒、小粒、ひきわりと種類も豊富で、好きな人にはたまらない一品ですよね。でも家ではいつも、付属のタレや醤油、地域によっては砂糖をかけて食べるだけ……と、ワンパターンになっていませんか。
今、インターネットではちょっと意外なのに超絶おいしいアレンジのバリエーションが話題になっています。
一見「!?」と思うものでも、実際に食べてみるとご飯が止まらなくなるほどの破壊力。そのため、「これは悪魔の食べ物」「シンプルながら最強の一品」と注目を集めているのです!
今回はおかずとして使いたいアレンジ、そしてご飯の上にかけて納豆丼として楽しみたいアレンジ、あわせて10種類の納豆バリエーションをご紹介。いくつも試して、お気に入りの食べ方アレンジを探してみてください。
最近ネットで話題の「納豆が悪魔の食べ物になるアレンジ」10選
■1:納豆ケチャップ
納豆には通常、付属のタレや醤油などをかけますが、こちらのアレンジでかけるのは、なんとトマトケチャップ! これがおいしいと評判なんです。
実際に食べた人からは「ちょっぴりチリビーンズっぽいかも」「ケチャップかけると、納豆のさらなる旨味を引き出す感じがする」との声が。きめ細やかな粘り気になり、ふわとろの食感になるそうで、風味もいつもと少し変わるそうです。なかには「納豆臭さが消える」という人もいました。
さらに栄養価がアップするという情報も。ケチャップに含まれてるリコピンには抗酸化作用があるほか、納豆ケチャップにすることで血糖値の上昇を穏やかにしたり、糖の吸収を抑えたりする働きが期待できるのだとか。健康のためにも、試してみたい食べ方です。
■2:納豆あえ
続いては、テレビ番組『秘密のケンミンショー』で愛知県豊田市民が大好きなメニューとして紹介された「納豆あえ」です。ひきわり納豆、チーズ、砂糖、醤油、パセリをあえたもので、番組によると昭和50年ごろに、当時の栄養士さんが開発したメニューなのだとか。
SNSでは豊田市民が、「納豆と5mm角ぐらいのサイコロ状チーズと和えたやつなら月1回うちの学校で出てたよ」「あれって全国共通じゃないの?」とコメント。これに対して、他の地域出身者が「そんな食べ物が存在していることを初めて知りましたw」と豊田市限定の常識に驚きの声をあげていました。
ちなみに海苔に巻くとおいしくなるとのことで、さらにそれを焼いて食べている人もチラホラ。焼くことでチーズがとろけるだけでなく、納豆の匂いも飛んで食べやすくなるのだそうです。砂糖抜きにすると、酒のつまみにもなりますよ。
■3:スタミナ納豆
こちらもテレビで紹介され有名になったという、鳥取の給食納豆メニュー。その中身はというと、ひき肉を炒めたものとひきわり納豆をあえたもの。さらにタバスコが入っています。鳥取県倉吉市のサイトが推奨するレシピは、以下の通り。
<つくり方>
1、にんにく、しょうがをみじん切りにして炒め、香りが出てきたら鶏ひき肉、濃口醬油、酒を加えてぽろぽろになるまで炒める。
2、お肉に火が通ったら、広げて冷ます。
3、ひきわり納豆に、砂糖、濃口醬油、みりん、ごま油をいれて混ぜる。
4、3の納豆と冷ました鶏ひき肉、刻んだ青ネギ、タバスコをいれて混ぜる。
あとはアツアツのご飯にかけて食べれば、やみつきの味に。ちなみに「スタミナ納豆うどんにしても美味」「スタミナ納豆丼の上に生卵落としたらもっとおいしくなった!」「豆腐にのせてもおいしい」とのこと。鳥取県の子どもたちを魅了してきたメニュー、ぜひおうちでお試しあれ。
■4:なめたけ納豆
ネバネバ×ネバネバが、合わないわけがない!?
ネットで「納豆になめたけぶっこんで食べたい」「ひきわり納豆にブレンドしてうまいもの探してるんだけどなめたけはなかなか良い」と固定ファンが多いのが「なめたけ納豆」です。こちらはネバネバな納豆に、ネバネバななめたけを加えるというアレンジレシピ。
基本レシピは混ぜるだけなので簡単なうえに、「+きゅうり」をすればシャキシャキ食感が、「+わかめ」をすればさらなるぬるぬる食感が楽しめるなど、追加アレンジも自由自在です。
■5:トマト納豆
洋風食材であるトマトと和食材である納豆という意外な組み合わせですが、トマトのリコピンが疲労回復に効果的とのことで、納豆と一緒に食べるとよいそうです。
Twitterでは「私、納豆毎日食べてくるけど、そのなかでもアボガド、トマト、納豆は私の中で最強タッグ」「トマトの納豆はお手軽だし超オススメ」と、推しのコメントが見られました。
トマト納豆をつくるときは、トマトを細かく角切りにしてから納豆に混ぜると食べやすくなります。チーズを入れれば、洋風に。大葉を入れれば爽やかな風味の一品に。
また、イタリアンドレッシングと混ぜてもおいしいのだとか。「東大出身タレントが受験勉強のときに納豆にトマトを入れて食べていたらしい」といった情報もあるので、勉強を頑張るお子さまにつくってあげてもよさそうですね。
■6:納豆シーチキン丼
ここからは、ご飯にかけて楽しむ丼ぶりのバリエーションです。最初は、納豆シーチキン丼。食べ方は簡単。納豆とシーチキンを混ぜて、ご飯にかけるだけ。シーチキンは油を切るのを忘れずに。これなら、3分もかからずにできてしまいますね!
シンプルなメニューにも関わらず「納豆に油切ったシーチキン混ぜて食べるの好き」「シーチキンと納豆って最強!」「皆も一度はシーチキン納豆ご飯を食べてみてほしい。割とガチでおいしいし健康にいいから神食品だよ」と、絶賛の声が多数。納豆ご飯に飽きた人は、一度試してみる価値がありそうですよ。
■7:アボカド納豆丼
トロトロなアボカドに納豆は、居酒屋でも出てくる定番メニュー。これを白いご飯にかければ、最強の一品が完成します。ひと口大に切ったアボカド、納豆、卵黄をタレとともに混ぜたら、次はめんつゆとわさびを追加。しっかり混ぜ合わせたら完成です。
ネットでは、「いつもアボカドを入れるだけでご飯お代わりしちゃう、まさしく悪魔の食べ物」「アボカド納豆丼がお気に入りで、簡単にご飯を済ませたいときはいつもこれ」と、リピーター宣言をしている人も。アボカド好きなら、ぜひ試してみたい一品です。
■8:納豆キムチ丼
ピリ辛なキムチの力で、いつもとは違う食べやすさに変化するのが「納豆キムチ丼」です。
キムチが納豆独特の臭みを消してくれるので、納豆の匂いがあまり得意ではない人にもおすすめ。刺激的なキムチのおかげで、どんどんごはんが進む一品に。納豆とキムチを混ぜてご飯に乗せた後、卵黄を載せれば、見栄えもバッチリ。ごま油との相性も抜群です。
納豆とキムチの組み合わせは、朝から元気が出ます。ネットでは、アボカドを加えたり、豆腐を加えたりと、好みの一品を加えたアレンジをしている人も多かったので好きなものをプラスアルファしてもよさそうです。
■9:サバ缶納豆丼
昨年から大ブームのサバ缶も、納豆と組み合わせれば絶品ご飯に変身です。
味噌煮缶でもおいしそうですが、水煮缶の方がおいしい様子。実際につくった人によると、サバ缶ひとつに納豆2パックぐらいの割合がいいのだそう。これはうどんにつけて食べても抜群においしいとの声が多いので、麺好きにもオススメ。最後に卵黄を載せれば、見栄えもよくなります。
■10:納豆バター丼
最後の丼は、納豆+バターの組み合わせ。これはテレビ番組『マツコの知らない世界』でも取り上げられ、話題になった納豆マニアおすすめの食べ方。バターのコクが、意外にも納豆との相性抜群!
ネットでは「エンドレス納豆バターごはん」「納豆バターご飯食べようかな」「最近ご飯に、納豆+バター(ちょっと)+明太子かけて食べるのが死ぬほどおいしい」など多くのつぶやきが見られ、ハマっている人たちが多数いるのがわかります。
つくり方は、超簡単。アツアツのご飯にバターを入れて醤油を振りかけたらそこに納豆を投入し、かき混ぜるだけ。アツアツご飯にしないと、バターがなかなか溶けないそうなので、入れる順序にはご注意を。事前に常温に置いたり、レンジで少し温めておくのもひとつの手ですよ。
麵との相性もよく、「納豆バター醤油パスタ食べてる」「本日は予定通り納豆バター醤油パスタ」「今日のひとり晩ごはんは、納豆バター醤油パスタ」と、パスタにしている人も多数。ご飯だけでなく、パスタでもチャレンジしてみてください。
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納豆に家にある食材ひとつ加えるだけで広がる、さまざまなアレンジのバリエーション。納豆を最高においしく食べるために、このなかからぜひお気に入りのアレンジを見つけてみてください!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ミノシマタカコ