クリネックス ティシュー 至高シリーズ「羽衣」。それが、この特別なティシューの正式名称。1964年から日本で発売されているロングセラーブランド「クリネックス」を展開する日本製紙クレシアが、長年培ってきた技術と知恵を結集して実現させた究極のティシューだ。 

ギフトとしても喜ばれること請け合いな高級ティシュー

原材となるパルプは、繊維が長く強靭、かつしなやかさをもつアバカ(マニラ麻)と、なめらかな肌触りをもたらすユーカリパルプを黄金比率で配合。クレシアオンラインショップのみの販売。1箱の枚数:480枚(120組)、3ボックスセット ¥3,000
原材となるパルプは、繊維が長く強靭、かつしなやかさをもつアバカ(マニラ麻)と、なめらかな肌触りをもたらすユーカリパルプを黄金比率で配合。クレシアオンラインショップのみの販売。1箱の枚数:480枚(120組)、3ボックスセット ¥3,000

「羽衣」は、同社オンラインショップのみの限定発売、加えて、3箱入り3,000円という高価格にも関わらず、2010年11月の発売開始から8年以上も経つロングセラー商品となっている。このティシューには、他のティシューにはない、何かが備わっていることは確かなのだ。 

 至高シリーズ「羽衣」の最大の特徴は4枚重ねであること。ふだん私たちが使っているティッシュは2枚重ね。その倍の4枚重ねの「羽衣」は、ボックスから取り出そうと指先でつまんだ瞬間に、これまでにはなかったふくよかな感触を覚えて、誰もが驚くという。 

至高の名にふさわしい、圧巻の4枚重ね!

究極の薄さまで抄いたシート(紙)を4枚重ねにすることで、空気を含み、ふっくらとしボリューム感と優しい肌触りがもたらされる。
究極の薄さまで抄いたシート(紙)を4枚重ねにすることで、空気を含み、ふっくらとしボリューム感と優しい肌触りがもたらされる。

 シリーズ名に『至高』とあるように、誰からも「これ以上のものはない」と言われる高品質ティシューを目指して開発が始まった。求められたのは、「柔らかな肌触り」と「丈夫さ」。真逆とも思われる、このふたつの性質を併せ持たせるために日々研究が重ねられ、原料であるパルプに使う材質の厳選、その配合バランスの追求、肌に触れる紙のシートの表面を滑らかにするための加工方法など、ひとつひとつの関門をクリアしていった。 

 その結果、最終的にたどり着いたのが、究極まで薄く抄いた紙のシートを4枚重ねにすることだった。4枚重ねのシートの間に含まれる空気の層が、ふっくらとした「柔らかな肌触り」をもたらす。同時に、4枚重ねにすることで「丈夫さ」も向上し、目標とするふたつの性質を兼ね備えたティシューが生まれた。「とても柔らかいのに、鼻をかんだときに安心感があった」という愛用者からの声からも、その使い心地のよさがわかるだろう。

書道家・武田双雲による「羽衣」の文字

武田双雲氏による「羽衣」の文字が、空へも飛び立てるような軽やかさを印象づけている。
武田双雲氏による「羽衣」の文字が、空へも飛び立てるような軽やかさを印象づけている。

 こうして完成した究極のティシューには、天女がまとう羽衣のイメージを重ねて、「羽衣」という名が付けられた。書道家、武田双雲の書による「羽衣」の文字が印象的なパッケージデザインは、漆器を思わせるような彩りで高級感が漂う。そのビジュアルも魅力となり、贈り物や記念品にしたいという特別な気持ちを込めてオーダーするファンが多いようだ。 

 花粉の季節には、従来のティシューに加え、ローションなどを配合した肌に優しいことをアピールするティシューが店頭に並ぶ。しかし、この至高シリーズ「羽衣」は、そうした保湿成分を加えることなく、純粋に天然素材を原料とするパルプでつくられた紙(抄いた紙)のみで勝負しているのだ。

 日本のものづくりの素晴らしさをあらためて実感するものが、またひとつここに。ロングセラーを続けて欲しいものである。

問い合わせ先

  • 1箱の枚数:560枚(140組)、1箱 ¥1,000
  • 1個の枚数:48枚(12組)、2パックセットでの販売 ¥300

至高シリーズのティシューを、店頭でも購入したいという声に応えて2016年に登場した、至高シリーズ「極」。原料は、針葉樹と広葉樹を黄金比率で配合したブランドパルプ。パッケージには日本文化の象徴ともいえる文様がモチーフに取り入れられている。座布団型を採用したポケットティシューも販売。

※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
PHOTO :
島本一男