世界で最も普及している挨拶であるにもかかわらず、完璧な握手をできる日本人は多くない。そこにはひとつ誤解があるようだ。
握手を漢字の文字どおり受け取ると「手を握る」となる。
しかし、もとの言葉handshakeは「手を(握って)振る」である。この「振る」部分に「会いたかった」「会えてよかった」「これからもよろしく」というメッセージがこめられている。握手のときは、手を握り、しっかり振らなくてはいけないのである。
そしてもうひとつ。紹介されたら相手の名前をシツコイぐらい会話の端々で出すのが親密度を増す秘訣である。
気持ちの良い握手をする男である
- クレジット :
- 撮影/唐澤光也(パイルドライバー/静物)