食材がうまれる場所の「音」を、料理と一緒に味わうディナーイベントが2019年4月26日~28日に開催

夕暮れのアルヴァ内観
夕暮れのアルヴァ内観

大手町や皇居の景観を眺められ、大人がゆったりと素敵な時間を過ごせるレストラン「アルヴァ」。Precious.jpでは、ラグジュアリーホテル「アマン東京」の33階にあるこのイタリアンレストランが提供する素晴らしい料理の数々や、斬新なイベントをたびたび紹介してきましたが、またしても驚きの食イベントが開催されるとの一報が舞い込みました。

それが、「味覚」と「聴覚」を通じて、料理の物語を体感できるディナーイベント、『CONCENT by Aman Tokyo -食の景観-』です。「アルヴァ」の語源は「収穫」。魚介類や農作物が「収穫」される、まさにその周辺の音を聞きながら、調理されたお料理をいただくという、「口と耳で料理を楽しむ」まったく新しい試みです。

作物が収穫されるときに生ずる音が、料理を食べるあなたを包みます
作物が収穫されるときに生ずる音が、料理を食べるあなたを包みます

参加者は、ソニーモバイルコミュニケーションズ製の「オープンイヤーステレオヘッドセット STH40D」を耳につけ、お料理ごとに設定されたを聞きながら、料理をいただくことになります。

SONY オープンイヤーステレオヘッドセット STH40D
SONY オープンイヤーステレオヘッドセット STH40D

そこにゲストソムリエが、それぞれのお皿に合うワインをペアリングして提供(その数、8種類!)してくれるため、「音」「料理」「ワイン」「ホテル33階の優雅な雰囲気」を同時に味わうことができるという、美食家にはたまらないイベントとなっています。

ペアリングで提供されるワインの一部
ペアリングで提供されるワインの一部

シェフが実際に食材の生まれる場所を訪ね、採った「音」とともにコースが展開されます

録音風景。今回の『CONCENT by Aman Tokyo -食の景観-』は、クリエイティブ集団「GHI Company, Limited」とアマン東京のコラボレーション・イベント。「CONCENT」は次世代のシェフ、ソムリエ、アーティストとのコラボレーションで、新しい食の楽しみ方を提供し続けている、食イベント。
録音風景。今回の『CONCENT by Aman Tokyo -食の景観-』は、クリエイティブ集団「GHI Company, Limited」とアマン東京のコラボレーション・イベント。「CONCENT」は次世代のシェフ、ソムリエ、アーティストとのコラボレーションで、新しい食の楽しみ方を提供し続けている、食イベント。

イベントのテーマ「食の景観=Foodscape」は、食材が一皿の料理となるまでを、ひとつの物語として捉えることから生まれた言葉。

イタリアで17年間、シェフとして活躍した「アルヴァ」の料理長・平木正和氏とスタッフは、岩手から鹿児島まで足を運び、農園や果樹園、山、海、養鶏場で、自然が奏でる音を収録。これにより、食材が育った風景を感じながら、ひと皿ひと皿を五感で味わうことができるようになったのです。

「アルヴァ」の料理長・平木正和氏。「生産者によって食材に対するアプローチや考え方はそれぞれ違うけれど、こだわりがあるという点ではみな、同じです。手間隙惜しんで研究を重ね、食べる人に美味しいものを提供したいという生産者の熱意に触れることで、私たちがお客さまにお出しする料理も、さらにシンプルに、食材のありのままの美味しさを生かしたいと思いました」。
「アルヴァ」の料理長・平木正和氏。「生産者によって食材に対するアプローチや考え方はそれぞれ違うけれど、こだわりがあるという点ではみな、同じです。手間隙惜しんで研究を重ね、食べる人に美味しいものを提供したいという生産者の熱意に触れることで、私たちがお客さまにお出しする料理も、さらにシンプルに、食材のありのままの美味しさを生かしたいと思いました」。

用意されるコースメニューには、山菜やホワイトアスパラガス、蚕豆、イサキといった、旬の食材をふんだんに使った、イタリアの春の料理が並びます。そのお料理の一部をご紹介します。

小籠包のように中の具材が口内で弾ける!鹿児島県産蚕豆を使ったアニョロッティ 

鹿児島県産蚕豆 アニョロッティ カチョエペペ。ペアリングしているワインはオーストリアのシュトロマイヤーのオレンジワイン
鹿児島県産蚕豆 アニョロッティ カチョエペペ。ペアリングしているワインはオーストリアのシュトロマイヤーのオレンジワイン

まずは「蚕豆 アニョロッティ カチョエペペ」。アニョロッティは小型の詰め物をしたパスタで、まるで中華料理の小籠包のように、口に運ぶと中の食材がプリッと現れる、なんとも小気味いい食感の一皿。蚕豆とペコリーノロマーノは、ローマで春によく一緒に楽しまれる組み合わせです。

クリーミーで濃厚なジェノベーゼのソースが、アオリ烏賊にしっかりと絡む

鹿児島県産グリーンピース、三重県産アオリ烏賊、ペーストジェノベーゼ。ペアリングしたワインはポルトガルのフォリアス・デ・バコ ウィヴォ レネガード2017
鹿児島県産グリーンピース、三重県産アオリ烏賊、ペーストジェノベーゼ。ペアリングしたワインはポルトガルのフォリアス・デ・バコ ウィヴォ レネガード2017

グリーンピースとイカも同様にイタリアで春に使われる食材。こちらはグリーンピースとジェノベーゼの「緑」のエッセンスがぎゅっと濃厚に凝縮されています。細長く切られた烏賊を、この緑がまんべんなく包み、海の幸と山の幸が口のなかを爽やかに突き抜けていく、まさに春にいただくのにぴったりの一皿。この料理に合わせる音は、野菜の収穫の音なのでしょうか? 烏賊の漁の様子なのでしょうか? 

中ふっくら外カリッのホロホロ鶏と焼き野菜を、その鳴き声や収穫音とともにいただく喜び

山梨県産中村農場のホロホロ鶏のペヴァラーダ、山梨県産北山農園の有機野菜のアッロースト
山梨県産中村農場のホロホロ鶏のペヴァラーダ、山梨県産北山農園の有機野菜のアッロースト

メインのお肉料理は、ヴェネト州の伝統料理「ホロホロ鶏のペヴァラーダ」。希少な国産のホロホロ鳥と有機野菜が、山梨県の農場から仕入れられ、調理されています。これを、ホロホロ鳥の鳴き声や、有機野菜の収穫の音とともにいただく趣向に。香ばしくジューシーなホロホロ鶏のローストを、天然の味がしっかり濃い焼き野菜と、レバームースとともにいただきます。

ペアリングするワインは新進気鋭のソムリエがセレクト

梁世柱(ヤン・セジュ)氏
梁世柱(ヤン・セジュ)氏

平木シェフの料理と音にワインを合わせるのは、ニューヨークと東京の三ッ星店でシェフ・ソムリエを歴任する若きソムリエ、梁世柱(ヤン・セジュ)氏。最高級のバルバレスコ、ロアーニャのクリケット・パイエなど、希少なワインもペアリングに選定されました。

「ただ料理を引き立てるのではなく、料理が持つ側面に一番合うワインを当てることで、新しい発見を体験してもらいたい」と語る梁氏が選んだ、「新時代のグレートワイン」やオーガニックワインの数々は、食と音のハーモニーに、さらなる驚きをもたらしてくれるに違いありません!

 

音源の撮影の様子をまとめた動画も公開中。

高い天井が開放的な「アルヴァ」の空間で、東京の夜景とともに、クリエイティブな食体験を楽しむ……ゴールデンウィークの前半、特に旅行をする予定がない方や、東京に旅行で訪れるという方は、このスペシャルなイベントをぜひ、体感してみてはいかがでしょうか?

問い合わせ先

  • アマン東京
  • 会場: 〒 東京都千代田区大手町 大手町タワー アマン東京33階 イタリアンレストラン「アルヴァ」
  • 4月26日(金)・27日(土) 午後7時開始
  • 4月28日(日) 午後6時開始
  • 9品ディナーコース、1名35,000円 (各日 50名さま限定)
  • ワインペアリング  1名 15,000円
  • プレミアムワインペアリング 1名 65,000円
  • *プレミアムワインペアリングは各日8名様限定(消費税・サービス料込)
  • オンライン予約はこちらから
  • レストラン予約 TEL:03-5224-3339
この記事の執筆者
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