東北・北海道新幹線、北陸新幹線には「ファーストクラス」が存在します
東京駅と新函館北斗駅を結ぶ東北・北海道新幹線(E5系・H5系)、東京駅と金沢駅を結ぶ北陸新幹線(E7系・W7系)で導入されている、グリーン車より上位の車両「グランクラス」。
2011年に営業を開始して以来、導入する路線を次々と増やし、その極上空間は「新幹線のファーストクラス」と言われるほど。
2019年の4月からは、車内サービスに初のリニューアルを実施し、ますますパワーアップ。大人の女性が週末にパートナーとゆっくり、女友達と楽しくお出かけする際に、心身へのストレスが軽減され、豊かな時間を過ごすことができる機会が増えたのです。
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今回は、このリニューアルに合わせて実施された試乗会に参加し、グランクラスはどういった点がおすすめなのか? 大人の女性目線でチェックしてきました!
■1:包み込まれるような贅沢シートで、日常を忘れられる
やわらかな絨毯がひかれたグランクラスの車内の、一列の座席数は3つ。ひとりでもふたりでも、ゆったりとした空間がキープされています。
高級感あふれる本革製(一部は合成皮革使用)のシートは、体を優しくすっぽり包み込むだけでなく、45度まで倒せるリクライニング機能つき。フットレストの角度も調整可能なため、足の位置を高めにして、むくみをやわらげることもできます。
ここまで倒すことができるので、体を休めたい人にも優しいつくりです。手元を照らす読書灯も完備されているので、静かな読書タイムを堪能することもできます。
■2:日本料理店「一凛」店主が監修した軽食で、おいしいものを少しずつ
今回のリニューアルの目玉が軽食メニュー。渋谷区神宮前にある日本料理店「一凛」の店主である、橋本幹造さんが監修したものに一新されました。東北・北海道新幹線、北陸新幹線で内容が異なり、また上下線でも内容が変わるという、こだわりの4種類。
「行き」と「帰り」で内容が変わる、車窓から見える景色のような軽食たち
目にも楽しいこちらの軽食のテーマは「車窓から見える景色」。縦に食材を並べて、風景が変化していく様子をイメージしたそうです。
中でもこだわりが光るのが、お米。福井県産「いちほまれ」や岩手県産「たかたのゆめ」など、冷めてもおいしいお米をチョイス。下り列車は白米、上り列車は酢飯とメニューだけではなく、お米の食べ方を変えているのもこだわったポイントです。
「北陸も東北も魚がおいしいので、上り列車はその名残を味わえるように、ちらし寿司をイメージした酢飯にしています」と橋本さん。
実際に提供される軽食は、橋本さん自身がつくることができないので、各工場へ赴き、このメニューは何をしたくて考案したかを、作業するスタッフに説明して回った、という驚きのエピソードも。「少しのことで味が変わる」という日本食を、一定のクオリティで提供できるよう、細かいところにまで気が配られていることにも感動します。
お弁当の1/3くらいの量ながら、さまざまな食材がぎっしり並べられたハイクオリティな軽食は、実際にいただくと、深みのあるさまざまな味に出合うことができます。
これは、おいしいものを少しずつ、いろいろ食べたい、欲張りな大人の女性にぴったり。旅先で食事の予定があっても、車窓を眺めながら小腹を満たす価値ありです!
新しい取り組みとして、乗車した人はメニューに記載されたデジタルバーコードを読み取ると、橋本さんのメニュー解説動画を見ることができるサービスもスタート。乗車した人だけが味わえる、実際に料亭にいるかのような体験も注目。
グランクラスに乗車するには、軽食なしのコースもあるのですが、軽食ありのコースをおすすめします!
■3:完備されたアメニティで、静かな時間を堪能できる
持ち帰り可能なスリッパ、アイマスク、ブランケット、靴ベラのアメニティも完備。靴を脱いでリラックスしたくても、脚を人前で投げ出すのはちょっと…と躊躇する方にも、ブランケットがあれば安心です。
初のサービスリニューアルで、ますます注目が高まりそうなJR東日本の「グランクラス」。旅でもビジネスでも、女性にうれしい心遣いがいっぱいのグランクラスは、心強い味方になってくれそうです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 安念美和子