毎年2月末〜3月上旬の風物詩といえば、米アカデミー賞の授賞式である。最近では日本人俳優も受賞するなど、日本からの視線もさらに熱がこもっているようだ。受賞に縁のなかった俳優のレオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを手にしたり、毎回、胸を熱くさせるドラマが生まれるのがアカデミー賞でもある。

受賞者がオスカー像と一緒に手にする金色の封筒のなかには、受賞者の名が記された紙が入っているのだが、コレが、知る人ぞ知る名品なのだ。ドイツ・グムンド社の製品で、その名も『オスカーペーパー』という。

「グムンド」は1829年創業の、ヨーロッパを代表する紙の名門。同社の上質紙は知る人ぞ知る存在であり「エルメス」や「BMW」、「ポルシェ」といった一流ブランドもカタログ用紙として採用している。カール・ラガーフェルドも近年、同社の紙でインスタレーションを行った。

●『メモリーブック』¥4,300[横20×縦24㎝]とB5サイズより少し小さめ。ハードカバー風の表紙は独特な上質感を醸す色合いで、ブラウン、ピンク、ブルー、シルバーの4色を展開。全80ページ(二重に折られた用紙40枚)。(銀座・伊東屋)
●『メモリーブック』¥4,300[横20×縦24㎝]とB5サイズより少し小さめ。ハードカバー風の表紙は独特な上質感を醸す色合いで、ブラウン、ピンク、ブルー、シルバーの4色を展開。全80ページ(二重に折られた用紙40枚)。(銀座・伊東屋)

紙以外の文房具にも名品が多く、写真の『メモリーブック』は結婚式やパーティ、各種イベントなどで見かける芳名帳。二重に折られたページを採用しているので、油性マジックや筆書きも文字の裏写りがなく、筆の走りが信じられないほどいい。一度味わったら抜け出せない書き味を是非とも体験していただきたい。

※価格は2016年春号掲載時の情報です。
 

この記事の執筆者
TEXT :
土居輝彦 ワールドフォトプレス編集局長
BY :
MEN'S Precious 2016年春号 静謐なる「書斎の名品」より 
モノマガジン編集長として長年培ってきたノウハウで様々な名品を紹介するベテラン編集者。メジャーなものマニアックなもあらゆるモノに精通したスペシャリスト。
クレジット :
撮影/戸田嘉昭、唐澤光也(パイルドライバー)スタイリスト/石川英治(tablerockstudio)レイアウト/大塚將生 構成/堀 けいこ 文/土居輝彦