各ブランドから豊富に展開されているリネンジャケットのなかから、クラシックな香りとモダンな色気が漂うブランドから6着を厳選した。 リネン特有の風合いや、織り柄にも着目して、 伊達男が着るべきシックなジャケットを紹介する。

■クラシックジャケット
伝統の色と控えめな柄のジャケットが王道スタイル!

1.Boglioli ボリオリ

リネンにシルクを混紡することで、しなやかなツヤと軽やかさを表現したシングル3ボタンの段返り。ライトブラウンをベースにして繊細なウインドーペーン柄を加えた、上品かつトラッドな顔立ちが秀逸。一枚仕立ての軽快な着用感も備えている。

ウインドーペーン柄でクラシックを極める

¥110,000(ボリオリ 東京店)
¥110,000(ボリオリ 東京店)

2.Caruso カルーゾ

イタリアで人気の高い夏素材、ソラーロをリネン素材で表現している。上質な服づくりを展開するカルーゾならではの片返しステッチや、軽やかな一枚仕立てで、洒落者をも満足させるジャケットである。

さえたブルーで表現した リネン・ソラーロで上品なスタイルに

¥130,000(ユナイテッドアローズ 六本木メンズストア〈カルーゾ〉
¥130,000(ユナイテッドアローズ 六本木メンズストア〈カルーゾ〉

3.Tombolini トンボリーニ

ボタンひとつがけのダブル4ボタンは、1980年代の懐かしいデザインを彷彿させる。リネンを主体に、コットン、ナイロン、ウール、シルクを混紡した素材を使うことで、凹凸感がうまれ、しっとりとした個性的な表情をつくり出している。

リネンを中心に計5種の素材混による、味な一着

¥150,000(三崎商事〈トンボリーニ〉)
¥150,000(三崎商事〈トンボリーニ〉)

■モダンジャケット
色と柄で個性を主張する存在感あるジャケット

4.Ernesto エルネスト

リネン素材の特性を徹底的に追求して、話題のジャケットを提案しているのがエルネスト。経糸と緯糸の色糸を替え、ネイビーとライトブルーで表現した絶妙なデザイン。ジャケットに織り込まれた、ライトブルーの柄がユニークだ。

人気ブランドが発信するモダンな幾何学パターン

¥131,000(バインド ピーアール〈エルネスト〉)
¥131,000(バインド ピーアール〈エルネスト〉)

5.L.B.M. 1911 エルビーエム 1911

シンプルでスタンダードなデザインのシングル2ボタンのジャケット。リネンのミックス素材によって、明るく奥行きのあるグレートーンをつくり出し、モダンな表情を見事に演出している。

個性があふれる素材のグレージュカラーに注目

¥110,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈エルビーエム 1911〉)
¥110,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈エルビーエム 1911〉)

6.MP Massimo Piombo エムピー マッシモ ピオンボ

低いゴージラインのラペルに、やや着丈の長いデザインは、1980年代のスタイルを彷彿させる。一枚仕立てながらも、しっかりとした成形が、大柄のグレンチェックと相まって、強い存在感を生んでいる。

強烈な存在感を放つ大柄のグレンチェック

¥115,000(トゥモローランド〈エムピーマッシモ ピオンボ〉)
¥115,000(トゥモローランド〈エムピーマッシモ ピオンボ〉)

クラシックスタイルとモダンスタイルとそれぞれ違ったコーディネートの特徴を理解していただき、あなたに最適なジャケットを選んでいただきたい。

※価格はすべて税抜です。※価格は2016年夏号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
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MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious 2016年夏号「王道クラシック」を追求するか?「革新スタイル」で鮮度を上げるか?より
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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クレジット :
撮影/小池紀行(パイルドライバー)スタイリスト/大西陽一(RESPECT)、村上忠正 構成・文/矢部克已(UFFIZI MEDIA)