「食べ物からアプローチするバストケア」とは?

年齢とともに、体のあらゆる場所に変化が見られるようになってきた、と感じる人は多いはず。肌にハリがなくなった、髪の毛がパサつき始めた、など、その悩みはさまざまですよね。

しかし、中でも多くの女性が実感する体の変化と言えば「バストのハリ」がなくなり始めた、という状態ではないでしょうか?

「年齢的に仕方がない」と諦めてしまう人も多いですが、実は何歳であってもしっかりとケアすれば、今からでもバストのハリを取り戻すことは可能なのです。

今回は、 「アイリーン式育乳マッサージ」の考案者であり、恵比寿にあるM-STYLEで多くの女性のバストケアをサポートしている神長 アイリーン ミシェルさんに、「食べ物からアプローチするバストケア」についてお話をお聞きしました。

神長 アイリーン ミシェルさん
美容家
(かみなが あいりーん みしぇる)1983年生まれ。フェイシャルやボディなどトータルエステの技術も持ち、自身のコンプレックスをばねに研究を重ね「アイリーン式育乳マッサージ」を開発。大物芸能人や多くの著名人にもファンが多く<バストの女神>と称される。
M-STYLE

バストの下垂やハリの低下は、なぜ起こる?

--神長さん、本日はよろしくお願いします! 年齢とともにバストが下がってくる、ハリがなくなる、という悩みを持つ人は多いですが、そういった現象はなぜ起こるのでしょうか?

神長 アイリーン ミシェルさん(以下、神長)「よろしくお願いします!

まず、バストの下垂やハリの低下が起こってしまう理由としては、クーパー靭帯が切れたり伸びたりしてしまうことです。

クーパー靭帯とは、乳腺と筋肉や皮膚をつないでいる組織のことです」

--クーパー靭帯を切ったり、伸ばしてしまったりする原因はどういったものなのでしょうか?

神長「激しい運動や、ブラジャーを着けずに日常を過ごしてしまうだけでもクーパー靭帯を痛めてしまいます。

あとは加齢ですね。加齢によってクーパー靭帯を形成するコラーゲンの生成が減少することによって、バストが下垂していきます。サロンに来るお客様でも、40代以降の人の悩みとして『バストが下垂してきてしまった』という悩みを持つ人は特に多いですね。

バストアップ、バストケアと聞くと『単純にバストを大きくする』というイメージが先行しますが、実際、胸元のボリュームを出したり、ハリを出したりすることで下垂させないという効果が期待できます」

バストアップやケアに効く食べ物、飛びつく前に気をつけたいこと

バストに効く食べ物、今すぐにでも摂取したいところだけれど……。

--クーパー靭帯は、一度切れたり伸びたりすると再生することが難しいという話をよく聞きます。

神長「そうですね。2〜3年前まではそのように言われていたのですが、最近ではカツオの心臓の横、動脈球というところから取れるグラマリズムエラスチンという成分が、クーパー靭帯の再生に効果を発揮するという臨床結果が発表されています。サロンでもグラマリズムエラスチンのサプリを販売しています」

--それは何か他の食べ物で代用することは可能なのでしょうか?

神長「他の食べ物でその成分が発見された、というのは聞いたことがないですね……。ただバストのケアを意識した時に摂取するのにおすすめの食材は他にもいくつかあります。

しかし、『〇〇に効く!』と話題になる食べ物を摂取する前に少し気をつけてほしいことがあるのです」

--そうなのですね。それはどういったものなのでしょうか?

神長「バストアップに効く、ダイエットに効くなど、何かの食材が話題になるとその食材ばかりを摂取していれば良いと考える人がいるのですが、それは間違いですね。

まずはバランスのとれた食生活を行なった上で、という前提を守って摂取することが大切になります。例えば、ビタミンCばかりを摂っていても、同時にカルシウムを摂取しないと体内に吸収されない、という風にしっかりと食べ合わせを考えて摂取してもらいたいですね」

バストケアを意識したら摂取しておきたい食べ物は?

バストアップと言えば、誰もが知るあの食べ物も!

--なるほど。たしかにそうですね。話題になるとスーパーからその食材ばかりが消える、という現象はよく耳にします。

神長「あくまで、しっかりとバランス良く健康的な食事をした上で、という中でいくつかおすすめの食材を紹介しますね」

■大豆製品

神長「お豆腐や納豆などの大豆製品を摂取することがバストアップに効果的という話はよく聞きますよね。

大豆の中に含まれるイソフラボンという成分が、女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをしてくれることで、乳細胞を増やしてバストの形成に効果を発揮してくれます」

--女性にイソフラボンの摂取が良いというのはたしかに聞くことが多いですね。

神長「イソフラボンはバストだけでなく、肌の状態を良くしたりハリを出したり、という効果もあるのでおすすめです。

実際に私も、以前はニキビに悩まされていたのですが、ソイプロテインを摂取するようになってから、ニキビがなくなり肌の状態がかなり改善されましたね」

■キャベツ

神長「キャベツもバストアップやバストのケアを意識した時にぜひ摂取して欲しい食材です」

--キャベツがバストに良いという話は聞いたことがある人も多いかもしれません。ただなぜ良いのか? という部分を理解している人は少ないですね。

神長「キャベツの中に含まれるボロンという成分が、エストロゲンの分泌をふやしてくれるのです。ボロンは熱に弱いので、できるだけ生で摂取することをおすすめします」

■セロリ

神長「皆さんがあまり知らない食材で言うと、セロリでしょうか。

血行を促進してくれるビタミンEが豊富に含まれています。血行を良くすることはいわゆる“胸こり”、バストのこりを取ってくれることにも一役買ってくれます。

また、ビタミンEは乳腺を発育してくれる効果もあるので、バストのハリがなくなってきたな、という時には意識的に摂取してみてください」

■マカ

神長「今はバストアップ系のサプリだとプエラリアなどが有名ですが、実は以前バストアップ系のサプリでよく出ていたのがマカですね。

マカはものすごく栄養価が高く、マカを栽培した後の土壌では何も育たないと言われるほど、その実の中に栄養を蓄えるのです」

--マカは今やサプリの定番になっていますよね。

神長「そうですね。ただ、女性ホルモンへの働きかけがかなり強いので、用法用量は必ず守って摂取することが重要です」

「体を形成するタンパク質などもバランスよく摂取することでより効果が高まる」と話す神長さん。

まずは、あれこれ試すよりも、当たり前のことを当たり前に行い、バストアップやハリを取り戻すための体の土壌作りが第一なのだそう。

バストのケアを考えた時に、最も大切なのは健康的な体づくり。しっかりと実践することで、バスト以外の部分にも良い影響を感じることができそうです。

次回は、ハリを取り戻す正しいマッサージ方法をお届けしますので、お楽しみに!

この記事の執筆者
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EDIT&WRITING :
Rina Onodera