【目次】

「合う色」は?


無彩色のグレーのニットは、合わせるカラーによって印象ががらりと変わります。グレーニットを最大限着回すために、まずは「合う色」をマスター!

「黒」とのシックな配色でニットをほっこりさせない

 

温かみのあるニットトップスは、グレーを選びつつ、さらに同じ無彩色である「黒」を合わせれば、シックな印象にまとまります。引き締まるので、大人らしくまとめたいときにぴったり。

「白」でキレのよさを加えて軽やかに

 

「白」を合わせるとキレの良さが加わって、グレーニットを軽快に着こなすことができます。定番の黒×白よりもソフトな印象になり、ニュアンスが漂ってあか抜け。

「グレー」ワンカラーを立体的に導くコツ

 

ニットトップスだけでなく、ボトムスも「グレー」で統一し、洗練のワンカラーコーディネートをメイク。グレーの色味を変える、異素材を組み合わせる、程よく肌見せするという3つのポイントを押さえておくと立体感が手に入ります。

「ベージュ」でグレーニットを柔らかく見せる

 

スタイリッシュなカラーであるグレーニットに、柔らかな印象の「ベージュ」を合わせると上品さを演出することができます。さらにグレーとベージュはいずれも中間色なので、一体感のある着こなしに。

「ブラウン」で穏やかに引き締めて

 

無機質な印象のグレーも、温かみのあるニットトップスで取り入れ、さらに「ブラウン」を合わせるとぬくもりを宿すことに成功。ソフトなカラーコントラストを授け、落ち着いた大人らしい表情へと導いて。

「カーキ」辛口配色でモダンさをアピール

 

モノトーンのひとつであるカーキニットに、渋色「カーキ」を合わせれば辛口になり、モダンな着こなしに着地。ニットコーデをスタイリッシュにまとめたいときにぴったりの配色です。

「ネイビー」知的な色合わせで余裕感を演出

 

グレーニットに「ネイビー」を合わせた知的な色合わせなら、大人の余裕を醸すことに成功。凛とした印象の寒色コーディネートになるので、ビジネスシーンでも重宝します。

「カラー」もグレーニットならチャレンジしやすい

 

あらゆる色を受け止め、さらに扱いやすい素材のグレーニットは、「カラー」アイテムにもチャレンジしやすいです。ブライトカラーやパステルカラー、くすみカラーなど、幅広い色味にも対応。

「ダークグレー」で引き締め力をアップ


数あるグレーの色味の中でも「ダークグレー」のニットを選べば、引き締め力が高まります。黒よりもソフトなので、程よいニュアンスが作用してこなれ感抜群。

チャコールグレー×黒レザーでミニマルシックをつくる

 

チャコールグレーニットプルオーバーと黒パンツのニアリーカラーを繋ぎ、きりりと格好よく。型押しのエコレザーパンツでスパイスを香らせ、ミニマルシックを体現。

ダークグレーを基調として凛とする

 

ニットトップスとパンツをダークグレーで繋ぎ、スタイリッシュさを醸して。立体感のある編み目のニットを選びつつ、インにネイビーのチェック柄シャツを忍ばせるとのっぺりしません。

ミニスカートコーデを辛口に

 

キュートな印象の白ミニプリーツスカートも、モノトーンで構成すれば大人顔。ダークグレーのニットトップスを選べば、引き締め力が倍増します。ロングブーツ合わせで肌見せ面積を調整したら、ベージュのメッシュストッキングを仕込んでモードにきめて。

シックなモノトーンに愛らしいベージュコートを重ねて

 

ダークグレーのタートルニットと黒ワイドパンツのシンプルなモノトーンコーデに、ハート型バックルがアクセントのベルトを加え、遊び心をひとさじ。アウターはもこもことした素材が愛らしいベージュコートをセレクトし、表情豊かに仕上げて。

「ライトグレー」で程よい抜け感を確保


ダークグレーよりも親しみやすくカジュアルな印象の「ライトグレー」のニットを活用し、程よい抜け感をプラス。色でメリハリを付けた着こなしと、ワントーンでまとめた着こなしをピックアップしました。

アイシーな配色でスタイリッシュさを両立

 

カットソーとニットのレイヤードに、ワイドデニムパンツを合わせたカジュアルコーディネートも、ライトグレーとアイスブルーという涼感配色ならスタイリッシュさを両立できます。メガネやバッグ、シューズを黒で統一し、全体を引き締め。

濃いグレーを上下に効かせて小気味よく

 

ドロップショルダーが抜け感に繋がるライトグレーニットトップスに、濃いグレーのパンツとストールを合わせて心地よいリズムを感じさせて。ツヤ素材のパンツが、さりげない華やかさに貢献してくれます。シューズは真っ白を選び、切れ味よく。

ニット×サテン×ラメでワンカラーコーデを成功させる

 

グレーのワンカラーコーディネートは、ライトトーンを選ぶことでぱっと明るく華やいで。サテンスカート、大粒ラメのシューズを選べば、立体感がぐんとアップして着映えが実現。

濃紺×ライトグレーでメリハリ付け

 

ネイビー×ダークグレーの配色が知的なストライプシャツに、ライトグレーのVネックニットトップスを重ねて奥行きをメイク。濃紺デニムパンツで、一体感のある色合わせへ。

柔和な配色にモードなブーツをプラス

 

ライトグレーのニットプルオーバーに、ベージュのジャケットとショートパンツセットアップを合わせた、ニュアンス漂うワントーンコーディネート。柔和なカラーの着こなしに、辛口な黒サイハイブーツを投入するとモードに整います。

「秋冬」端正なグレーニットで季節感を高めて


次に、季節別のグレーニットコーディネートをご紹介します。モノトーンやダークカラーの着こなしが映える「秋冬」シーズンには、端正なグレーニットが季節感を高めてくれます。大人に似合うコーディネート例を厳選しました。

グレーの濃淡を効かせれば絵になる

 

リブニットとスラックスというきちんと感のある着こなしは、グレーで繋いでスタイリッシュさを演出。色味に濃淡をつければ、間延び問題を解消できます。さらにハイゲージのニットプルオーバーをストールのようにプラスしつつ、トップグレーのパンプスを投入し立体感をアップ。

レイヤード術でこなれ感を漂わせて

 

白シャツ、グレーニット、ネイビーカーディガンを重ねたレイヤードスタイルで、こなれ感をアピール。ネイビーと馴染みが良いシアンブルーのバブルスカートと、重厚感のあるビターブラウンブーツでトレンドを捉えた装いへ。

ライトグレーニット×キャップなら親近感が加わる

 

ジャケットを使った秋のモノトーンスタイルは、インパクトのあるビッグシルエットジャケットを指名することでマンネリを解消。カジュアルなライトグレーのニットと黒キャップをプラスすれば、親しみやすさも加わってあか抜け。

バーガンディコートを合わせスタイリッシュさを強化

 

ライトグレーで繋いだトップスとパンツの組み合わせは、ゆったりオフタートルニットが立体感に貢献。もともとスタイリッシュな印象のグレーコーデに、さらにマチュアなバーガンディのコートを重ねれば都会派ムードが高まります。

グレーが主役のモノトーンコーデでクールにきめて

 

定番モノトーンコーディネートは、グレーを主役にするとクールな印象がアップします。ライトグレーのニットプルオーバーに、チャコールグレーのチェスターコートを重ね奥行きを作って。すべてオーバーなシルエットを選び、スニーカーでカジュアルダウンするとこなれ感たっぷり。

「春夏」半袖などを取り入れ軽やかに


グレーのニットを「春夏」シーズンに取り入れるなら、軽やかさを意識して季節感を捉えて。夏にも活用できる、半袖の着こなしもピックアップしました。

肌見せ×デニムパンツのヘルシースタイル

 

ざっくりしたオフショルダーニットで肌見せし、ヘルシーに。ライトグレーのニットとブルーデニムパンツを選べば、春らしい軽快さが漂います。バランスよく散らした赤の差し色でフレッシュさをトッピング。

真っ白なボトムコーデでシャープに見せて

 

シンプルなグレーのニットプルオーバーに、白のレーススカートを合わせ春らしいクリーンさを醸して。シューズも真っ白で繋げば、シャープな切れ味が加わってスタイリッシュさを両得できます。

ポジティブカラーを散らしてモノトーンを春顔に

 

シーズンレスなグレーニットトップスは、クロップド丈を選べば軽快さが加わります。黒パンツ合わせのモノトーンスタイルに、オレンジの差し色を加えて春らしい陽気なムードを漂わせて。

グレーの半袖ニットを活用してみる

 

春、初夏にはグレーの半袖ニットトップスが活躍。黒のピンストライプパンツと白ポインテッドトゥパンプスを合わせ、インテリジェンスなモノトーンスタイルへと誘導。手元には、意外性のある甘い印象のパステルピンクバッグを投入し、さりげない華やぎを。

グレーニットをストール感覚で使う

 

白Tシャツと黒パンツのシンプルな夏コーディネートに、グレーニットをストール感覚で取り入れれば洒落感と立体感がアップ。日差し対策や冷房対策としても重宝します。

PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香