ミラノやN.Y.など、海外のストリートスナップを見ていると、30代・40代を中心とした女性たちが自由にファッションを楽しんでいることに気づきます。そんな大人の女性へ向けた着こなし提案をする新連載では、「きちんと感」と「抜け感」のバランスを意識しつつ小物で遊ぶことも忘れていないハイセンスな海外マダムたちから、自分という個性で着こなすスタイリングテクニックを学びます。歳を重ねるごとに美しさに磨きがかかるマダムたちのように、凛とした洗練美をまといましょう!

シリーズ初回は、いつの時代でも愛される「ヌードカラー」の着こなしテクニックにフォーカスします。ベーシックなワントーンコーデを独自のセンスでスタイルアップする方法とは?

軽やかさを携えた大人のヌードカラーコーデ10選

シーズン問わず人気の高い「ヌードカラー」ですが、オシャレの達人たちの着こなしは何かが違う! シンプルなワントーンコーデをオシャレに格上げるポイントは、ニュアンスカラーを重ねる「配色のバランス」にありました。コーディネートにメリハリを与えるインパクトのある小物選びや、さりげないトレンドの取り入れ方など、今すぐ参考にしたいSTYLE TIPSが海外のストリートには満載! 今日から役立つ着こなしの鍵は、海外のオシャレマダムから盗みましょう。

女性らしいマチュアな魅力を引き出すヌードカラーのセットアップ。インナーにとろみ素材のホワイトトップスを投入した極めてシンプルなお仕事スタイルを小粋にグレードアップするには、ビッグフレームのサングラスやパンプスなど、ブラック小物のアクセントが必須です。胸元や足首の絶妙な肌見せバランスでこなれて。

働く女性の基本アイテムである「パンツ」スタイルをハイセンスに格上げたのは、つば広のストローハットの存在感でした。日本人にはなかなかない大胆な発想ですが、オシャレ心を後押しするアイテム選びはぜひ、ご参考ください!

焼けた肌に似合う端正なノースリーブトップスを主役に選んだハンサムなスタイルは、ややゆとりのあるテーパードパンツをセットしてカジュアルに着崩すのが正解。アクセサリーは、ビッグフェイスの時計1点に集中して、どこまでもスマートに!

無難になりがちなオールホワイトのコーディネートに鮮度を与えたのは、パンツ裾のスリットデザインでした。知的な女らしさが香り立つニュアンスカラーの美人ジャケットをさらりと羽織って、もっと優雅に。

女性らしい柔らかさを意識するなら、しなやかに揺れる素材選びがマスト! レイヤード風のトップスとワイドパンツが風をはらみ、軽やかな印象に導きます。大振りのピアスやバングルなど、今ドキ小物のあしらいでコーディネートをフレッシュに刷新して。

シルキー素材のトップスにフェミニンなプリーツスカートを合わせた、品格あるご令嬢スタイル。非の打ち所のない清楚な大人コーデのお手本ですが、実は主張し過ぎないよう馴染ませた「茶色」の配色がスタイルアップの鍵に。アーバンさも感じさせる生真面目過ぎないオフィススタイルは、好感度アップ間違いなしです!

トレンディなTシャツ×ロングスカートの好バランスを独自のセンスで色付けた上級者コーデ。チャーミングなピュアピンクとヴィンテージの刺しゅうバッグの絶妙なコラボレーションが、大人の余裕を感じさせます。シンプル服が着映えるテクニックは今すぐ習得して!

活発的なのに優雅さも交錯する、理想の女らしさを引き出すマキシ丈ワンピース。リゾート感のあるエスニックなアクセサリーのあしらいが、ドラマなひとときを予感させます。カジュアルを格上げるスタイルで、大人の女の新境地を開いて。

エレガントな佇まいの正統派ミニワンピを1枚、さらりと着る。優美なレースの切り返しと絶妙なニュアンスカラーの配色で「かっこいい女」の称号も同時に手にする、着るだけで一目置かれる美人ワンピは迷わずワードローブに常備して。

ヌードカラーのトップスに合わせたブラックカラーの配色が、「フェミニンさ」と「キレ味」をもたらすモードな着こなし。意志の強さを感じさせるスタイリングが、無敵の洗練オーラを放ちます。シンプルトップスが着映える付け襟使いはさすがです!

オシャレ上級者の宝庫である海外のストリートから、「ヌードカラー」をハイセンスに着こなすマダムたちを選出してお届けしました。マンネリ化しがちなデイリーファッションに、新たな息吹を吹き込む粋なテクニックを盗んで、ファッションをもっと自由に楽しみましょう!

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.7.5 更新
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
クレジット :
写真/Kinta Kimura 構成/石原あや乃