バッテリーの減りが早い大画面、ハイスペックなスマートフォンがポピュラーになり、外出時の必需品となったのが、いつでもどこでも充電ができるモバイルバッテリーだ。選ぶ際にまず確認したいのがバッテリーの電池容量。充電時に電力ロスがあるため、表示の約60~70%が充電に使える容量目安といわれている。一般に使われるスマートフォンのバッテリー容量は「iPhone XS Max」で3174mAh(ミリアンペア・アワー)、「iPhone XS」で2658mAh。スマートフォンを1,2回フル充電したいのであれば、電力ロスを差し引き5000mAhクラスのモバイルバッテリーが必要になる。さらにタブレットの充電も考えているなら最低でも8000~1万mAh、スマホ、タブレット併用で複数回充電をするなら、本体サイズがやや大きくなるが2万100mAh以上を選ぶといい。大容量クラスになると機種によってはノートPCやゲーム機の充電にも使うことができる。
USBポートの数は2~3で十分だが、USB-AだけではなくMacBookをはじめ対応機種が増えている、高速で電力出力も大きいUSB Type-Cポートも欲しいところ。急速充電機能や、電力出力を高めるPower Delivery(USB PD)などもチェックしておきたい。
最近の機種には、USBポートに加え、ACコンセントを直接つなげ、小型家電も充電可能なACポート付きや、対応機器を置くだけでワイヤレス充電ができる「「Qi(チー)」規格採用モデルもあるので、使用状況や利便性を感じるなら選択肢に加えたい。
Anker(アンカー)の人気高級モバイルバッテリー
Anker(アンカー) 超高容量プレミアムポータブル充電器 PowerCore+ 20100 USB-C
スマートフォンを約7回フル充電できる、2万100mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵。USB-A×2、USB Type-C×1の3ポート出力で、USB-Aは最大5V/2.4A、USB Type-Cポートは最大5V/3A出力でスマートフォンやタブレット、12インチのMacBookの急速充電にも対応する。付属のUSB Type-Cケーブルを使うと、本体の充電も約8時間で満充電に。同容量のモバイルバッテリーに比べ、約20%も高速化される。455gとやや重量があるがMacBookに対応しているので、外出先での仕事でバッテリー残量に不安がある時や、充電の機会が少ない出張先などでは重宝する。本体サイズはW6.2×D18.6×H2.4cm。
Anker(アンカー) 超大容量 モバイルバッテリー PowerCore+ 19000 PD
iPhone XS約5回、MacBookを1回以上充電可能な1万9200mAhの大容量バッテリーと、USB給電のパワーアップ規格「USB Power Delivery」(USB PD)を内蔵。最大出力15WのPowerIQ 2.0ポート、10WのPowerIQポート、27WのUSB PD対応USB Type-Cポートの3ポートを備え、3台同時充電も可能だ。USB Type-Cポートはスマートフォン、タブレット、MacBookなどの高速充電に対応。付属のPD対応USB急速充電器を使うと、本体も約3.5時間で満充電にできる。さらに、高速データ転送可能なUSBハブモードを搭載し、USBハブを持ち歩くことなく、USB Type-Cポート搭載PCの充電やデータ同期を実現する。本体サイズはW16.9×D7.7×H2.2cm。
おすすめメーカーのかわいい高級モバイルバッテリー
RAVPower(ラブパワー) モバイルバッテリー RP-PB055
ACコンセントを直接つなげるACポートの採用で、小型家電の充電にも対応。最大5V/2.4A出力のUSB-A×2、最大5V/3AのUSB Type-C×1の3ポート出力で充電ができる。大容量2万7000mAhのリチウムイオン電池により、iPhone 6sを11回、12インチMacBook1.4回のチャージができ、ノートPCの稼働時間を約4時間延長することも可能。大容量ながら、ACアダプターを使えば、約5.2時間で満充電になるのも大きな特徴だ。初めてでも使いやすい設計で、バッテリー残量がひと目でわかるLEDインジケーターも便利。また、本体には通気孔があり性能低下につながる発熱を抑える。本体重量は847.2g。本体サイズはW13.49×D17.5×H3.51cm。
cheero(チーロ) モバイルバッテリー Power Mountain 50000mAh CHE-086-SI
iPhone XSを約12回フル充電ができる特大容量5万mAhを誇る、国内メーカー「チーロ」のユニークなテント型モバイルバッテリー。USB-A×2、USB Type-C の3ポート出力で、USB Type-C にはUSB PD 45Wを搭載し、対応するスマートフォンやタブレットの超高速充電が可能。本体にもPD対応アダプターを使用しているので、特大容量でありながら約8時間で満充電に。重さ約860gとボリュームはあるが、耐衝撃のアルミケースと強力なLEDライト、水滴から守る防滴カバー、タブレットを立てかけられるデバイススタンドが付属し、BluetoothスピーカーやLEDランタンといった機器にも充電ができる。コンセントのないアウトドアシーンや災害時のバッテリー確保ができる。本体サイズは約W100×D100×H90mm。
HACRAY(ハクライ) 4in1マルチ充電ケーブル内蔵型ワイヤレスモバイルバッテリー HR12709
置くだけでワイヤレス充電ができる「Qi(チー)」規格に対応したモデル。本体の背面には、Lightningコネクタ付きのmicro USBケーブル、バッテリーチャージ用ケーブル、USB Type-Cケーブルと、3種類のケーブルがすっきり内蔵され、ケーブルを持ち歩くことなく、スマートフォンやタブレットに充電ができる。ワイヤレス充電と、USB-A×1、USB Type-C×1の2ポート出力で、3台まで同時チャージが可能だ。本体はスマートホンサイズで、ケーブル内蔵型とは思えないスタイリッシュなデザイン。本体は220gと持ち運びに適したサイズでありながら、iPhone XSを約1.9回充電できる容量8000mAhのバッテリーを搭載する。本体サイズはW7.5×D15.7×H1.6cm。
maxell(マクセル) ACコンセント付き モバイルバッテリー MPC-CAC22800
ACコンセントプラグを本体に直接差せるため、ノートPCなど65Wまでの電気機器の充電と電力供給に対応する。2万2800mAhの大容量リチウムイオン電池を内蔵し、ACコンセント出力によってノートPCの使用時間を約4時間延長できるほか、USB-Aの2ポートでタブレット約2回、スマートフォン約7.5回、ゲーム機約8回のチャージが可能。専用アダプターを使えば、約4.5時間で本体を充電できる。ゴミやホコリのから本体を守るプラグカバーや、電池残量のわかる4段階LED残量表示も付いている。本体重量は約880g。本体サイズはW9.6×D21.7mm×H26mm。
cellevo(セレボ) モバイルバッテリー Compact C & Qiシリーズ 12000mAh
Qi(チー)規格に対応した最大5Wのワイヤレス充電に加え、最大5V/2.1A と5V/1AのUSB-A、最大5V/3AのUSB Type-Cの3ポート出力を搭載し、スマートホン、タブレット、ルーター、ゲーム機など最大4台の同時充電が可能。容量は1万2000mAh。急速充電対応のUSB Type-Cポートは、iPhone Xやスマートフォン約4.5回分、タブレット約2回分を充電できる。さらに、熱で劣化しやすい電池をより早く冷やすため、ボディにはヒートシンクの役割をもち、剛性に優れたアルミ合金を採用。約236gと軽く、出張や旅行にも気軽に持ちだせる。専用ポーチ、充電専用のType-Cケーブル、Type-C to Cケーブル、スマートホンの落下を防滑り止めパットなど付属品も充実する。本体サイズは約W12×D7.7×H1.4cm.。
Links(リンクス) モバイルバッテリー enerpad AC-80K 80400mAh
大容量8万400mAh。最大250Wの高出力ACポート×2、最大3.4A 出力のUSB-A×2、最大3.1A出力で高速充電対応のUSB Type-C×1と、5つのポートを搭載する。ACアダプターをつなげるACポートは、スマートフォンやタブレットだけではなく、ノートPC、デジタルカメラ、スタンドライトとあらゆる機器に使用でき、アウトドアや防災用のバックアップ電源など幅広いシーンで活躍。また、本体へ充電しながら機器への給電もできる。7セグLEDインジケーターにより電池残量がパーセントで表示されるなど、使い勝手にも優れている。約1.8kg。本体サイズはW25.7×D16.1×H50cm。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- WRITING :
- 安藤政弘