モルディブにおけるライフスタイルリゾート、アミラフシ

このところ“ライフスタイルホテル”という言葉をよく耳にしますが、こちら「アミラフシ リゾート&レジデンス」は、モルディブにおける“ライフスタイルリゾート”のひとつといえるでしょう。

デザイン性が高く、パーソナルなサービスが受けられて、ゲストが交流できる場がある。ほかにも新しい試みをあれこれ取り入れて、思い出に深く刻まれるステイを叶えてくれます。

和食のファインダイニング「フィーリング・コイ」画像
最初に到着する桟橋に和食のファインダイニング「フィーリング・コイ」があります

アミラフシが位置するのは、ユネスコの生物圏保存地域であるバア環礁の北東。ほかのモルディブのステイ先と同様、1島1リゾートです。リゾート名は、モルディブの言葉で“マイ・アイランド・ホーム”という意味があります。

このリゾートのデザインを手がけたのは、オーストラリア人の建築家。これまでの経歴は個人住宅が中心で、リゾートホテルを担当したのは初めてのことだとか。そのせいか、客室にどことなく“海辺のセカンドハウス”的なくつろぎを感じます。アミラフシでは客室を“ヴィラ”ではなく、 “ハウス”と呼ぶのもそのあたりの狙いかもしれません。

真っ白なハウス画像
洗いたてのように真っ白なハウス。水上はハウスリーフのスノーケリングが楽しいオーシャンと浅瀬が広がるラグーンの2タイプ

間仕切りがない、開放的な造りの水上コテージ

ハウスのロケーションは、水上、ビーチ、ツリートップの3タイプ。全室にプライベートプールがついています。人気が高いのは「オーシャン リーフ ハウス」です。広さ250平方メートルある、この部屋のレイアウトが、実にユニーク!

室内の真ん中にトイレがあり、それを囲むようにリビング、ベッドルーム、バスルームが配置されています。間仕切りがないので扉を開くこともなく、室内を移動する時には時計回り、あるいは反時計回り。開放感があり、ちょっぴり遊び心も刺激します。

開放的な「オーシャン リーフ ハウス」画像
客室の中央にトイレを置く斬新な配置。仕切りがなく、開放的な「オーシャン リーフ ハウス」
「フローティング・ブレックファスト」画像
SNSにアップしたくなる「フローティング・ブレックファスト」。全室プライベートプール付きなので、どの部屋でもアレンジOK

もうひとつ、人気上昇中の部屋タイプが「スカイハウス withバブル」。こちらは地上から12メートルの高さがあり、梢の高さから海を望むツリートップのハウス。こちらの部屋タイプではプライベートプールも宙に浮かんだような高さにあります。

緑の中に突き出したような「スカイハウス」のプール画像
緑の中に突き出したような「スカイハウス」のプール

そして「スカイハウス with バブル」のハイライトは、ベランダに置かれた球体のバブルテント。直径4メートルの空間に、特注の木製フローリング、回転式のデイベッド、望遠鏡、サウンドシステムなどが設置されています。夜は、満天の星空をシャボン玉の中から眺めるような気分でしょうね。

「スカイハウス with バブル」画像
スカイハウスにバブルテントを設置した「スカイハウス with バブル」。頭上に満天の星空が広がります

人が集まる場所やオリジナルなサービスなどライフスタイル的なお楽しみ

複数のレストランやウェルネス施設が集合しているのも、ライフスタイルリゾート的な特徴といえるでしょう。

食のメインエリアの「バザール」には、北イタリアの「バローロ・グリル」、アジア料理の「ウォック」、フィッシュ&チップスやピザなどが集まり、まるでフードコートのよう。テイクアウトできるデリや軽食のカフェが集まったエリアもあります。

各国料理が揃う「バザール」画像
アジア料理やイタリア料理など各国料理が揃う「バザール」

また、スパ周辺はヘルシーメニューのウェルネス・カフェやバーバーなども、ショッピングモールのように軒を連ねています。いろいろな施設が1か所にあつまっていると、縁日気分というか、選ぶ楽しみなのか、うきうきしてくるのが不思議です。

「エンペラー ジェネラル ストア」画像
テイクアウトやカフェなど気軽な「エンペラー ジェネラル ストア」
スパ画像
スパではモルディブでいち早くCBD(カンナビジオール)と活性化ヘンプをベースとしたトリートメントを導入
インフィニティプール画像
身体がすっぽり包まれる大きなクッションが並ぶ、メインのインフィニティプール

ユニークなサービスのひとつに、写真スタジオ「シャッターフィッシュ」の撮影があります。プロのカメラマンに、島内のあちこちで撮影してもらえるサービスです。もともとフォトジェニックなモルディブですから、1時間の制限時間も、あっという間。この撮影のために衣装をわざわざ持参するゲストもいます。

こちらのサービス、1枚なら無料です。が、仕上がりをチェックすると、どれもこれも欲しくなってしまうもの。事前予約のお得なプランを申し込んでおくのが、賢明かもしれません。ステキな思い出になりますよ。

スタジオ「シャッターフィッシュ」の写真画像
プロの手によって撮影された思い出をお持ち帰り。1枚だけなら、無料です。もっと欲しくなってしまうけれど

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この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子