世界展開をしている名門ホテルがしのぎを削るタイ・バンコク。新しいホテルが続々と誕生する中、愛され続けているシェラトングランデ・スクンヴィット,ラグジュアリーコレクションホテル,バンコク。1996年に開業してから、通い続けているリピーターも多いというこちら、その魅力は一度滞在すればわかります。
スカイトレイン(BTS)のアソーク駅と地下鉄(MRT)のスクンビット駅と、歩行者専用のスカイブリッジで結ばれ、どこへ行くにも便利な立地。人気のショッピングモール「ターミナル21」にも直結しています。
緑に包まれたリゾートのようなタイ・テーマ・ガーデン・スイート
33階建て420室の高層ホテルは、目の前に遮るもののないシティとラチャダ湖ビュー。タイのコンテンポラリースタイルでまとめられた客室は、エントリークラスでも広さ45平方メートル、24時間バトラーサービス付きです。
各部屋には全身を包み込むラグジュアリーコレクションのシグネチャーベッドに、300番糸のコットンシーツ、ふわりとしたデュベ(羽毛布団)、羽毛と低反発などから選べるピローメニューを備え、深い眠りと心地いい目覚めを叶えてくれます。室内のあちこちにそっと置かれた蘭の花、タイの伝統的なカービング、そして「THANN(ターン)」のアメニティーなど、タイらしさがちりばめられているのも、心憎い演出です。
憧れの客室は、3タイプある「タイ・テーマ・ガーデン・スイート」。それぞれにウッドデッキと砂利石を敷いたガーデンがあり、開業当時からの熱帯の木々が鬱蒼と茂っています。周囲の喧噪や眺めからガードされるせいか、ここがバンコクであることを忘れてしまいそう。
ハイエンドな「ラマ」スイートにはガーデンに緑に包まれたジャグジーがあり、まるでリゾート地のヴィラのようにリラックスした時間が過ごせます。
タイをテーマにした室内は、チーク材や大理石、上質なシルクも惜しげもなく使い、アンティークやタイらしいモチーフのカービングなどが目を楽しませてくれます。床もチーク材を使用しているため、エキストラベッドはNG、室内に段差もあるので12歳以上限定。大人のための空間なのです。
最も贅沢なお部屋の「ロイヤル・スイート」や「ガバナーズ・スイート」は、部屋の扉を開けると、オートマチックにカーテンが開き、シティビューが広がる仕掛け。思わず、歓声が漏れてしまいます。そして天井高3.5メートル。見上げてしまうほどの高さです。
受賞歴を誇るイタリアン、体験型タイ料理など個性豊かなダイニング&バー
ミシュランプレートに選ばれ、バンコクを代表するイタリア料理レストランのひとつとされる「ロッシーニ」。トスカーナ地方の料理をサーブし、ショーキッチンを併設する店内もトスカーナの民家風です。
フレッシュなブッラータチーズやトスカーナのハム、シチリア産のトマトなど、アペタイザーから食欲満開。メインにオーダーした子牛はトリュフの香りが鼻をくすぐり、至福な気持ちに満たされます。サンデーブランチは地元マダムの間で評判の、週末のお楽しみです。
タイ料理「バジル」はタイの北部、東北部、中部、南部それぞれの地方の味わいをラインナップ。化学調味料は使わず、本来のタイ料理を供します。地域ごとに特徴があり、香りも異なるので、制覇したいところ。タイ料理教室(要予約)や、毎夕、コンブチャのデモンストレーションも開催しています。
ビュッフェが充実したメインの「オーキッド・カフェ」や、緑に包まれたプールサイドにある「ザ・サラ」、ジャズの生演奏を聴きながらカクテルがいただける「ザ・リビング・ルーム」など、どれも選りすぐりです。
日本人ゲストへの細やかなサービスはひとり旅でも安心
日本人スタッフは3名が勤務。フロントで直接、対面できるのは何かと心強いものです。
客室内でも日本人ゲストへのケアは行き届いています。例えば、ディレクトリーやホテルからの案内、ルームサービスのメニューなどは日本語で用意。テレビは、NHKはもちろん、フジテレビや日本テレビ、朝日放送も視聴可能。そして電話も日本人スタッフと直通で話せるプッシュボタンがあります。
初めてのひとり旅や海外旅行に不慣れな親族を連れての旅などにも利用したいホテルです。
問い合わせ先
- シェラトングランデ・スクンビット,ラグジュアリーコレクションホテル,バンコク
- TEL:+66-2-649-8888
- 住所/250 Sukhumvit Road, Bangkok 10110 Thailand
- 日本での問い合わせ先/マリオット TEL:0120-925-659、TEL:03-5423-6062(東京23区内)
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子