アルノー・デプレシャン監督の作品『Ismael’s Goasts』の上映を皮切りに開幕した、今年で70周年を迎える「2017年カンヌ国際映画祭」。
劇場では観られない、ネットのストリーミング配信の作品がコンペ対象になる!?という、現代らしいNetflix問題も浮上し、ポータルニュースの話題を独占している三大国際映画祭のひとつですが、コンペ外作品として選出された三池崇史監督作品『無限の住人』の公式上映に、主演を務める元SMAPの木村拓哉さん(44)や、ヒロイン役の杉咲 花さん(19)らが登場したことでも、ホットな話題を振りまいています。
そんな、時代を牽引する映画祭が毎年心待ちにされている要因のひとつには、世にも美しく、時にユニークすぎる衣装に身を包み、世界基準の美貌を競う「レッドカーペット上のセレブの着こなし」があげられます。
「大胆すぎるドレスに身を包み、今年いちばん話題を独占する女優は誰!?」
ここでは、サンローランのクリエイティブ・ディレクターであるアンソニー・ヴァカレロが打ち出す “エレガントかつ近未来的” なドレスを選んだ「個性派美女たち」の、大胆不敵な着こなしをクローズアップしてご紹介します。
サンローランを選んだレッドカーペットセレブの筆頭は!?
まずは、サンローランのミューズである、シャルロット・ゲンズブール(CHARLOTTE GAINSBOURG)が、2017年カンヌ国際映画祭で着用した華やかな3スタイルをご紹介します。
超絶ミニ! 丈のシルバードレスを堂々と着こなすシャルロット・ゲンズブール。スパンコールのきらめきをまとって、表情豊かに会場を魅了しました。
華やかなドレススタイルとは一変して、黒く輝き、力強くクールな女性像を演出。パワーショルダーとハードなレザーがサンローラン・ウーマンの象徴となっています。
エレガントさと力強さが融合した、現代女性らしいスタイルも披露したシャルロット・ゲンズブール。スパンコールの刺しゅうで描かれたレオパードモチーフが、個性的なムードを際立たせています。サンローランのスタイルアイコンらしく、幅広い表情をカンヌの地で披露してくれました。
ロングドレスを選んだ美人女優たち
フランス人女優、レティシア・カスタ(LAETITIA CASTA)が選んだのは、ヴェルヴェット素材にラインストーンがきらめく、クラシックなロングドレス。深スリットから覗く美脚が、女性ならではの美を描きます。
胸元のVネックラインが、女性らしさに拍車をかけるアイボリーのロングドレスで登場したのは、イザベル・ユペール(ISABELLE HUPPERT)。真っ赤なリップがフランス人らしい、アンニュイな魅力を引き出しています。
アシンメトリーデザインで攻める個性派美女たち
アシンメトリーなデザインのドレスを個性的なキャラクターで着こなしたのは、アンニャ・ルービック(ANJA RUBIK)。サンローランのスピリットを感じさせる、大胆不敵なフリルデザインがお似合いです!
スーパーモデルであり女優のエヴァ・ハーツィゴヴァ(EVA HERZIGOVA)は、アンニャ同様にアシンメトリーデザインをチョイス。クラシックをモダンに刷新したデザインが、現代らしいエレガントな着こなしへと導きます。
美男子もサンローランに夢中!アーノード・ヴァロワのディ&ナイトにフォーカス!
サンローランが描くストリートモードを体現していたのは、アーノード・ヴァロワ(ARNAUD VALOIS)。ミニマルな装いのなかにもこだわりを感じさせる上級者な着こなしに、注目が集まっていました。
デイシーンとは一変して、サンローランらしいオールブラックスタイルに身を包み、ディナーへと出向いたアーノード・ヴァロワ(ARNAUD VALOIS)。シチュエーションに合わせて表情を変える着こなしテクニックはさすがです。
サンローランの「ジャケット」を選んだ美男子たち
そのほか、サンローランならではのクラシックなジャケットに、蝶ネクタイを合わせた「王道なジャケットスタイル」で登場した美男子をご紹介。
シックなサンローランのジャケットを、ワイルドに着こなすのはカナダ出身のイケメン俳優、デヴォン・ボスティック(DEVON BOSTICK)。
美しい顔立ちにファンの多い中国の俳優、ヤンヤン(YANG YANG)。凜とした姿勢がなんとも印象的です。
世界中が注目する「2017年カンヌ国際映画祭」で海外セレブが着こなした、サンローランのドレスやジャケットスタイルの数々をクローズアップしてご紹介しました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 構成/石原あや乃