今年でブランド設立90周年を迎えたFURLA(フルラ)。年間で数回に分けて打ち出す「記念コレクション」から、ユニークなデザインの第2弾が発売を開始しました。
日本人切り絵作家、尾関幹人氏とコラボレーションした芍薬モチーフを贅沢に打ち出した第1弾に続く第2弾では、この90年の間に一世を風靡した「音楽」や各年代を象徴する「色」にフォーカスを当て、ブランドが誇る90年という歴史をアイコニックに表現しています。
限定コレクションのインスパイア源は?
バッグのフラップが取り外せて、自身の感性でボディとの組み合わせを楽しめるカスタマイズ形式の定番デザイン、「METROPOLIS(メトロポリス)」から、全9種のフラップと、全5色のボディカラーが展開される、90周年記念コレクション。90年という歴史を感じさせるヒストリカルなコレクションソースとともに、その魅力を紐解きます!
■1920年代
フルラの歴史が始まった1920年代からスタート。豪華絢爛な世界を描いたスコット・フィッツジェラルド著書の『グレート・ギャツビー』をイメージソースに描いたフラッブには、シルバーカラーのベルベット地にアール・デコ調のビジューがあしらわれ、良き時代を思わせる華やかな印象に。
■1930年代
続いてジャズミュージックが誕生し、ドイツ人歌手マレーネ・デュートリヒの美しい歌声やグラマラスなスタイルに魅了された1930年代へと移ります。べっこう柄のPVC素材をベースにミンクのファーを贅沢に施し、女性らしいグラマーな魅力を表現しています。
■1940年代
1940年代にはスウィング・ダンスが大流行し、音楽とともに踊れるダンスミュージックの時代へと突入します。おおらかで平和な時代を感じさせる赤と白のチェックをベースに、ポルカドットのリボンやボーダーのフリルをあしらったレトロポップなデザインに、早くもラブコールが殺到しています!
■1950年代
ロックンロールの火付け役、エルビス・プレスリーやギャングの登場により、ワイルドなスタイルが一斉を風靡した1950年代。ジュークボックスのネオンカラーやレインボーカラーなど、時代を象徴する活気あふれるアイコンが、フラップデザインに落とし込まれています。
■1960年代
ザ・ビートルズが世界的に流行し、モッズスタイルなど直線的でクールな英国ブームが巻き起こった1960年代。その時代に生きた誰もが渦中で感じた勢いある時代性を、ド直球に表現。モノトーンのユニオンジャックをベースにしたターンテーブルデザインは、ファン必見です!
■1970年代
次に、ディスコミュージックが革命的に広まった1970年代。アンダーグラウンドミュージックが牽引する新時代のムードを、ニューヨークの「スタジオ54」で夜な夜な繰り広げられたミラーボールが輝くクラブシーンをイメージソースに、煌びやかにデザインされています。
■1980年代
パンクロックの登場により、反骨的なファッションブームが訪れた1980年代。ピンやスタッズ、無造作に付けられたハートのエンブレムなどで、不安定な時代性が表現されています。
■1990年代
ヒップホップミュージックが火付け役となり、ストリートブームが巻き起こった1990年代。若者たちがオーバーサイズで着こなした印象的なユニフォームデザインをボリュームのあるチェーンとともにフラッブに投下しています。
■2000年代
最後は、新世紀に向けて新たなるアプローチを続ける2000年代。メタルシルバーをベースにボルトのようなスタッズやラインストーンが配され、近未来的な仕上がりに。90年という長い歴史のなかブランドが培ってきた集大成ともいえるデザインからは、新たなる時代の幕開けを感じさせます。
90周年という大きな節目をきっかけに、時代を振り返るデザインをバッグデザインに搭載したフルラ。またとない壮大なアプローチの新コレクションのなかから、かつて自分の好きだったテイスト、今も好きなモチーフを、思い出とともに探してみてください。
※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
問い合わせ先
- フルラ ジャパン TEL:0120-951-673
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- クレジット :
- 構成/石原あや乃