実際に、フォーマルをオーダーする際に気になるのが、使う生地であったり仕様だと思うが、スーツやジャケットとは違い、おおまかにルールが決まっているため、オーダーに関してさほど難しく考える必要はない。多少のこだわりはあると思うが、タキシードであれば基本色であるブラックかネイビーを決め、必要なアイテムを揃えることになる。ディレクターズスーツやソリッドスーツも同様だ。まずは「ニューヨーカー」が提供しているオーダーサービスについて紹介する。

~「ニューヨーカー」のフォーマルのオーダーの流れ~

■1:担当者と顔合わせ

顧客ひとりひとりに専任担当者が付き、顧客の要望に合わせてアイテムを提案してくれる。ニューヨーカー銀座店であれば、名物店長の鈴木さんだ。物腰低く親しみやすい接客で、多くの男性の心を掴んでいる。巧みな話術に惑わされないように注意が必要だ。近々、親類の結婚式があるというAは、ブラックスーツしか持ち合わせがなく何を着ればいいのか相談をし、汎用性の高いソリッドスーツを作ることになった。多少の不安があったとしても相談することで解消されることから、サービスは大いに活用すべき。

■2:サンプル生地を見ながら好みを選ぶ

チェルッティ、ロロ・ピアーナ、ゼニアなど、有名生地メーカーを多数そろえている。

基本である表地を選ぶ。生地メーカーによって色の深みや光沢に違いがあるため、感触を確かめたり、比較することができる。無地や柄、いろいろな生地サンプルを用意しているので、よく相談しながら進めるのがいい。フォーマルであれば、ブラックかネイビーが基本となるが、スーツやジャケットであれば柄などを選ぶことができる。

■3:モデル選択

まずは胸囲とウエスト測定し、それを基に店内にある既製品(スーツ)をベースにモデルを選択する。ただ着るのではなく、腕の稼働領域や座ったときの見え方など、細かくチェックするため、もう少しゆったりしたのが良い、タイトな方がいいなど、あれこれ選べるため納得のいくまで試せる。複数あるモデルの中から選ぶのは大変かもしれないが、それもまた楽しみでもある。

■4:ディテール選び

ディテール選びこそ、既製服にはない魅力だ。ここでは、ステッチ5種、胸・腰ポケット7種、袖口3種、ベント3種、裏仕様、見返し、マーベルトなど、その他から、自分の好みに合わせたパターンを選ぶことができる。見た目には違いがわからない部分でもあるが、自分だけのこだわりを詰め込むことができるのはオーダーならでは。生地サンプルを見ながら、こうしたい!という思いをぶつけてみるのもいいだろう。

■5:オプション選び

ボタンや裏地、その時々の気分によって自分らしさを表現できる。センスが試されるポイントだ。

ボタン、裏地、ベルトステイループ、ウォッチポケット、サスペンダーボタン、シャツすべり止め、ハートシック、ポケットチーフの仕様などあらゆるオプションを選ぶことができる。

■6:仕上がり~納品

採寸してから納品までの時間はおよそ4週間。実際の納品は店舗受け取りか配送かが選べる。

以上が、「ニューヨーカー」が提供しているフォーマルのオーダーサービスの流れである。当日でも対応できるが、事前予約してから来店することを強くおすすめする。一生に一度出番があるかどうかではあるが、備えておくのが大人の余裕である。

ここではフォーマルのオーダーの流れについて紹介したが、スーツやジャケットでも同様の流れになる。ジャケットの形やラペル、生地などフォーマルよりも選ぶ要素が多いため、よりオリジナリティあるアイテムが作れる。フォーマルだけでなく、普段着るスーツもオーダーで揃えてもいいだろう。こだわりを詰め込む事こそがファッションの楽しみ方だ。

問い合わせ先

  • ダイドーフォワード TEL:0120‐17‐0599
    実施店舗:ニューヨーカーメンズ43店 ※小田原店、おおたかの森店は除く
  • 仕上がり期間:およそ4週間
  • オーダー参考価格:
    【タキシード】¥140,000
    【ディレクターズスーツ】ジャケット¥58,000~・トラウザーズ¥27,000 ※パターンオーダー限定展開
  • ※価格はすべて税抜きです。
    ※店内にある既製品をベースに細かな採寸を行い、生地やデザインなどを選び、好みに合わせた組み合わせで提供。

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この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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PHOTO :
島本一男
STYLIST :
河又雅俊