社会的立場のある大人のキャリア女性の「あるある」シーン別に、コーディネート実例をまとめています。主にアラフォー女性の春〜初夏の着こなしを6つのテーマで掲載しています。

【大人コーデ:目次】

■1:グレーとベージュを重ねる「初夏のニュアンス配色」3

グレー系アイテムとベージュ系アイテムを、ひとつのスタイリングの中で絶妙に重ね合わせていく、グラデーションコーディネート。この配色の妙は、大人の女性だからこそ楽しめるものです。

配色と聞いてまず思い浮かぶのは、一年じゅう頼りになるモノトーンや、夏に向けて心惹かれるきれい色などですが、大人の女性として是非ともモノにしておきたいのが、ニュアンスカラーを上手に組み合わせてつくる、グレー×ベージュ配色です。曖昧な配色だからこそ出せる優しい印象や品のある佇まいは、理想的な大人の女性像そのもの。

ニュアンス配色、してみたいけれど、実際私に似合うのかな? 配色のバランスはどうすればいいのだろう。野暮ったく見えない? などと感じている女性に向けて、多くのキャリア女性誌でリアルな大人コーデを手がけているスタイリスト・城長さくらさんに、コーディネートは簡単、それでいて上級に見えるグレー×ベージュ配色のスタイリングを提案してもらいました。

選ぶ色味、素材、全体のシルエットなどポイントを踏まえたスタイリング技を取り入れれば、毎日の着こなしの幅がさらに広がること請け合いです。

【1-1】ストイックすぎないやわらかさを出した、パンツスタイル

ストイックすぎないやわらかさを出した、パンツスタイル。ニット¥139,000(三喜商事<バンフォード>)、パンツ¥29,000・ベルト¥13,000(SANYO SHOKAI<マッキントッシュ ロンドン>)、ストール¥45,000(ヴァルカナイズ・ロンドン<ジェーン・カー>)、時計¥470,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥395,000(ヴァレクストラ・ジャパン<ヴァレクストラ>)、靴¥73,000(JIMMY CHOO)

まずは、キャリア女性の定番パンツスタイルでの具体例をご紹介します。スーツ姿の男性が多いオフィス内では、モノトーンばかりでは周囲に埋もれるし、反対にきれい色はたまの投入がちょうどいいバランス。そんなときにもおすすめなのが、グレーのグラデーション配色。使っているものはそれぞれベーシックアイテムであっても、〝なんだかおしゃれ人〟という印象へ導いてくれるのが、この配色の最大の魅力でもあるのです。

エクリュ色のニットは、シルク混で肌の当たりがとってもなめらか。長時間のデスクワークが控えた日などは、こんな優しい素材感に助けられます。チャコールグレーのタックパンツにIN。さらにニットとパンツの中間色のような細ベルトをすることで、上下が自然とつながって着こなしにメリハリが生まれます。薄手ストールもストーンシルバーを選ぶことで、コーディネートにさらに深みを出したのもポイントです。

グレーとベージュを使った配色は、はっきりさせない曖昧さが特徴的。言い換えると、一歩間違えればぼんやりとした印象に陥る危険性も…。その回避に大きな役割を果たすのが、小物の存在です。つるんとしたレザーの質感や靴のメタリックなど、小物で適度なツヤ感を投入することによって、全体がモダンで引き締まったイメージに仕上がります。

【1-2】グレー×ベージュの魅力〝こなれ感〟は、仕事スタイルにこそ生きる!

襟付きシャツ×タイトスカート。リネン混シャツ¥26,000(ゲストリスト<ザ シャツ バイ アッパーハイツ>)、スカート¥36,000(マディソンブルー ヘッドストア<マディソンブルー>)、スカーフ¥10,000(SANYO SHOKAI<マッキントッシュ ロンドン>)、ピアス¥43,000(ウノアエレ ジャパン<ウノアエレ>)、バングル¥455,000(リンクス オブ ロンドン青山店<リンクス オブ ロンドン>)、バッグ¥183,000・靴¥123,000( JIMMY CHOO)

キャリア女性の日常に多く登場する、襟付きシャツ×タイトスカート。きちんと感がある、シルエットが女らしい。仕事スタイルとして支持される理由が明確な一方で、いつも同じような印象に仕上がり、ついマンネリ化してしまうのも悩みのひとつです。そんなときこそグレー×ベージュ配色にまとめて、新風を吹き込むのも手! その絶妙なグラデーションが、きちんとした装いにまろかやさを生み出してくれ、女らしさも高まります。

グレー×ベージュ配色を始めるにあたり持っていたいのが、こんな襟付きのベージュシャツ。白よりも落ち着き感があって、30代・40代のキャリア女性の肌にもなじみやすいのも、買いのポイントです。そしてこれからの季節に向けては、軽やかなリネン混がオススメ。上下で〝色のトーンはそろえつつ、素材をバラす〟も、グレージュコーデを成功させる秘けつです。異素材にすることでメリハリが出て、老けた印象やのっぺり感などが解消されます。

今選びたいベージュの色味は、赤味のない辛口なドライベージュ。従来のエレガントなベージュとは違う、かっこいい雰囲気をまとったベージュが、洗練して見せたい日に見事にハマります。ウォッシュがかったストーングレーのタイトスカートに合わせると、見慣れた自分とはちょっと違う、こなれ感の漂うキャリアスタイルが完成します。

【1-3】リラックスした休日カジュアルも、ニュアンス配色でまた新鮮に!

グレーのニットとロングスカート。ニット¥23,000(ハウント代官山/ゲストリスト<HAUNT>)、スカート¥47,000(マディソンブルー ヘッドストア<マディソンブルー>) ピアス¥54,000(デペッシュモード恵比寿本店<KYOKO HONDA NEW YORK>)、サングラス¥30,000(モスコット トウキョウ<モスコット>)、バングル¥17,000(ウノアエレ ジャパン<ワンエーアールバイウノアエレ>)、バッグ¥18,000(スティーブン アラン トーキョー<ムーニュ>)、靴¥82,000(アパルトモン 青山店<アクアズーラ>)

平日の仕事コーデだけではなく休日コーデでも満喫できたら、グレー×ベージュ配色もサマになってきた証拠です。初夏に向けては、どうしてもトップスひとつ×ボトムひとつの簡単なワンツーコーデが増えるので、配色の采配が〝普通のカジュアルスタイル〟と〝おしゃれなカジュアルスタイル〟の分かれ道となります。グレー×ベージュ配色の優れている点は、カジュアルなアイテムも都会的な雰囲気に見せてくれるところ。カジュアルな着こなしにもどこか女らしさを求めるキャリア女性にとって、休日こそこの配色がもつ洗練美が、とても頼りになるのです。

ダークトープのVネックニットは、薄手のシルク混。パレットの上でグレーとブラウンを混ぜ合わせたような深みのある色合いが、大人の女性の表情をリッチに見せてくれます。前後差の付いた旬のフィッシュテールスカートは、布量が多いので、明るめのベージュを選んで、重心が下へ下がりすぎないようにバランスを考慮。コットン素材のナチュラルな風合いが、リラックスしたい休日気分にぴったりです。

サングラス、カゴバッグ、華奢サンダルなど、小物で軽やかさを出すと、グレージュコーデに休日らしいリズムが生まれて、着こなしが楽しく盛り上がります。

ニュアンスカラーを重ねることによって、途端に上級な印象へ導いてくれるこの洗練テクニック。暑くもなく寒くもない、お出かけが増えるシーズンに、是非チャレンジしてみてください!


■2:大人の女性の「ベージュジャケット」着回しコーディネート術

毎日の通勤スタイルの主軸となるアイテム、「ジャケット」。40代、50代の働く女性のなかには、所属する企業のなかにあって、課長や部長、さらに取締役などの要職に就き、大勢の人前で話す機会があったり、社外の重役と交流するという場面なども増えてきた、という方も多いのではないでしょうか。そういう機会があるたびに、見た目に美しく、着心地は快適なジャケットスタイルの必要性を実感するのではないのでしょうか。

まず、何よりも〝信頼感〟が得られること。初めましての人や部下から見て〝親しみやすさ〟があること。オフィスにふさわしい範囲での〝トレンド感〟も押さえていること。

多くの女性誌でキャリアスタイルを手がけているスタイリスト・城長さくらさんが提唱する「キャリア女性に必要な3大ポイント」です。この3つのポイントを反映したジャケットの選びかたと、その着回しコーデをお届けします。

上質なジャケットを相棒にしていて、それをT.P.O.に合わせてスマートに着回している。そんなステキなキャリア女性を目指したいですね。

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC<シンクロ クロッシングズ>) 

信頼感のある大人の仕事コーデに欠かせないジャケットですが、責任のある立場の女性こそ、優しげに見える色、たとえばソフトベージュを選ぶのが最大の鍵。春らしい明るい色や軽素材のインナーアイテムとも相性がよく、上半身で印象が決まりやすいデスクワークや会議、また会食の席なので、顔周りを女性らしく映してくれます。

ノーカラーとスタンドカラーを合わせたようなダブルカラーが、仕事向き春ジャケットの流行ディテール。元来男性的アイテムであるジャケットこそ、フェミニンな襟元の一枚を選ぶことで、程よい女性らしさが打ち出せます。

【2-1】上司から部下までそろう大切な社内会議には、信頼感を得られるジャケパンコーデで

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC<シンクロ クロッシングズ>) 、ブラウス¥83,000(ウールン商会<ファビアナ フィリッピ>)、パンツ¥25,000(オルドス ファッション ジャパン<オルドス>)、ベルト¥13,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店<メゾン ボワネ>)、眼鏡¥42,000(イー・ヴィ・アイ PR<レジャー ソサエティー>)、時計¥1,740,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥430,000(ヴァレクストラ・ジャパン<ヴァレクストラ>)、靴¥141,000[オーダー価格](ジェイエムウエストン 青山店<ジェイエムウエストン>)

社内発表や取引先など「人前で話す」やや緊張感のある日には、白のテーパードパンツを合わせたキャリア女性らしい正装感のあるジャケパンコーデで臨みます。〝キリッと見えても、怖く見えない〟というバランスが、最大の課題となるアラフォー世代のジャケパンコーデ。やはりここでも、配色がキーとなります。淡いベージュとさわやかな白をつないで、まずは第一印象を明るく優しく見せるように心がけると、大勢のスーツ男性が集まる場でも埋もれることなく、自然と目を引くような存在感を発揮します。

中にシルバーラインが効いたネイビーのノースリーブブラウスを忍ばせることによって、淡色のスタイリングにメリハリをつけるのもこだわり。黒ではなくネイビーにすることで、ジャケットとのコントラストを強めすぎないのがポイントです。シルク混のやわらかな肌触りのブラウスは、きちんと感最優先のジャケパンコーデにこそ、投入したいテクスチャーです。

【Coordinate Point】メンズライクな小物で、今どき仕上げに

バッグ¥430,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥141,000[オーダー価格](ジェイエムウエストン 青山店)

淡色メインで優しく見えることを大前提にしたジャケパンコーデ。合わせる小物を考えるときは、あえてメンズライクなアイテムを組み合わせることによって、〝生真面目〟や〝なんか古い〟といった、「ジャケパンコーデの残念あるある例」と一線を画す仕上がりに。バッグは、ブラウン・白・黒のトリコロールで、カチッとしたフォルムながらこなれた表情のハンドルタイプ。足元は、インナーブラウスとリンクさせたネイビーローファー。小物効果でコーデ全体がスパイスアップされて、たちまち上級な表情に。

【2-2】真面目な話にも雑談にも応えられるような柔軟な女性を目指したい会食シーン。旬色・イエローを効かせたジャケパンコーデで

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC<シンクロ クロッシングズ>)、ブラウス¥18,000(TOMORROWLAND<TOMORROWLAND collection>)、パンツ¥27,000(wb)、ピアス¥210,000(アルテミス・ジョイエリ<アルテミス・ジョイエリ>)、ブレスレット¥133,000(ウノアエレジャパン<ウノアエレ>)、バッグ¥169,000(J&Mデヴィッドソン青山店<J&Mデヴィッドソン>)、靴¥150,000(ブルーベル・ジャパン<マノロブラニク>)

社外のお付き合いの席も頻繁に出席を求められる、アラフォー世代のキャリア女性。アフター6のクライアントとの会食や異業種交流会なども、単なる仕事相手としてだけではなく、人としても魅力的に映りたい、大切なビジネスシーンです。昼間の打ち合わせ以外で、長時間顔を合わせるのは初めて。あるいは、先方が予約したお店が思いのほかラグジュアリー! などで、何を着ていくのがいいのか…と結構迷う経験も多いのではないでしょうか。

そんなシーンにオススメなのが、旬色投入で華やかさを加えたベージュジャケットの着回しコーデです。そしてアラフォーのキャリア女性の肌写りを綺麗にするのが、チアフルなイエロー。

■1ベージュ×黒のベーシック配色に馴染みやす。■2昼間のオフィスでは浮かずに、例えば夜は間接照明の店内で華やかに映る。■3さり気なく感度の高さもアピールできる流行色。と、まさに会食コーデにもピッタリな旬色と言えます。イエローのボーダーブラウスがフェミニンにまとまるのも、ベージュジャケットの包容力があってこそ。

【Coordinate Point】旬色イエローは二重投入が効果的です

靴¥150,000(ブルーベル・ジャパン)、ブラウス¥18,000(TOMORROWLAND<TOMORROWLAND collection>)

たとえば足元をシンプルな黒ヒールにすると、それだけでどこか無難な印象にまとまってしまいます。トップスと合わせて足元にもイエローを差し込むというダブル使いで、華やかさがさらに高まり、コーデ全体がトーンアップします。会食のお店に到着してみたら、入り口で靴を脱ぐ形式だった! なんていう場面でも、こだわりの一足を履いていれば慌てることなくスマートに通過できます。旬色をさり気なくリンクさせた〝手の行き届いたおしゃれ〟をしている様は、男女問わず好印象に映るハズ。

【2-3】仕事後にデートや仲間との集合などがある日はジャケット×レーススカートでヌーディな女らしさを意識して

ジャケット¥59,000(synchro crossings 玉川タカシマヤSC<シンクロ クロッシングズ>)、ニット¥13,000(ジェット 六本木<ジェット ニューヨーク>)、スカート¥69,000(ポール・スチュアート 青山店<ポール・スチュアート>)、ネックレス¥63,000(ウノアエレ ジャパン<ウノアエレ>)、時計¥2,440,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥134,000(JIMMY CHOO)、靴¥49,000(エストネーション<ペリーコ>)

日中の仕事の予定を考えるとジャケットは必須。でも、アフター6は大人の女性としてプライベートな予定を思いっきり楽しみたい! という日も、ベージュジャケットを上手に着回して乗り切りましょう。すっきりとしたフロントのダブルカラーのジャケットなので、着映え感のあるスカートと合わせてもバランスよくキマります。サイドスリットが入っていて、さらにひざ周りが透けるミディ丈のレーススカートを合わせて、いつものジャケットコーデよりも女っぽく装います。

レーススカートなど華やかなアイテムが主役になる場合は、全体をベージュと黒の2色でまとめるなど、色使いで引き算するのもポイントです。それによって、大人の女性ならではの洗練された華やかさに。V開きニットからのぞくデコルテやひざ周りの透け感など、ちらりと肌見せを効かせるをことでも、いつもとはまた違ったベージュジャケットコーデが完成します。

【Coordinate Point】華奢感、ピンクゴールドがキーワードに

時計¥2,440,000(DKSHジャパン)、バッグ¥134,000(JIMMY CHOO)、靴¥49,000(エストネーション)

接近戦でも女らしさを発揮できるように、アクセサリーや足元などの細部にまでこだわりを見せたいところ。リング型トップが付いたネックレス、ダイヤ付きのスクエア時計、そして指の隙間から見えるストラップパンプスのインソールをピンクゴールドで統一します。女性らしい白肌を際立たせてくれる効果もある、ピンクゴールドを多重投入することで、コーディネートにふわっとした温かみが生まれます。

【2-4】コチラもオススメ! キャリア女性に似合うベージュジャケット3選

春から初夏まで心地よく着られるベージュジャケット、変形ノーカラーやテーラードで「これは使いやすそう!」なものをセレクトしてみました。

左/V開きノーカラーがシャープな印象。定番使いにふさわしい、ノーマルなボックスシルエットだから、ジャケットコーデ必須な働く女性に役立つ一枚。¥63,000(オンワード樫山) 中/初夏もばっちり活躍しそうな、涼しげなリネン混素材。ワイドパンツに合わせた上下ともにビッグシルエットなど、今年らしい着こなしがオススメです。¥35,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店<ユナイテッドアローズ>) 右/ヒップラインを覆うようなやや長め丈で、体型カバーにも効く大人にうれしい設計。ピンク味を帯びたベージュで、パンツスタイルにはおってもどこかフェミニンに仕上がります。ジャケット¥28,000(ユナイテッドアローズ アトレ恵比寿 ウィメンズストア<ユナイテッドアローズ>)

人前へ出て話す機会があったり、社外の人とも多く関わったり、日中は忙しくても、アフター6は華やいだ場所へ出かける。というあらゆる仕事シーンに遭遇する大人のキャリア女性にとって、ベージュジャケットはまさに万能的な存在です。きちんと感がありながら主張が強すぎない一枚を上手に着回しながら、お仕事コーデを充実させていきましょう。


■3:大人のキャリア女性のための通勤コーデ

キャリア世代の女性にとって、〝仕事服〟は日々の自分を輝かせてくれる、最大の味方のような存在です。

特に節目の季節では、例えば新しい取引先との初顔合わせや、人前へ出て話をする機会があったり、また反対に期末の終日デスクワークに追われたりと、日によってさまざまな状況に遭遇する時期。第三者からの信頼を得られる装いを心がけたいところですよね。

そこで、働くキャリアのためのスタイリングを多く手がけているスタイリスト・城長さくらさんに、キャリア女性にふさわしい春のお仕事スタイルを教えてもらいました。甘すぎないモーヴなピンクなどを織り交ぜつつ、基本のスーツやジャケット、こなれて見えるジレという、3つのアイテムを駆使したスタイリングです。

【3-1】社外の人と接する日。信頼感と親しみやすさの両方を得られる「スーツ」

ジャケット¥39,000・パンツ¥26,000(オンワード樫山)、ニット¥26,000(Theory luxe)、スカーフ¥15,000(SANYO SHOKAI)、バングル¥455,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バッグ¥140,000(JIMMY CHOO)、靴¥69,000(バリー 銀座店)

取引先へのお挨拶。人事異動後、クライアントの新任との初顔合わせ。など、社外の人と顔を合わせるシーンで活躍するのは、仕事服の中でも最もオフィシャルなアイテムである「スーツ」。スーツと聞くと、ともすると〝怖そう〟〝堅苦しい〟といったイメージもあるのですが、この春は、そんな先入観を覆すような、素材やシルエットが今どきにアップデートされたものが続々と登場中。最近、キャリア女性の間で人気復活の兆しを見せています。

ライトグレーのノーカラージャケット×テーパードパンツのスーツは、優しい色味が最大の魅力。全身が1色で覆われるスーツは、ライトグレーやベージュなどの淡色系ベーシックカラーを選んで、まずはパッと見の印象をソフトにすることを心がけて。相手には「仕事を任せられそう」という信頼感と、「話しやすそう」という親近感の、その両方を感じてもらうことが大切です。

襟ぐりからフロントにかけてや、パンツのウエスト部分に、白ラインが効いているのもポイント。同じオフィス内でも多くの男性が着用しているスーツだからこそ、このような細やかなデザインで、女性ならではのおしゃれ心を満たしたいですよね。

【Coordinate Point】カラフルな小物で元気に味つけ

スカーフ¥15,000(SANYO SHOKAI)、バッグ¥140,000(JIMMY CHOO)

合わせる小物には、ライトグレーのスーツがふわっとトーンアップするようなきれい色を選びたい。顔周りを華やかに盛るイエローを使ったスカーフは、首元の開きを覆ってくれたり、今日はなんだか顔周りが寂しげというときにも投入したい、救世主的旬小物。ときにはバッグにつけてというアレンジも楽しめます。ピンクベージュのバッグは、白・黒・グレーの服にすっとなじむ万能カラー。小ぶりながらマチがしっかりあるので実用的です。

【3-2】長時間のデスクワークに打ち勝つ、美しく快適なジャケパンスタイル

ジャケット¥99,000(ウールン商会)、シャツ¥32,000(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 表参道店)、パンツ¥56,000(ラグ & ボーン 表参道)、ピアス¥180,000(アルテミス・ジョイエリ)、ネックレス¥160,000(ウノアエレ ジャパン)、時¥2,650,000(DKSHジャパン)、バッグ¥360,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥105,000(ブルーベル・ジャパン)

残業覚悟で終日デスクに貼りつき。なんていう日も珍しくない、締めの年度末。立ったり座ったりを繰り返す日は、オフィスになじむきちんと感があることはもちろん、大前提。そのうえで、長時間着ていてもいかにコンフォートか、が課題となります。

キャリア女性らしいジャケット×パンツという洗練されたコーディネートは、まずは白ジャケットがカノコ風素材でストレッチ性に優れているところがポイント。ジャケットを着た日特有の〝肩ひじ張った感〟がありません。そしてジャケットを脱げば、シルク混シャツととろみクロップド丈ワイドという、まろかやな素材の掛け合わせ。上下ともに体のラインを拾いすぎない点も、大人の女性向けテクスチャーです。

色使いは、白×モカベージュ×黒というトリコロール・お仕事編といった配色。他人の印象に残りやすい上半身に明るい色、シュッと見せたい下半身に暗い色をもってくることで、女性らしいたおやかさが保てます。

第三者からのイメージと、自分の着心地のよさの両立が求められる、キャリア女性の仕事服。素材の吟味やちょっとした配色テクニックを覚えることで、多忙な日も美しく快適に仕事ができます。

【Coordinate Point】袖のまくりかたで見違える!

  • <おすすめ例>ジャケットスタイルの仕上がりを左右するのが、袖口の始末。まずはひじ部分を適度にひっぱり上げ、最初にジャケットの袖口をひと折り。次にシャツの袖口をジャケットの裏地部分に少し被せるような気持ちでひと折り。ジャケットとシャツのふたつの袖口がそろいすぎない〝適当感〟を出すことがポイント。
  • <NG例>ジャケットとシャツの袖口を同時にひと折りしてしまうと、無造作感が女性らしい余韻がなく、やや生真面目すぎる印象に。

【3-3】同僚や後輩から「いつもよりちょっと素敵」と思われる、春のジレ通勤

ジレ¥72,000(トレメッツォ)、ニット¥23,000(SANYO SHOKAI)、パンツ¥27,000(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 表参道店)、ネックレス¥210,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル各¥8,000(ファンエンパイヤ)、バッグ¥365,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥103,000(ブルーベル・ジャパン)

【ジレ×パンツ】ドレスコードがあるし、ある程度の限られたアイテムのローテーションになるので、どうしても毎日同じような仕事コーデに陥ってしまう…。と悩むキャリア女性も多いのではないでしょうか。

全身をガラリと変えなくても、同僚や部下から〝今日の●●さん、なんだかおしゃれ!〟なんて密かに思われるようなコーディネートがもっとできれば、理想的ですよね。そこで春のワードローブにぜひとも加えたいのが「ジレ」。細身パンツとの組み合わせは言うまでもないですが、加えて、ここ数年流行中のミディ丈スカートとも、相性抜群なんです。

春ニット×テーパードという春の王道パンツスタイル。もちろんこれだけでも成り立つのですが、どこか見慣れた印象も。ここにジレを一枚加えることによって、もう一歩上をいく〝ひと手間感〟が生まれ、コーディネート力が高まります。通勤で使いやすいのは、チェスターコートの腕部分を切り落としたような、フロントのデザインがシンプルなベージュ系。Iラインの強調やヒップ周りのカバーなど、スタイルアップに効果的なところも、ジレの長所です。

ジレ¥72,000(トレメッツォ)、ニット¥23,000(SANYO SHOKAI)、スカート¥17,000(SANYO SHOKAI)、ネックレス¥210,000(リンクス オブ ロンドン青山店)、バングル各¥8,000(ファンエンパイヤ)、バッグ¥365,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥103,000(ブルーベル・ジャパン)

【ジレ×スカート】パンツ合わせが定番と思われているジレですが、さらにこの春らしさを盛り込むなら、ミディ丈スカートとのコーディネートもおすすめです。というわけで、着回しをしてみました。ベージュのジレで包み込むことによって、白ニットとグレースカートのコントラストが優しく中和されます。裾のラインからインナーボトムの裾を少しのぞかせるたのがちょうどいいバランスなので、ジレとミディ丈スカートは、まさにベストな組み合わせといえるのです。

着こなしに物足りなさを感じるときこそジレを登板させて、忙しい日もおしゃれ上手という、今どきのキャリア女性を目指しましょう。

以上、アクティブに働くキャリア女性のためのコーディネート講座、いかがでしたでしょうか? 部下から信頼されつつ、やわらかく見え、頼りたくなる…そんなスタイリングで、心機一転のシーズンを乗り切っていきましょう!


■4:大人のキャリア女性の卒業式・入学式・PTAコーデ

お子さんのための特別な学校行事が重なる春や秋。「適度にきちんと見えて、かつ快適に動ける」が、母であるシーンのドレスコードの基本といえますが、「実際、学校行事に対応するのはどんなコーディネートだろう?」「どこまでのフォーマル感が求められるのだろう?」「行事のあと、仕事に行くのだけれど、職場で気を使われたくない」−−。家事や仕事が充実している日々のなか、さまざまな悩みがあるのではないでしょうか。

また、特別な行事がある日=たくさん写真を撮る日でもあるから、自分も満足するおしゃれをしていたい。同僚やママ友達など、周囲の女性たちにも〝素敵だな〟と感じさせたい。胸に秘めた自身のそんな気持ちまでも満たしてくれる、適切なコーディネートとは?

母としても女性としても輝ける、今らしいフォーマルコーディネートを、キャリア女性が愛読する雑誌で活躍するスタイリスト・城長さくらさんに、シーンごとの正解例を4つ、うかがいました。

【4-1】卒業式・入学式は〝浮かない、でも埋もれない〟フォーマルスタイルで

ジャケット¥70,000(YOKO CHAN)、ブラウス¥18,000(オンワード樫山<ベイジ,>)、スカート¥29,000(ADORE)、ピアス[18Kイエローゴールド×あこや真珠×ブラックスピネル]¥150,000・ネックレス[18Kイエローゴールド×あこや真珠]¥396,000(TASAKI)、バッグ¥192,000・靴¥74,000(JIMMY CHOO)

母としての一大イベントは、なんといっても子供の卒・入学式。ハレの日には、上下がピシッとそろったスーツが定番。校風が少し緩い学校では、プルオーバー×スカートなどのセットアップで臨むという大人の女性も、最近増えているようです。

卒・入学式のファーストプライオリティーである正装感をきちんと保ちつつ、適度なトレンド感やちょっとした個性を表現できる、今どきのジャケットスタイルとは?

卒・入学式スタイルの主役アイテムであるジャケットには、ツイード素材のジャケットを強くおすすめします。もともとフォーマルなイメージが強いツイード素材ですが、いま主流のツイードは素材に凹凸感があり、色味がさまざまにミックスされており、華やかな雰囲気を出すことができます。加えて抜け感が出るノーカラーやフロントのほつれ加工など、今どきな空気を盛り込んだデザインなら、ツイードって〝老け〟や〝かしこまりすぎ〟が気になって…と敬遠していた人も、心配なく着こなせます。

合わせた黒スカートは、ラップ風の前後差ミディ丈。ハイウエスト仕様でさらにウエストの中央にはVカッティングが。こんな細やかな設定で、ブラウスINしたときの腰回りのすっきり見えにも期待大! 家族でたくさん写真を撮ったり多くのママ友達と顔を合わせる日、こっそり無理のない、スタイルのきれいな女性になれます。

【Coordinate Point】エッジの効いたパール使い

ピアス[18KYG×あこや真珠×ブラックスピネル]¥150,000・ネックレス[18KYG×あこや真珠]¥396,000(TASAKI)

ハレの日アクセサリーは、今も昔もやっぱり品格漂うパールで。だからこそこだわりたいのが、そのデザインです。クリエイティブ・ディレクター、タクーン・パニクガルが手がける「TASAKI」のデザインパールで、フォーマルなジャケットスタイルに、エッジを加えて。〝おしゃれもちゃんとわかってるママ〟なんて、間違いなく家族全員の自慢です!

【4-2】脱・横並びを狙った春の黒でPTAなどの学校行事へ

ブラウス¥42,000(yoshie inaba)、スカート¥26,000(wb)、コート¥140,000(SANYO SHOKAI<マッキントッシュ ロンドン>)、ネックレス[ピンクゴールド×ダイヤモンド]¥600,000(ケイテン)、時計[ピンクゴールド×ダイヤモンド×ステンレス(時計裏側)]¥1,410,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥260,000(バリー 銀座店<バリー>)、靴¥73,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター<ポール アンドリュー>)

PTAの役員会や報告会などの学校行事の日は、きちんと見え配色といえば…のオール黒で。子供や先生の目線を重視した授業参観日には、ママ的制服色カラーといわれるネイビーや、明るい印象になれる白が好きという人も多く、それももちろん正解ですが、父母のみが参加する学校行事であれば、小物やディテールで洗練された印象を付与した黒スタイルで臨んでみてはいかがでしょう。オール黒という配色は、〝とりあえず着ています感〟と〝おしゃれをして着ています感〟の差が、歴然と出てしまう気の抜けない配色でもあります。ただ素材選びと全身のシルエットに気を配れば、こなれた雰囲気に仕上げることができます。ほかのお母様たちとの「紺かぶり」も防げて、一石二鳥。

春に着るオール黒は、軽やかさがその印象を左右します。ブラウスはエアリーなシルク100%で、タイトスカートは麻混素材。テンションの異なる素材の掛け合わせで、オール黒の中に〝トップスはふんわり、ボトムはシュッと〟というリズム感が生まれます。ブラウスは、胸元や腕を覆うような二枚仕様デザインのものを選んで。おしゃれに見せつつ二の腕を自然とカバーしてくれる、大人の女性の気持ちに寄り沿った一枚です。アイテム選びによってはのっぺり見えてしまう危険性もある黒ブラウスですが、こんなひとひねり利いたデザインだったら、ママとしても女性しても歓迎ですよね。

そしてはおり物には、正統派のベージュトレンチをセレクトして。黒とベージュの美人色コントラストが都会的な風を吹き込み、パッと見の洗練度がアップします。

【Coordinate Point:シンプル、小ぶり、ピンクゴールド】

ピンクゴールドのネックレスと時計

服がシンプルなぶん、コーディネートの完成度を上げるジュエリーにこそ、細やかな心配りを。華奢なロングネックレスとレザーベルトの時計、アイテム自体はシンプルめなものを選びますが、ポイントになるのはその色味です。地金をピンクゴールドで統一することによって、黒スタイルに、女性らしい華やかさや温かみが生まれるのです。

【4-3】ママ友とのランチ会ではトレンド感を重視、校内行事とはまた違う顔に

ブルゾン¥240,000(ザ シークレットクロゼット神宮前<シクラス>)、ブラウス¥52,000(コロネット<エリザベス アンド ジェームス>)、パンツ¥45,000(三喜商事<ピアッツァ センピオーネ>)、“ウノアエレ“のピアス¥48,000・“ワンエーアールバイウノアエレ”のバングル¥10,000(ウノアエレ ジャパン)、バッグ¥175,000(グローブ・トロッター 銀座<グローブ・トロッター>)、靴¥46,000(アマン<ペリーコ>)

ママ友とのランチやお茶会も、学校行事とは違った意味でおしゃれに気を抜けないイベントです。校内で顔を合わせるときよりも、ずっとパーソナルな空間で接するシーンなので、「普段はどんな服装をしているママなんだろう?」と、お互いのファッションをこっそり観察し合あう…なんてこともあるかもしれません。そんなときは、先生方や大勢の父兄の視線を重視した校内行事の日よりも、積極的に流行を盛り込んだ感度高めな春スタイルで、自信をもって出かけたいですよね。

トレンドアピールとして効果的なのは、旬カラーを投入すること。2017年の春なら、ずばりピンク! 特にピンクに多少なりともの懐かしさや抵抗感を覚える大人は、顔から離れたボトムで差すアプローチがおすすめです。さらに仕事、移動、買い物、育児という多忙な日常を考えると、スカートよりも動きやすいパンツが最適です。

ネイビーのレザージャケットを合わせることにより辛さを加味し、かわいくよりもキレよく、といった気持ちでピンクを着こなしてみましょう。インナーのレース付きブラウスは、シルク100%。ラグジュアリーな質感を挟むことで、高見えする大人の最新ピンクスタイルが完成します。

【4-4】仕事→ママ業の兼任日には、映えるオールインワンが味方に

ジャケット¥79,000(三喜商事<ストラネス>)、オールインワン¥42,000(ADORE)、ネックレス¥220,000(ウノアエレ ジャパン<ウノアエレ>)、時計¥830,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥148,000(グローブ・トロッター 銀座<グローブ・トロッター>)、靴¥73,000(セルジオ ロッシ カスタマーサービス<セルジオ ロッシ>)

例えば仕事後に、子供の学校や習い事の送迎へ。半日は女性として過ごし、半日は母親として過ごす、慌ただしい日。どうしても自分のおしゃれまで、気が回りませんよね。パッと簡単に着替えられて日中も動きやすい。その上仕事場や学校でも浮かない服って…。そんなときに頼りにしたいのが、オールインワンです。

もともと休日に着たくなるようなカジュアルなアイテムとして人気を博しましたが、最近は素材やデザインがきれいめなものが多く、通勤やオケージョンシーンでもおしゃれに着こなす人がグンと増えました。

トップスのブラウスは白で、ボトムのテーパードパンツは黒というベーシックな配色は、どんな場にもなじみます。そしてブラウスがパンツにふわっとかかっているようで、女性らしさもありながら、ウエスト周りのカバーもしてくれる秀逸デザインが、母目線では大歓迎。

ライトグレーのツイードミディ丈ジャケットをはおってきちんと感を高めれば、仕事場やママ友の目も無事クリアできてしまいます。

  • 【front】オールインワンの前から見た絵
  • 【back】オールインワンの後ろ姿

ブラウスの裾は、前がアシメトリーで後ろセパレート。シンプルな中に利いたちょっとしたデザイン性が〝おしゃれをしている〟という意識を高め、女性としてのモチベーションに繋がります。

以上、アラフォー女性の「母のシーン」での着こなしを4つ、お届けしました。品のよさと快適性を両立させたスタイリングで、多忙なシーズンを乗り切っていきましょう!


■5:大人の休日コーデは「配色」できれいになれる!

平日は忙しく働いて、慌ただしいままに辿りついた週末は、今度は母親業に奮闘したり、家族行事をこなしたり…。そして欲をいえば、ときどきは女性の時間を楽しむ、自分のための週末もほしい! 子供を持つ40代キャリア女性の一週間は、そんな思いを抱えながら、目まぐるしい速度で周っていますよね。

お子さんのいる働く女性にとっては、やっと来た週末も〝待ったなし!〟という、朝からフル回転の日だってあるかもしれません。でもせっかくならばその日の予定に合った休日スタイルを楽しみながら、自分自身もハッピーに心地よく過ごしたいものですよね。

その課題を解決するべく、キャリア女性誌で多くの役立つリアルコーデを手がけているスタイリスト・城長さくらさんに、あるあるシーンに基ついた働くママの休日コーデを提案してもらいました。

ママとしても女性としてもおしゃれを存分に楽しみながら、家族との充実した時間を過ごす。そんな休日がまた、月曜日からの大きな活力になります。

【5-1】家族全員でショッピングの日は、楽して着映えるカラースカートを

家族全員でショッピングの日は、楽して着映えるカラースカートを。〝カーレン〟のスカート¥94,000・〝アンドラ ニーン〟のイヤリング¥23,000(エストネーション)、ニット¥26,000(エイチ ビューティ&ユース<ジョンスメドレー>)、ブレスレット[上]¥50,000・[下]¥26,000(リンクス オブ ロンドン青山店<リンクス オブ ロンドン>)、バッグ¥117,000(ピエール アルディ 東京<ピエール アルディ>)、靴¥48,000(フィガロ パリ 東京ミッドタウン店<アレクサンドル バーマン>)

家族全員でお買い物へ出かけたり、ランチを楽しみたい日。出かける前は、子供を着替えさせるのと平行して自分の準備も…など、バタバタを極めるのもお約束。コーディネートを組むのが簡単、かつ出かけ先での動きやすさを前提にしながら、トレンドを上手に盛り込んだママコーデがしたい! そんな気持ちに応えてくれるのが、鮮やかなカラースカートです。

身にまとっている自分の気持ちも、周りの目もハッとするような、チアフルな魅力にあふれている、暖色系のスカート。数あるなかでも、初夏に向けておすすめしたいのが、マスタードイエローです。明るすぎないややこっくりとした色味を選ぶことで、「カラースカートは、かわいすぎる」「ふわふわした印象が苦手」と感じてしまう大人の女性でも、照れることなく着られます。

今回ご紹介している一枚は、リネン100%のプリーツスカート。子供の目線に合わせてしゃがんでもシワになりにくかったり、急に走り出した子供を追いかけるときだって、身のこなしが軽やか。ママの動作にスマートに対応してくれるミディ丈プリーツって、休日のお出かけに最適なおしゃれボトムなのです。

マスタードイエローのプリーツスカートにネイビーのニット、というコントラストをつけた色合わせも、またポイント。〝カラースカートには白トップス〟という王道配色もステキですが、ネイビーのような引き締め色を合わせることで、グッと洗練された雰囲気に。快適性とおしゃれを両立させたい休日スタイルに、ぜひカラースカートを投入してみてください!

【5-2】子供と屋外で過ごす日は、配色にこだわったきれいめデニムコーデで

子供と屋外で過ごす日は、配色にこだわったきれいめデニムコーデで。パンツ¥23,000(ゲストリスト<アッパーハイツ>)、共布ベルト付きコート¥46,000(ハウント代官山/ゲストリスト<HAUNT>)、ニット¥36,000(マディソンブルー ヘッドストア<マディソンブルー>)、ベルト¥16,000(yoshie inaba)、ネックレス¥53,000(デペッシュモード恵比寿本店<KYOKO HONDA NEW YORK>)、時計¥340,000(DKSHジャパン<ベダ&カンパニー>)、バッグ¥44,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター<ヴァジック>)、靴¥29,000(ドレステリア 京都店<ポルセリ>)

子供に付き添って公園へ出かけたり、野球やサッカーの応援へ行ったり。と、元気に動き回る子供と一緒にアクティブに過ごす日。まず何よりも優先したいのは、動きやすさです。そんなときに頼りたいのはやっぱりデニムの着こなし! という方も多いかと思いますが、ここで注意したいのは〝ご近所感が出ない〟装いに仕上げること。身軽さを第一に考えたデニムコーデなので、華やかな装飾や手の込んだ重ね着などはNG。結果、ずばり配色が鍵になるのです。

サックスブルーのノースリーブニットに、淡いブルーのハイライズデニムを合わせて。インナーの上下を漂うブルーでつなぐことで、清涼感のあるきれいめな印象を得られます。ノースリーブニットは、品のよさをキープできるハイゲージ。デニムは、ヒップ回りやモモが窮屈すぎないハイライズテーパード。配色のほかに素材やシルエットにも気を配って、カジュアルデーこそ、きれいめでおしゃれもわかっている女性を目指しましょう。

アウターに選んだのは、カーキがかったベージュの着流しコート。少し長め丈のコートをはおると、佇まいに程よい迫力が加わるという利点が。薄手の素材なので、風や動きで裾がひらっと翻って。そんなたたずまいも、デニムスタイルにこじゃれたニュアンスを加えてくれます。仕上げにちりばめた小物をホワイト系で統一したのも、デニムスタイルを清々しく見せる秘訣です。

【5-3】クリーンな配色でつくるマリンコーデで、ママ友とのランチ会へ

クリーンな配色でつくるマリンコーデで、ママ友とのランチ会へ。トップス¥32,000(ADORE)、パンツ¥28,000(サザビーリーグ<マザー>)、ピアス¥210,000(アルテミス・ジョイエリ<アルテミス・ジョイエリ>)、バングル¥85,000(ウノアエレ ジャパン<ウノアエレ>)、バッグ¥132,000(J&M デヴィッドソン 青山店<J&M デヴィッドソン>)、靴¥49,000(アマン<ペリーコ>)

さわやかな印象のホワイトデニムは、キャリアママの休日スタイルをちょうどよくカジュアルダウンしてくれる、実に頼もしいアイテムです。気持ちまで途端にダラけそうな、いかにもなカジュアルスタイルが苦手という人にも、積極的にはいてほしいのがこのホワイトデニム。

シャツ、Tシャツ、カットソーなど、あらゆるシルエットのトップスを合わせやすいのがホワイトデニムの強みですが、例えばママ友とのランチ会やお茶へ行くときは、一番の相棒といえるネイビーを合わせて、きれいめマリンコーデに仕上げるのはいかかでしょうか。春、そして初夏が訪れる度に登場する、キャリア世代にもすっかりおなじみのマリン。ちょっとしたデザイン性のあるアイテムで、鮮度よく見せることが大切です。

ADOREのマリントップスのショルダー部分

リネン素材のボートネックプルオーバーは、まず白のステッチがフレッシュな印象。そして両肩のリボン結びと着ると肩がちょこっとのぞくオープンショルダーがポイントに。上半身を女らしく演出してくれるこんなディテールが、レストランやカフェで座っているときも、友人たちからの目を引くことでしょう。

中で体が泳ぐようなややゆったりとしたシルエットも、上半身の華奢見せにひと役。セミストレートのホワイトデニムを合わせることでYシルエットがつくられて、狙わずしてスタイルアップが図れます。バッグと靴は、カジュアルすぎないレザー素材にしたのもこだわり。マリンコーデの美人度がグッと上がります。

【5-4】家族はお留守番!自分の時間を楽しむ日は、女っぷりよく

子供と旦那様はお留守番! 自分の時間を楽しむ日は、女っぷりよく。ブラウス¥68,000(ウールン商会<ペセリコ>) スカート¥48,000(アングローバルショップ 表参道<エリカ カヴァリニ>) ピアス¥94,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター<ソフィー ブハイ>) バングル¥70,000(リンクス オブ ロンドン青山店<リンクス オブ ロンドン>) バッグ¥106,000(JIMMY CHOO) 靴¥49,000(アノア<リビアナ・コンティ>)

今日は母としてではなく、ひとりの女性として楽しむ休日。女学生時代からの仲よしグループで出かけたり、昔の職場の仲間と再会したり。そんな日は、いつもよりトレンドを意識した感度の高いコーディネートで、家族と一緒の休日にはなかなかできないおしゃれを満喫するチャンスです。

まずトレンドアイテムとして取り入れたいのが、ハイウエストのベルテッドスカート。今年の春からジワジワと人気が高まり、夏に向けても注目すべきアイテムです。人気の理由は、なんといっても脚長効果、そしてお腹周りを視覚的にカバーしてくれるデザインです。何かと体型が気になる、特に下半身が…と悩むアラサー、アラフォーの女性に、大歓迎な流行アイテムなのです。

スカートはベージュ地に、青・黒・白のラインを重ねたトーンオントーンチェック。チェック柄は明度差を大きく取ったもののほうが大人っぽい印象になりますが、大胆な色使いも相まって、キャリア世代に似合う都会的なチェックスカートといえます。

トップスは、サンドベージュのノースリーブブラウスをIN。チェックスカートと色をリンクさせることで、コーディネートの完成度が上がり、おしゃれ上手な印象に。光沢感のあるシルク素材も、大人の女性の肌をツヤっぽく見せてくれます。

旬のおしゃれを楽しみながら、同時に体型カバーもこっそりと。一石二鳥の休日スタイルで過ごす時間が、友人の前では女性として、家族の元に戻ればママとしてのモチベーションを上げてくれます。

 

以上、お子さんのいる大人の女性の休日コーディネート技、いかがでしたでしょうか? 着心地よく動きやすいアイテムを使いながらも、「配色のバランス」に気を配ると、センスよく、きれいめに見せられることがわかります。運動会やハイキングなど、家族での休日おでかけが増える時季の、着こなしの参考になれば幸いです。


■6:白Tシャツは丸首でいく?Vネックにする?

ベーシックなアイテムを、いかにおしゃれに着こなすか。なかでもシンプルなビジュアルと着回し力が魅力的な白Tシャツは、ここ数年「白Tがあれば、初夏のおしゃれを乗り切れる!」などと謳われるほどに、アイテム自体が長期的なビッグトレンドとなっています。

それでは、ちょっとした襟元の開きのデザインやシルエットの違いなどで、世の中に無限に存在する白Tを、30代・40代の女性なら、どんな視点で選ぶのが正解なのでしょう? また、「普段着感」を出さないための着こなし方は? キャリア女性誌で、ベーシックな中に女らしさや今っぽさを盛り込んだスタイリングを手がけ続けているスタイリスト・城長さくらさんに教わります。

シンプルでごまかしが効かない存在だからこそ、大人の女性に合うものは限られてくる白Tシャツ。「客観的に見た自分に合っている」白Tシャツを選べる審美眼を磨いて、積極的に初夏の白Tコーディネートを楽しみましょう。

【6-1】「ラウンドネック」白Tシャツの着こなし

Tシャツ¥18,000(三崎商事<エルミダ>)、パンツ¥49,000(ASPESI 六本木<アスペジ>)、ピアス¥185,000(ストラスブルゴ<サイモン アルカンタラ>)、バングル¥45,000(コロネット<エリザベス アンド ジェームス>)、ストール¥18,000(スティーブン アラン トーキョー<スティーブン アラン>)、バッグ¥199,000・靴¥83,000(トッズ・ジャパン<トッズ>)

初夏に向けて湿度が気になる日などは、さらりとした着心地のラウンドネックの白Tシャツを、特に手に取りたくなります。ささっと着られる手軽さや肌に優しく当たる軽い素材感が、まさにその魅力。

各ショップでも多く見かけるアイテムですが、キャリア女性的セレクトポイントは、まず何よりも部屋着感がないこと。シンプルなデザインや薄手素材の白Tは、大人の女性が着る場合、ともするとのっぺり見えたり急激なOFF感が出てしまう可能性が…。そんな心配を払拭してくれるのが、このコーディネートでも使用している、ちょっとしたデザイン性が効いた一枚です。

ブラウスの裾

袖口と裾がカットソーのようなやや厚手の異素材になっていて、さらにその裾にハト目ボタンのワンポイントが。白T一枚をシンプルなコーディネートで着ることが増えるこれからの季節は、このようなさりげないアクセントが効果的に映ります。白Tを旬なコーディネートに落とし込むなら、カラーパンツ合わせがイチオシ。中でも鮮やかなカナリアイエローは、華やかなオーラや溌剌とした印象が目を引きます。

合わせたバッグとローファーにレザー素材を用いることで、きちんと感も後押し。白T自体にリラックス感があるからこそ、メリハリを効かせたコーディネートや小物の素材にこだわり女らしい表情を加えることが、キャリア女性らしいアプローチです。

【ラウンドネックVariation】どれもよく見ると〝!〟な、控えめデザイン。でも、あるとなしとでは大違いなディテールが、白Tにひとさじの女らしさをもたらしてくれます。カジュアルになりすぎずに、カットソー感覚で着られる3枚をご紹介します。

左/[コーディネート使用分]広めの開きが、女らしいデコルテを強調してくれます。身幅にゆとりがありさらに両サイドにスリットが入っているので、体型も選ばず着られます。¥18,000(三崎商事<エルミダ>) 中/フロントツイストがワンポイントになりつつ、お腹周りをカバーもしてくれるという、30代・40代の女性にうれしい設計。比較的短め丈のボックス型で、流行のボリュームボトムとも合わせやすい。¥19,000(wb) 右/襟ぐりと袖口と裾が、ロープ状のデザインに。シルエットは、緩やかに広がるAライン。細部にまでこだわったデザインで、きれいめ仕様。¥11,000(マックスマーラ ジャパン<ウィークエンド マックスマーラ>)

【ラウンドネックVariation】細身シルエットのプレーンな白Tは、来たる夏に向けて何枚もスタンバイさせておきたい。平日は例えばサマージャケットの下に、休日はゆるっとボトムに合わせて。ときには主役に、ときには脇役に。と、あらゆるコーディネートでマルチに活躍します。

左/カジュアルすぎは苦手という人は、長め袖を。身頃も細身&長めのシルエットで、きれいめヘルシーにキマります。¥19,000(コロネット<アバティ>) 中/肩周りがやや小さめのデザインで、コンパクトな上半身に仕上げてくれます。女らしいフレアスカートにINしたい。¥17,000(三喜商事<ステファノ モルタリ>) 右/キッズブランドとしても人気の「プチバトー」。親子で白Tコーディネートを楽しむなんていうのもおしゃれ! ¥2,500(プチバトー・カスタマーセンター<プチバトー>)

【6-2】「Vネック」白Tシャツの着こなし

Tシャツ¥6,800(エストネーション<オーラリー>)、ジレ[共布ベルト付き]¥56,000(チェルキ<トモウミ オノ>)、スカート¥48,000(yoshie inaba)、バングル各¥197,000・リング各¥225,000(ポメラート・ジャパン<ポメラート>)、バッグ¥233,000・靴¥93,000(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン<ロジェ ヴィヴィエ>)

洗いをかけたようなナチュラルな風合いのVネックの白Tシャツ。白Tブームのここ数年は、休日トップスとしてだけではなく、平日トップスとしても着回すのがすっかりスタンダードとなっています。V開きには、遠めで見るとコーディネート全体に抜け感をもたらしてくれたり、近くで見ると顔のラインをシャープに見せてくれたり。と、大人の女性にもうれしい効果が。

Vネックの白Tシャツを一枚で。ではちょっと心許なくて…、と感じるときにオススメしたいのが、今回提案しているジレとレイヤードした着こなしです。TシャツのV開きによって顔周りはすっきりと見せながら、コーディネートに深みが生まれるジレ合わせ。どうしてもトップス一枚×ボトム一枚という単調な合わせが続いてしまう初夏に取り入れることで、いつも同じ印象に陥りがちな装いに幅が出ます。

スカートは、裾の透け感が見ためにも涼しげなミディ丈のカットワークレース。ジレとスカートで縦ラインがダブルで強調されることによって、グッとスタイリッシュな印象に仕上げてくれます。白・ベージュ・ネイビーという仕事向きトリコロールカラーでまとめると、白Tコーデが、キャリア女性にふさわしい洗練された雰囲気に。

【Coordinate Point】ポメラートの「マーマ ノンマーマ」を楽しく重ねて
初夏につけたくなるのは、華やぎ気分が高まるカラーストーンのジュエリー。ポメラート発のジェムストーンのバングル&リングは、プチッとついた天然石と地金のローズゴールドの組み合わせが、手元を上品に彩ってくれます。いくつか重ねづけすることで、大人の女性の遊び心が表現できます。白Tコーデに品格を加える存在として、手に入れたい!

ポメラートの「マーマ ノンマーマ」バングル各¥197,000[上から:ローズゴールド×ムーンストーン、ローズゴールド×ロンドンブルートパーズ、ローズゴールド×ペリドット]・リング各¥225,000[右から:ローズゴールド×ムーンストーン×ダイヤモンド、ローズゴールド×ロンドンブルートパーズ×ダイヤモンド](ポメラート・ジャパン<ポメラート>)

【VネックVariation】品のよさが売りのちょこっとV開き、こなれ感が出る深めのV開き。微差で印象が変わるから、自分に似合う開きの一枚を見つけたい。やや透け感のある薄手のVネックTシャツは、中に黒やネイビーなどのダーク色のタンクトップを入れて、それをあえて透かせて着こなしても。

左/[コーディネート使用分]ジャパニーズブランドの一枚とだけあり、日本人女性の体型を熟考したシルエットと着心地。¥6,800(エストネーション<オーラリー>) 中/真っ白すぎないオフ白だと、都会的な大人カジュアルが実現します。夏本番も頼れる、薄手でつるんとした着心地。¥6,600(ロンハーマン<ロンハーマン>) 右/フロント部分のみをボトムにハーフIN。ラフな気持ちをもちながら、オーバーサイズめで着るのが今っぽい。¥11,000(スリードッツ青山店<スリードッツ>)

以上、今絶対に持っていなくては! という白Tシャツとその着こなし術をお届けしました。

ラウンドネックにするか、V開きネックを選ぶか。シルエットはどうするか。一見同じように見える白Tですが、細かいデザインや生地の厚さで、印象は異なります。自分に似合う、これぞという一枚を選んでおしゃれに着こなしていきましょう。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2017.10.7 更新
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クレジット :
撮影/坂根綾子 スタイリスト/城長さくら 構成/岩附永子